小俣 諒人 院長の独自取材記事
けやき歯科読売ランド前分院
(川崎市多摩区/読売ランド前駅)
最終更新日:2025/05/08

読売ランド前駅に2025年3月に開院した「けやき歯科読売ランド前分院」小俣諒人院長は、父が歯科医師という環境で育ち、同じ道を選んだという。本院の「けやき歯科」で研鑽を積み、分院開院と同時に院長に就任。一般歯科から高度なインプラント治療についても経験を積む一方、自ら「親しみやすさには自信があります」と言うように、気さくな人柄と楽しい語り口がトレードマークだ。子どもの患者にも人気があり、小俣院長に会うのを楽しみに通院するという子もいるそうだ。何でも相談しやすい雰囲気を生かし、歯科クリニックから足が遠のいている人や、歯科治療が苦手という人にもぜひ来てほしいと話す。そんな小俣院長に、同院の特徴や、院長としての思いなどを詳しく聞いた。
(取材日2025年4月16日)
駅前に開院。通いやすさと幅広い診療が特徴の歯科
こちらの成り立ちを教えてください。

本院で多くの患者さんに来ていただけるようになったのですが、お待たせしてしまったり、新しい患者さんを受け入れられなかったりということも生じていたので、より多くの患者さんのニーズにお応えできるように、拡充する形でできたのが当院です。ですから、基本的に診療内容や診療体制も本院と変わりませんので、今まで本院のほうに通院されていた患者さんにも安心して来ていただけると思います。スタッフも本院と分院を行き来しています。もちろん新しいクリニックですので、エックス線や歯科用CT、診療ユニットなどの設備は先進の物を導入していて、設備が整ったオペ室もあり、インプラント治療など専門性の高い治療も行えます。まだスタートして間もないですが、幅広い年代の患者さんに来ていただいています。
院長に就任されるまでの経緯を教えてください。
父が歯科医師で、開業医ではなかったため、直接仕事をする姿は見ていなかったのですが、日常の中で歯科治療などについて知る機会が多く、自然に父のようになりたいなと感じるようになり、同じ道を進みました。神奈川歯科大学卒業後は、母校の付属病院の歯周病科で研鑽を積み、その後、本院である「けやき歯科」で一般歯科、小児歯科、インプラント治療など幅広く診療に携わっていました。本院には各分野の専門家がいるので、義歯専門の先生にアドバイスをしてもらったり、口腔外科出身の先生に抜歯について教えてもらったりしていましたし、何より佐々木航院長先生がインプラントの専門家なので、いろいろ教わってきました。
実際に院長となって、いかがですか?

やはり、自分が主体となって、責任を持って対応していかなくてはならないので、それは緊張しますね。責任は重いですが、良い経験をさせていただいているなと今、思っています。院長として配慮しているのは、楽しい雰囲気のクリニックにしたいということ。患者さんに快適に過ごしていただくのはもちろん、スタッフもここで働くと楽しいという雰囲気をつくりたいと考えて、みんながフランクに話せるような環境を心がけ、できるだけコミュニケーションを取るようにしています。
小児歯科からインプラントまで、多様なニーズに応える
子どもの患者さんも多いそうですね。

