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衛藤 明子 院長の独自取材記事

あきこ天神クリニック

(福岡市中央区/天神駅)

最終更新日:2025/06/12

衛藤明子院長 あきこ天神クリニック main

福岡市の中心市街地である天神に、2025年2月に開業した「あきこ天神クリニック」。天神地下街東8番出口そばに立つビルに入居し、天神駅・天神南駅・西鉄福岡(天神)駅から好アクセス。院長の衛藤明子先生は、20年以上大学病院などで研鑽を積んだ日本形成外科学会形成外科専門医で、主に体表面の創傷や異常、腫瘍、再建など幅広い診療をしてきた。また、デリケートな外見の悩みに対応すべく、一人ひとりに寄り添ったケアを大事にしている。「患者さんが少しでも前向きに生活できるような、心にも寄り添った診療を心がけています」と穏やかな笑顔を見せる衛藤院長に、患者への思いやクリニックの強みなどについて詳しく聞いてみた。

(取材日2025年4月1日)

患者のQOLを支える形成外科はやりがいのある仕事

まずは先生のご経歴やご専門を伺います。

衛藤明子院長 あきこ天神クリニック1

私は熊本大学医学部を卒業後、福岡大学病院に入局し20年以上勤務してまいりました。外科は通常、心臓や脳などの臓器によって専門が分かれるのですが、形成外科は診療する範囲が幅広いのが特徴です。頭から足の先までの体表面に関する手術や治療をするのが主な仕事で、例えば、傷や傷跡、腫瘍などですね。先天性の異常も含まれます。福岡大学病院は、中でも乳房再建に力を入れていまして、私もその分野に携わってきました。あとは、眼瞼下垂など目の周りの手術も専門にしていて、そちらもこれまで多くの臨床を重ねてきました。経験を重ねる中で見た目の変化は患者さんの精神的な部分にも関係していることを強く感じ、治療をすることで、その方がポジティブな気持ちになるような診療を心がけています。大学病院などでの経験を生かし、患者さんにとって、より身近な存在になりたいですね。

医師をめざした理由をお聞かせください。

私の父が外科医だったので、医師という職業は幼い頃から身近な存在でした。ですから、自然な流れで医師が将来の職業の選択肢に入っていたと思います。それと、私の母が長い間闘病していたんですね。そんな母の姿を子どもの頃から見ていたものの、どういう状況かはわからない。それをもっと詳しく知りたいという思いが芽生えてきて医療の道に進もうと考えるようになりました。その中でも形成外科を選んだのは、私が昔から刺繍や裁縫などの細かい作業が好きだったからです。とはいえ、形成外科医は必ずしも細かいことばかりをするわけではないのですが。大学病院でさまざまな経験をさせてもらったおかげで、今こうして患者さんのお役に立てることをうれしく思います。

形成外科ではどのような診療を行うのでしょうか?

衛藤明子院長 あきこ天神クリニック2

形成外科は体表面の病気や欠損を扱います。わかりやすく言うと、見た目に分かる疾患をいかにきれいに治療するか、を追求する所ですね。あとは生まれつき指が多い・くっついているとか、口唇口蓋裂という口唇がつながっていないといった先天性の疾患も対象となります。さらに高齢化社会が進んだことにより、寝たきりの方に起こりやすい褥瘡(床ずれ)や、糖尿病が原因による足のケガや壊死など、いわゆる「難治性潰瘍」と呼ばれるものの管理も形成外科では多く扱うようになってきました。形成外科と聞いてもピンと来ない方が多いですが、実は皆さんにとって身近な存在なのではないかと思います。

クリニックだからこそ実現可能な幅広い診療

こちらのクリニックの強みについてお聞かせください。

衛藤明子院長 あきこ天神クリニック3

患者さんに合わせて、保険診療と自由診療を使い分けられるところが、やはり強みなのではないでしょうか。大きな病院はなかなか自由診療を取り入れるのが難しく、自由診療を希望する患者さんには別のクリニックを紹介しなければなりません。ですが当院ですと患者さんがあちこち通院しなくて済むため、負担が少ないと思います。すべての治療を顔なじみの医師にしてもらいたいという患者さんは多いので。もちろん入院を伴う手術や、他の科との連携が必要な手術は大きな病院にご紹介しています。また、当院の設備に関しては、私が実際に試してみて良いと思ったものや安全性に配慮できているものだけを導入しています。私自身が納得したものだけを厳選しているため、その点もご安心ください。

特に力を入れている治療は何でしょうか?

