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竹花 麻己 院長の独自取材記事

フルール皮膚科クリニック

(大田区/蒲田駅)

最終更新日:2025/04/25

竹花麻己院長 フルール皮膚科クリニック main

2025年3月に東急多摩川線・JR京浜東北線蒲田駅からすぐの所に、「フルール皮膚科クリニック」を開業した竹花麻己(たけはな・あさみ)院長。帝京大学医学部附属溝口病院などで勤務し、一般的な皮膚疾患から重篤な疾患、さらに美容面にも配慮した診療と幅広い皮膚科診療を経験してきた医師だ。その強みを生かし、地域に根差した皮膚科診療やスキンケアの指導を行いたいと開業の道を選んだという。子育て経験も生かし、子どもの皮膚疾患や皮膚のトラブルにもきめ細かく対応する。また、美容的な診療に関しても、カウンセリングを重視し患者の悩みや希望に寄り添った対応を心がけている。些細な皮膚のトラブルから、専門的な治療まで、家族ぐるみで受診できるかかりつけ皮膚科をめざす竹花院長に、開業への思いや診療の特徴を聞いた。

(取材日2025年2月28日)

小児皮膚科から美容皮膚科まで幅広く対応する皮膚科

クリニック名や院内の花の絵画、インテリアも印象的ですね。

竹花麻己院長 フルール皮膚科クリニック1

“フルール”は、フランス語で花という意味です。皮膚科ですから、何よりも清潔感を重視しつつ、美容皮膚科も手がけるということで、少し華やかな気分でゆったり過ごしていただけるような雰囲気を心がけました。自由診療後にゆっくりとくつろいでいただけるようにリカバリールームも作りましたし、パウダールームも2ヵ所設けています。診療面では、お子さんからご高齢の方まで年齢を問わず、皮膚疾患全般をケアしたいと考えています。保険診療を中心にしつつ、保険診療でカバーできないところは、ご希望と必要性に応じて自由診療を選んでいただくこともできます。また、美容皮膚科ではカウンセリングに力を入れ、お悩みに応じていけるよう尽力したいと思っています。

先生は、どうして皮膚科医師を志したのですか?

母からの勧めもあり、あまり深く考えずに医学部に進んだのですが、大学2年の時に母が急逝し、そこから改めて真剣に医学を学びました。そして、母が美容系の仕事をしていたこともあって皮膚科に興味を持ち、医学部卒業後、帝京大学医学部附属溝口病院皮膚科に入局しました。帝京大学医学部附属板橋病院での勤務も経験し、非常勤としていくつかの皮膚科クリニックなどでも経験を積みました。皮膚科の重要性を実感した出来事として、研修中の忘れられない経験があります。腎臓内科で研修していた際に、患者さんの腕に点状のあざを見つけて皮膚科に相談したところ、TTP(血栓性血小板減少性紫斑病)という重篤な病気だとすぐに診断されたのです。皮膚は全身につながり、内科的な病気もわかることを実感し、改めて皮膚科という診療科はすごいなと思いました。

この地に開業した理由を教えてください。

竹花麻己院長 フルール皮膚科クリニック2

帝京大学溝口病院は地域に密着した病院ではありましたが、やはり大学病院として重症な方の診療が中心でしたので、日常生活の中でのもっと身近な皮膚の症状やお悩みにもきめ細かく対応したいと、開業を考えるようになりました。そんな時に、事務長が見つけてくれたのがこの場所です。もともと大田区で育ち、子どもの頃から、蒲田は母との買い物などで慣れ親しんだ街でした。とても便利な立地ですし、溝の口の辺りとも下町っぽい雰囲気が少し似ていて、私としては親しみやすかったので、ここでの開業を決めました。

大学病院で培った専門的な知見や診療技術で地域貢献を

先生の強みをお聞かせください。

竹花麻己院長 フルール皮膚科クリニック3

勤務していた帝京大学溝口病院は大学病院ではあるのですが、皮膚科全般、美容的な診療まで幅広く対応する病院でした。ですから、軽症の疾患から、重症のアトピー性皮膚炎といった専門的な診療、美容的な診療も含めて多様な診療を経験しているのが、私の強みです。大学病院ならではの医療機器を駆使した治療も豊富に経験しましたし、血管腫に対する治療や脂漏性皮膚炎といったマラセチア菌による皮膚疾患など専門的な治療も手がけてきました。また、尋常性乾癬で生物学的製剤による治療が必要と判断した場合など、より専門的な検査や治療が必要な場合はスムーズに大学病院に紹介する病診連携の体制も整えています。

子どもの場合は、どのようなケースで皮膚科を受診すれば良いのでしょうか?