そうですね。駅前ということもあり、小さいお子さんや若い世代の患者さんにも多く来ていただいています。お子さんに対して一番気をつけているのは、「歯医者さんは怖くない」と感じてもらうことですね。怖いとか、暗いとか、嫌な所というようなマイナスイメージを感じて、歯科クリニックに来なくなってしまったら元も子もないので、そこには気配りしているつもりです。幸い、僕はお子さんにも親しみやすいと思ってもらえるようで、歯科が苦手というお子さんが、「先生に会えるのを楽しみに通院するようになった」と言われることもあるのですよ(笑)。また保護者の方にもしっかり向き合って、どのような治療を行ったか、ご家庭ではどのようなケアが必要かといった説明を行っています。仕上げ磨きのアドバイスをすることも多いですね。
患者さんと接する上で心がけていることを聞かせてください。
患者さんと目と目を合わせて、しっかりと向き合うこと、そして、患者さんが一番困られていることを聞き出すこと、常に患者さんファーストであることを心がけています。スタッフには、丁寧に対応することはもちろん、患者さんの訴えをできる限り聞いてほしいと伝えています。表情などもよく見て、主訴以外にも、患者さんが困られていることはないか、気にされていることや本音などを聞き出してもらいたいと思っています。また、歯科医師やスタッフのコミュニケーションがよく取れていて、院内全体が和やかな雰囲気であれば、それが患者さんにも伝わり、多くの方に信頼されるようになるのだと思います。逆に、スタッフが間の雰囲気が良くない場合も、どうしても患者さんにも伝わりますよね。ですから、和やかでリラックスできる雰囲気というのを大切にしていきたいと思います。
患者さんとの印象的なエピソードなどがあれば教えてください。

本院で診療に携わり始めてすぐの頃、インプラント治療を担当したことがあったのですが、治療後患者さんにとても喜んでもらえました。感謝の言葉をたくさんいただけて、こちらもうれしくなりましたね。まだ、インプラント治療を手がけ始めた頃でもあったので、印象に残っています。そして、やはり歯を失い、よく噛めないということは患者さんにとってはとてもつらいことであり、それを補うことを目的とするインプラント治療というのは有意義な治療だなと改めて思いました。そんな経験もあり、インプラント治療の勉強を続けてきましたし、これからも積極的に取り組みたいと思っています。
最近、気になっていることはありますか。
男性、女性を問わず、歯の根元が知覚過敏になっている方が多いように感じます。お話を聞くと歯ぎしりや食いしばりのある方が多いのですが、ストレスも関係しているかもしれませんね。現役世代の患者さんも多い、駅前のクリニックとして注意が必要だなと感じています。
歯科が苦手な人も受診しやすい気軽な雰囲気を大切に
先生のプライベートな面も少し教えてください。

出身は東京都大田区ですが、父の実家が山梨県ということもあり、自然が好きで、よく田舎に出かけています。昆虫採集や釣りが好きで、昆虫採集は20年以上続けていて、特に好きなのはクワガタです。寺院巡りも好きで鎌倉などにもよく行きます。父とは、一緒に働いたことはありませんが、同じ職業というところで学ぶことは多いですね。何を聞いても答えてくれる生き字引のようなところがあり、経験は強みだなと思います。最近、言われたのは、やはり歯科医師としての腕が伴わないと患者さんはついてきてくれないぞということ。「口だけでなく(笑)、ちゃんと診療技術を磨くように」とアドバイスされました。
今後に向けて展望を聞かせてください。
開院したばかりで、これから、地域の皆さんに役立てるような歯科クリニックに成長していくことが一番の目標です。患者さんにここなら来やすい、働くスタッフにもここなら働きやすいと思ってもらえるようなクリニックにしていきたいですね。特に思っているのは、歯科クリニックが今まで苦手だった方や、足が遠のいてしまっていた方に、思い切って来ていただきたいということ。少し間が空くと受診しにくいとか、何か言われるのではないかと心配される方もいらっしゃるかと思いますが、当院ならば、フランクな感じで、気軽に来ていただけるのではないかと思います。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

僕は、自分のアピールポイントは、親しみやすく、気軽に相談していただけることだと思っています。親しみやすさには自信がありますので(笑)、今までなかなかクリニックになじめなかったという方にもぜひ来ていただきたいですし、クリニックが苦手なお子さんもぜひ一度来てもらって、雰囲気を見てもらえればと思います。そして、治療にあたっては、常に「自分の家族に治療するなら、どのような治療を選ぶだろうか」と考えながら、その考えを患者さんの治療に反映させています。「ここに来て良かった」と思っていただけるように、スタッフ一同、お口の中の健康に向き合っていきますので、ぜひ気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/30万8000円~