全国のドクター14,035人の想いを取材
クリニック・病院 156,464件の情報を掲載(2025年12月24日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 調布市
  4. 布田駅
  5. 染地三丁目クリニック
  6. 畔越 陽子 院長

畔越 陽子 院長の独自取材記事

染地三丁目クリニック

(調布市/布田駅)

最終更新日:2025/10/23

畔越陽子院長 染地三丁目クリニック main

多摩川にほど近い染地の住宅地に「染地三丁目クリニック」はある。院長の畔越陽子先生は、この地に10年以上暮らす住民でもあり、前院の閉院を機に同じ場所で開業を決意した。「患者さんの尊厳に関わる排尿の問題を大切に診ていきたい」と泌尿器科を選んだ畔越院長。女性医師として、なかなか相談しにくい女性の尿失禁や頻尿の悩みに寄り添っている。AIを搭載したエックス線を導入するなど先進技術も積極的に取り入れながら、土日診療で地域の幅広いニーズに応える。「困ったらまず染地三丁目クリニックに行こう、と思ってもらえる存在になりたい」と穏やかに語る畔越院長に、開業への思いや診療にかける姿勢について聞いた。

(取材日2025年9月19日)

女性泌尿器科医として地域とともに歩む

医師をめざしたきっかけや泌尿器科を選んだ理由を教えてください。

畔越陽子院長 染地三丁目クリニック1

幼い頃、足をけがしたことがありまして、だいぶ化膿してしまって非常につらい思いをしていたんです。その時に親に連れて行ってもらった病院での処置のことが記憶に強く残っていて。その後将来を考える場面でその出来事を思い出し、医師になって人の役に立ちたいと考えるようになりました。泌尿器科を選んだのは、内科的なお薬の治療や手術、その他処置まで一人の患者さんを責任持って最初から最後まで診ていけるところが、自分に合っていると思ったからです。特に排尿関係の疾患はその人の尊厳に関わるところですので、そういった点を大切に診ていきたいなと思いました。大学院では血管機能の研究をして、腎臓や全身の血管機能をどのようにしたら良くなるのかというところを研究していました。

なぜ開業先に染地を選ばれたのですか。

この地域に10年以上住んでいるのですが、たまたま前のクリニックの先生が、ご高齢のために閉じることを決心されたという話を地元の方から聞きまして。そこで、その後のテナントをそのまま使わせてもらえないかとお話をさせていただきました。開業するなら、なじみがあるこの地で地域貢献をしたいという想いがありましたので、とても良いタイミングに地元で開業できて良かったです。

地域の特徴と来院される患者層についてお聞かせください。

畔越陽子院長 染地三丁目クリニック2

このエリアは多摩川まで歩いてすぐの自然が豊かなところで、昔から団地や公団があったり、マンションがあったりします。昔からのコミュニティーがそこにあるんですけれども、最近近くの団地で建て直しも行われて新しいファミリー層が入ってきています。いろんな世代が住んでいて、活気があるのが魅力的な地域です。当院に来られる患者さんは、65歳以上の方がメインです。前院に通われていた患者さんも多いですね。ほとんどの患者さんはこの地域の方々で、私自身も地域の方々が安心して暮らせる町づくりの一端を担うかかりつけ医になりたいと考えています。駐車場が4台ついているので、他のエリアの方で女性泌尿器科医を希望される患者さんが車で見えることもあります。

一般内科から専門的な泌尿器科症状まで幅広く対応

クリニックの診療方針を教えてください。

畔越陽子院長 染地三丁目クリニック3

当院は主に内科と泌尿器科をメインに診療していますが、そこだけにこだわらず、健康のトラブルや悩みなら何でも相談できるクリニックをめざしています。体調が悪くても、どこの診療科で診てもらえばいいかわからなかったり、受診に敷居の高さを感じて受診が遅れてしまったりするケースもあるんです。当院は泌尿器科と内科で開業していますが、専門外の症状の患者さんがいらっしゃっても断ることはせず、初期治療や初期検査を行って、必要があれば専門的な病院へつなげています。地域の方が医療を受ける際に、最初に相談できる窓口として貢献していきたいです。また月経の相談や緊急避妊など、女性特有のトラブルにも臨機応変に対応しています。緊急避妊は、72時間以内にお薬を飲み着床を防ぐためのものです。そういった急なトラブルにも対応できるよう、土日の診療も行っています。