小児科の医師にもよりますが、お子さんの場合も、皮膚に関しては皮膚科のほうが早く解決することが多いのではと思います。皮膚科では顕微鏡を使って、原因を見極めて診断を行い、薬を処方することができます。また、ステロイドなど同じ成分でも濃度の異なる外用薬の使い分けや、塗り方の指導などは、皮膚科の専門領域です。最初は小児科でもいいと思いますが、アトピー性皮膚炎などの症状がなかなか改善しない、薬が合っているか不安だといった場合は、ぜひ皮膚科を受診していただきたいですね。当院は、私もスタッフもお子さんの対応には慣れていますし、親子でかかっていただける皮膚科でありたいと思っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

美容皮膚科についても教えてください。

竹花麻己院長 フルール皮膚科クリニック4

美容皮膚科に関しても、大学病院でさまざまな診療を経験してきました。ですから、医療機器を選ぶ際にも、痛みや副作用など患者さんの負担ができるだけ少ない物を選びました。また、たるみなど加齢に伴う悩みも相談していただけたらと思っています。そして、さまざまな皮膚のお悩みや困り事のある患者さんや、美容に興味のある方に対しては、カウンセリングを行い、よくお話を聞いて、安心して施術を受けていただけるようにしたいと思っています。

女性も男性も子どもも気軽に受診できる皮膚科をめざす

クリニックとしての診療方針やめざすところを教えてください。

竹花麻己院長 フルール皮膚科クリニック5

私を含めてスタッフは全員女性ですから、女性にも男性にも、そしてお子さんにも安心して来ていただける、明るくアットホームなクリニックでありたいと考えています。蒲田はJR京浜東北線と東急多摩川線、少し離れると京急蒲田駅もあり、さまざまな人が行き交う街ですから、多様な皮膚のトラブルやお悩みに対応できるように間口を広げておきたいと思っています。診療方針としては早期発見・早期治療を指針として皮膚科治療のガイドラインにのっとり、個々の患者さんに適した治療を心がけています。美容的な診療に関してはカウンセリングを重視し、「興味はあるが、美容皮膚科は少しハードルが高い」「押しつけられそうなのが不安」というような方にも、安心してご相談いただけるようにしたいと思っています。美容皮膚科の経験も豊富な素晴らしいスタッフがそろったので私自身も心強く思っています。

ところで、皮膚科医の立場から、最近、気になる症状や疾患などはありますか?

最近は、円形脱毛症や帯状疱疹の患者さんが増えている印象があります。特に、新型コロナウイルスの流行以降、従来はあまり発症しなかった子どもや若い世代にも帯状疱疹が増えているようですね。新型コロナウイルス感染症との因果関係はまだ明らかになっていませんが、体力や免疫力の低下が関係しているのではないかともいわれています。痛みを伴う赤い発疹や水ぶくれに気づいたら、症状が軽くても早めに皮膚科を受診していただきたいですね。若い人はかかっても軽症のことが多いのですが、高齢になると疼痛が長引くこともありますので、ワクチン接種をお勧めします。また、脂漏性皮膚炎もよく見られる症状です。市販の薬用シャンプーではケアしきれない方も多く、特に男性に困っている方が多いようです。かゆみやフケが気になる場合は、ぜひ皮膚科を受診し、症状に適したシャンプーや薬を使っていただきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

竹花麻己院長 フルール皮膚科クリニック6

皮膚のトラブルや悩みは、女性にも男性にも、そして赤ちゃんからご高齢の方まで、あらゆる方に起こるものですから、誰もが受診しやすいクリニックでありたいと願っています。そして、保険診療を中心にしつつ、保険診療で対応できない部分や美容的な部分に関しては自由診療もご案内し、皮膚の症状や悩みにトータルでお応えしていきたいと考えています。化粧品の選び方や正しいスキンケアについてのアドバイスも行い、健やかな肌や、その方本来の自分らしさを取り戻すお手伝いもしたいと考えています。また、お子さんの湿疹やかぶれ、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎なども気軽にご相談ください。親子やご家族でかかっていただくことも可能です。皮膚のトラブルでお悩みの方は、ぜひお気軽に、そして早めにご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ケミカルピーリング(1回)/1万1000円~

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