一つは日帰りの「眼瞼下垂手術」です。まぶたが下がると見る機能、見た目の両方に影響が出ますが、その両方の改善を図るのは形成外科医の得意分野。ニーズも高く、患者さんが変化を実感しやすい治療なので、やりがいを感じています。術式によりますが、所要時間は1時間半~2時間程度。局所麻酔をしっかり行うため、術中はほぼ痛みはありません。術後は1週間ほど腫れる可能性があり、患者さんには患部をしっかり冷やすようお願いしています。麻酔注射の痛み、術後の腫れには十分技術的に配慮し、フォローも丁寧に行っています。皆さんが思われるほどハードルが高い手術ではありませんから、お気軽にご相談いただきたいですね。また当院は、「逆さまつ毛の手術」、「陥没乳頭やデリケートゾーンのできものの手術」にも力を入れています。特に後者はとても繊細な内容なので、女性医師を探されている方も多いでしょう。どうぞお気軽に当院を頼ってください。

アピアランスケアについて詳しく伺ってもよろしいですか?

衛藤明子院長 あきこ天神クリニック4

アピアランスケアとは、病気や治療に伴う外見の変化を気にされている方が少しでも快適に過ごせるよう、社会的支援も含めたサポートをすることをいいます。例えば、髪の毛や眉毛などが抜ける化学療法を待っている方や、乳がんで胸を失ってしまった方などに対するケアを行っているんですね。私は大学病院で乳房再建を専門にしていた時、手術や抗がん剤の副作用による見た目の変化に悲しまれる方をたくさん見てきました。当院ではそういった方々が少しでも楽に過ごせるよう、眉や乳輪・乳頭のアートメイク、スキンケアのアドバイスなどをしています。

患者の気持ちに寄り添い、丁寧なサポートを意識

患者さんと接する際、大切にしていることを教えてください。

衛藤明子院長 あきこ天神クリニック5

形成外科や美容皮膚科の患者さんに共通することなのですが、外から見てわかる悩みがほとんどで深くお悩みの方もいらっしゃいます。ですので、どんな悩みがあるのかを丁寧に伺って、一人ひとりのライフスタイルや要望に寄り添い、患者さんと一緒に解決するようにしています。例えば、美容皮膚科では、痛みやダウンタイムがあっても一度で効果を出したい方もいれば、時間をかけても目立たず丁寧に治療を進めてほしいという方など、ニーズはさまざまです。そうした多様な要望に応じた柔軟な対応を大切にしています。

現在はどんな患者さんがいらっしゃいますか?

女性が多いですが、男性の患者さんもいらっしゃいますよ。当院のお隣は整形外科で、同じビル内に内科や耳鼻科、眼科、歯科など複数のクリニックが集まっています。他の科を受診された方が当院に来られることもあり、患者さんの層は幅広いですね。とはいえ、当院がエイジングケアに力を入れていることもありまして、「まぶたが重い」とか「しみが気になる」とお考えの、比較的中高年の女性の方が多いです。最近は、当院に来られた患者さんがパートナーの方を連れて来られることも増えてきました。そうやってご夫婦で一緒にQOLを高め合っていけるのは、すてきだなと思います。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

衛藤明子院長 あきこ天神クリニック6

「お肌やまぶたの悩みは、ここに来れば解決する」と思っていただけるようなクリニックをめざしたいですね。今の時代、老若男女問わず美意識のある方が増えています。当院に来てくださる患者さんのどんなご要望にも、できる限り応えられるようにこれからも知識と経験を積んでいきたいですね。ちなみに、天神界隈でお勤めの方がお昼休みに少し会社を抜けて来ていただけるよう、当院の午前中の診療は14時までにしています。ですので、お気軽に来ていただければと思います。当院で働いているスタッフは全員、大きな病院や手術室などで多くの経験を積んだ人たちばかりです。何かあれば小さなことでも構いませんので、ご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ボツリヌストキシン製剤を用いたしわのケア/2万7500円~、しみのレーザーケア(1mmまで)/1万3200円

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