塩野目 尚 院長、塩野目 桃子 先生の独自取材記事
minanoba相模原 塩野目こどもおとな歯科
(相模原市南区/小田急相模原駅)
最終更新日:2025/06/05

小田急相模原駅から徒歩9分の商業施設1階にある「minanoba相模原 塩野目こどもおとな歯科」は、2025年4月に新規開業。太陽光が差し込む高天井の院内は開放感にあふれ、優しい木目調に温かみを感じる。同クリニックを率いるのは、補綴分野で研鑽を積んだ塩野目尚院長と、日本小児歯科学会小児歯科専門医の塩野目桃子先生。夫婦で幅広い診療を提供する、子どもから高齢者まで家族みんなで通えるクリニックだ。土日診療、バリアフリー設計といった患者の通いやすさへの配慮や、子どもが楽しく過ごせる工夫が随所に施されている。さらに尚院長と桃子先生の朗らかな人柄が、クリニックの明るい雰囲気を演出しているのだろう。患者の気持ちに寄り添った診療を大切にする2人に、クリニックのこだわりを聞かせてもらった。
(取材日2025年5月8日)
想いに寄り添う治療と誰もが通いやすい工夫
すてきな内装ですね。院内のこだわりはありますか?

【尚院長】ありがとうございます。全体的にアットホームな雰囲気になるようやわらかい白や明るい木目調といった優しい色をあしらいました。天井も高いので、患者さんには開放感を感じていただけるのではないでしょうか。診療室は半個室にして、プライバシーを守れるよう配慮しました。また、バリアフリー設計にしたので、車いすやベビーカーをご利用の方も安心してご来院いただけます。
【桃子先生】 院名で「こどもおとな歯科」とあるように、お子さんが通いやすいような造りを意識しています。治療中に気が紛れるよう、小児歯科用の診療室の天井にテレビを設置しました。また、お子さんがワクワクしながら治療に向かえるように、内装などをアップデートしていく予定です。
どのようなクリニックをめざして開業されたのですか?
【尚院長】患者さんの希望に寄り添った治療を行うこと、患者さんの口腔機能を向上させて健康寿命を延ばすこと、患者さんに笑顔でお帰りいただけるような対応は、当たり前に取り組むこととして捉えています。それに加えて私は、歯科衛生士や歯科助手といったスタッフが、日々の業務を楽しみながら、責任を持って取り組むことのできる職場環境をつくりたいと考えています。
【桃子先生】一人ひとりの想いに寄り添った丁寧な診療を大切にしています。小児歯科では特に、親御さんとのコミュニケーションも大切です。ゆっくりでもお子さんが環境に慣れてから治療を進めたい方もいれば、お仕事をされており早く治療を終わらせたい方など、ご要望もさまざまです。その想いをくみ取れるよう心がけています。
患者層や主訴に特徴はありますか?

【桃子先生】ファミリー層が多いです。小児歯科ではお子さんと親御さんが同じ時間に診療されるご家族もいらっしゃいます。また、当院ではホワイトニングを行っていますので希望される方も多いですね。当院では患者さんのお悩みや口腔内の状況に合わせてホワイトニングもご相談を受けつけています。
【尚院長】これまで他の歯科医院さんに通われていて、より近くに当院ができたことをきっかけに定期検診希望で訪ねてくださる方が最も多いように感じます。これまでの治療の質が良く、デンタルIQの高い方が多い地域だと実感しています。
幅広い悩みに対応する診療と小児歯科専門医による診療
診療面における強みを教えてください。