内科と泌尿器科ではどのような診療が受けられますか。

内科は一般内科として、風邪症状から生活習慣病まで網羅的に診療します。泌尿器科では尿管結石の患者さん、女性の尿失禁、頻尿のご相談、男性の前立腺肥大症の相談が多いです。お子さまだと、夜尿症の相談と男の子の陰部がかぶれたりする炎症ですね。内科で生活習慣病の治療をするついでに、泌尿器科の診療を受けることもできるので、泌尿器科に抵抗がある方でも気軽に相談できるのが強みです。

女性の泌尿器科医ならではの泌尿器科治療の強みもありますか。

畔越陽子院長 染地三丁目クリニック4

女性の方は、プライベートパーツのトラブルなどを男性医師になかなか言えないところがあると思うので、それが同性の医師だとお悩みへの理解がしやすく、相談もしやすいのではないかなと思います。特に女性泌尿器という分野、尿失禁とか頻尿に関しては女性医師に診てほしいという人が多いように思います。産後の尿失禁のことで相談に見える人もいます。尿失禁と思っていても実は危険な病気が隠れていることもあるので、専門の医師としてそういった危険なものを確認した上で診断をつけるようにしています。薬を処方するだけでなく、症状を軽減するためのトレーニング方法も指導し、トレーニングのモチベーションを保つためのフォローも行っています。もちろん生活習慣病など内科的な慢性疾患でも、患者さんが継続して治療を続けられるよう、丁寧でわかりやすい説明と患者さんとの信頼関係づくりを大切にしています。

地域のかかりつけ医として何でも相談できる存在に

エックス線装置などは先進の物を導入されているそうですね。

畔越陽子院長 染地三丁目クリニック5

はい。当院ではAIを搭載したエックス線装置を導入しています。医師の経験による診断にAIの精密な視点をプラスで入れることで、より患者さんに安心していただけるようめざしています。AIを搭載したエックス線装置が特に活躍するのは、胸部エックス線撮影で病変を確認する際です。当院は高齢者の方の健診が多いので、がんだったり肺炎だったり見落としてはいけない疾患の早期発見に役立ちます。さらに当院では、骨密度が測定できる設備もご用意しています。女性は閉経後、骨密度が減少しますので、内科でも健診でも来た時に骨密度の測定をできるようにして、治療の必要があれば治療開始や整形外科への紹介するようにしています。骨密度が気になる方は、気軽にお声がけください。

これから地域でどのような存在になっていきたいですか?

地域の皆さんにとって、「困ったらまず染地三丁目クリニックに行こう」って思ってもらえるようになりたいですし、家族みんなで通ってもらえるようなクリニックにしていきたいです。血圧、生活習慣病など疾病の治療のみをするというより、ここに来て医師と話すことで健康に対する理解を深めて、より長生きして健康になっていくような、そんな存在になりたいですね。例えばご高齢の方の場合、薬の種類が多かったりいろんな科からいろんな薬をもらってまとまりがつかなくなっているケースも少なくありません。そこで薬の整理や、いる薬いらない薬などを説明し、それぞれの症状をバランス良く改善できるような見極めにも力を入れています。西洋医学だけにこだわらず、漢方を組み合わせるなど、患者さんの症状や要望に合わせたオーダーメイド的な処方も心がけています。

読者へのメッセージをお願いします。

畔越陽子院長 染地三丁目クリニック6

これまでの経験から、些細な症状から大きな病気が隠れていたケースも診てきました。皆さんには、病院は怖い所や痛い所ではなく、健康の悩みを安心して相談できる所と思っていただき、ちょっとした症状でも気軽に来院してほしいです。私自身も勉強会や論文など常に知識をアップデートし、その時一番新しい治療内容を患者さんに共有していくつもりです。診療科目問わず、患者さんに有益なものをできる限り取り入れて地域に貢献していきたいと願っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

月経相談/4300円、緊急避妊薬(診察料含む)/5000円

Access