【尚先生】すべての歯が失われている場合の総義歯はもちろん、大学病院で専門的に取り組んできた部分床義歯に関する治療も得意としています。部分床義歯は、残っている自分の歯を活用しつつ、入れ歯装着後の咬合調整が必要となるため、噛み合わせの治療にも力を注いできました。その経験から、どの年齢層の患者さんでも噛み合わせをしっかり見るようにしています。噛み合わせの問題は消化不良や栄養不足などを引き起こすため、食事をよく噛むことができるよう早期に改善することが大切。健康寿命の延伸にもつながるので、注視しています。また、以前分院長を務めていたクリニックでは幅広い診療に携わっており、勉強会で学んだ治療を柔軟にトライさせてもらえた経験も、現在の診療に生きています。
小児歯科専門医である桃子先生による小児歯科も大きな魅力ですね。
【桃子先生】先ほど親御さんとのコミュニケーションについてお話ししましたが、お子さんに対してもその日に行う治療についてきちんと説明し、意思を確認することを欠かさないようにしています。そうすることで、本人の治療へのモチベーション向上につながるように感じています。また、妊娠中や出産後のお母さんには、お子さんの歯が生えたら来院してくださいとお声がけしています。早いお子さんだと6ヵ月ほどで下の歯が生えてきます。初めての経験で歯磨きの仕方がわからない親御さんに指導して一緒に練習したり、フッ素の塗布を行ったりすることにも対応しています。小さな頃から定期的な検診やクリーニングを受けていただくことで、歯の成長だけでなく噛み合わせやお口の機能全体の発達も継続的にフォローできるため、将来の虫歯や歯並びの問題を予防することにつながります。
診療を行う上で、どんなことを心がけていますか?

【尚院長】痛みをできるだけ軽減し、治療への怖さを和らげられるよう心がけています。例えば歯を削っている時に、患者さんの眉や表情に変化がないか、また手に力が入っていないかなどを見て、痛みを感じていないか、よく確認すること。麻酔をする時には、多少オーバーに感じられるくらいしっかりと声がけを行うようにしています。表面麻酔を行った上で、恐怖感が強い方には電動麻酔や注射針の太さの調整を行っています。
【桃子先生】楽しくリラックスした雰囲気の中で治療を受けていただけるよう環境への配慮は欠かしません。天井にあるテレビでは、幅広い年齢のお子さんに見ていただけるよう、音声がなくても映像だけで楽しめるようなアニメを流しています。
土日も診療。将来的には地域から頼られる歯科医院に
患者さんの通いやすさも重視されていますね。

【桃子先生】お仕事が忙しく平日に来られない方も多いでしょうし、周辺には日曜休みのクリニックが多いので、どなたでも通いやすいように土曜と日曜も診療を行っています。また、ウェブ予約システムは初診時から利用いただけます。ふと「歯医者さんに行きたい」と思った時、わざわざ電話をかけるのは少し面倒に感じますよね。ちょっとした時間に簡単に予約を取っていただけるといいなという思いから、導入しました。
お二人が歯科医師を志されたきっかけと、これまでのご経歴を教えていただけますか?
【尚院長】父が歯科医師であり、実家の隣で歯科医院を営んでいました。幼い頃からこの仕事が身近で、自然と同じ道を歩むものだと思っていましたね。日本大学大学院卒業後、付属歯科病院で部分床義歯を専門に経験を積み、埼玉県川口市のクリニックで分院長を務めていました。
【桃子先生】幼い頃に矯正をしており、担当の歯科医師さんがすてきな女性で憧れていたことをきっかけに小学生頃から歯科医師を志しました。主人と同じ大学院卒業後、付属歯科病院の小児歯科学講座を経て、複数のクリニックで勤務し現在に至ります。小児歯科を専門としたのは、子どもが大好きなことに加え、成長を一緒に見ていけることに魅力を感じたことや、矯正や咬合誘導を行うことで、健やかな成長をサポートしていきたいと思ったためです。
今後のご展望をお聞かせください。

【尚先生】各分野を専門的に学んできた歯科医師を増やし、患者さんの治療内容に合わせて診療を行えるような体制を築きたいです。それに伴い、ユニット数を増やし、治療ごとに使い分けたいと考えています。「ここに来れば、専門性の高い治療をしてもらえる」と認知していただけるようなクリニックをつくりたいです。
読者や地域の方々へのメッセージをお願いします。
【桃子先生】楽しく通っていただけるクリニックづくりに努めていきたいと思います。お子さんの歯が生え始めたら、ぜひいらしてくださいね。
【尚院長】患者さんとじっくり向き合い、お口の健康に関する悩みや不安を丁寧に伺って適切な治療計画をご提案し、一緒に健康な歯をめざしていきたいと思います。お気軽にご相談ください!
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/30万円〜、成人矯正/70万円~、ホワイトニング(初回)/1万5000円、ホワイトニング(2回目以降)/1万3000円