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中川 優生 院長の独自取材記事

小山皮膚科クリニック

(出雲市/出雲市駅)

最終更新日:2025/07/03

中川優生院長 小山皮膚科クリニック main

出雲市駅から車で約10分、出雲市の中心部に位置する「小山皮膚科クリニック」は、中川優生院長が「山田皮膚科医院」の跡地に開業した。内装や外壁など以前の雰囲気は残しながら、新たに塗り替えなどの改装を施し2025年2月3日にオープン。設備面でも電子化を進めて新しいものを導入し、さらなる治療の充実をめざす。中川院長は大学病院に10年以上勤めていた経歴の持ち主で、先端の治療に関する知識も豊富だ。「塗り薬などの昔ながらの治療と新しい治療を融和させていけたら」と話す中川院長に、クリニックの特徴と今後の展望について詳しく聞いた。

(取材日2025年1月29日)

地域で愛された医院の建物を引き継ぎ、出雲市で開業

皮膚科医をめざしたきっかけを教えてください。

中川優生院長 小山皮膚科クリニック1

最初から医者になりたかったわけではないんです。名古屋大学理学部で学んでいた時、何か他の分野で人と関わる仕事がしたいと考え、名古屋大学卒業後、島根大学医学部に編入しました。当時、公私ともにすごく仲良くさせてもらっていた教授に皮膚科に誘われたんです。その後、臨床研修で益田赤十字病院、島根大学医学部に行き、皮膚科に携わったのですが、そこで面白いなと感じるようになりました。他の診療科は、血液検査やレントゲンなど、何かしらの機器がないと診断に至れない場合も多いですよね。ですが、皮膚科は機器がなくても、目で見て触って診断できる疾患が多かった。その場で判断がつき、白黒わかりやすいところが良いな、と魅力を感じました。

開業に至る経緯を教えてください。

中川優生院長 小山皮膚科クリニック2

大学病院での勤務が長くなり、日本皮膚科学会皮膚科専門医の資格、博士号も取得間近で、この先大学病院でやりたいことが見つけにくくなってきていました。その頃、親しくしていた教授から「山田皮膚科医院」の先生が辞められることを知らされました。「このエリアに医院がなくなってしまうと地域の方も困るので、ここで開業してみたら?」と声をかけてもらいました。それを引き受けて今に至ります。事業としては新規立ち上げですが、スタッフは「山田皮膚科医院」で働いていた方に引き続き来ていただいています。もともと、いつかは僕が生まれた益田市に帰ろうと思っていたのですが、妻が出雲市の生まれで実家も近く子育てもしやすいとすごく喜んでいます。僕自身も島根大学の頃から出雲市には合わせて12、3年いるので当初の予定とは違いましたが、ここで開業できてうれしいです。

開業にあたって何か変えたことはありますか?

外壁を塗り直して、壁紙もきれいにしました。大きな変化ではないので、以前から通われている患者さんからすると気づかない方もいらっしゃるかもしれませんね。あとは機械類です。紙カルテから電子カルテにして、精算機も電子レジに変えました。光線療法の機器も新規導入したので、より幅広い治療を提案できるかと思います。ホームページも僕がいちから作成しました。ゲームが趣味なので、意外と楽しみながらやりましたよ(笑)。

昔ながらの治療と最新の治療を融和した医療をめざす

今までの経験から得たものなどについて教えてください。

中川優生院長 小山皮膚科クリニック3

名古屋大学理学部にも在籍していたので、そこで得た知識は大きいですかね。遺伝子などの知識が、ちょっとだけわかるかなと思っています。あとは、初期研修医の時に、超音波検査を熱心に教えていただいたことも、当院での診療に生きてくると思います。出雲の皮膚科で超音波検査をやっているのは珍しいのではないでしょうか。超音波検査は、消化器、循環器の先生が使うことが多いんですが、当院では体表面から体の中の動きを診るために用います。触ったり、見た目でも診断がつかないときに超音波検査をすると、良性悪性の判断材料の一つになるんです。超音波で見ることで、腫瘍の境界が不明瞭で血管に入り込んでいるので、悪いものかもしれないなどといったこともわかります。あとは関節ですね。関節の痛みでも皮膚が赤くなっているからと、皮膚科に来られる方もいるので、その辺りの診断にも超音波検査は対応できますね。

クリニックの特徴はどのようなものでしょうか?

「山田皮膚科医院」を改修して、開業したクリニックです。前院長は、塗り薬とか飲み薬などの昔ながらの治療をされていました。僕自身は大学病院で長年学んできたので、それにプラスして新しい治療の提供に努めます。「昔ながらの治療と最新の治療を融和させる」、これをモットーにやっていこうかなと思っています。あとは超音波検査ができるのは特徴ですかね。先端的な光線療法なども導入しました。また、院内には靴のまま入っていただけます。水虫予防にもなりますし、何よりも靴を脱いだり履いたりしなくて良いので、患者さんにとっても楽かなと思っていますね。


診療の内容について教えてください。

中川優生院長 小山皮膚科クリニック4

患者さん一人ひとりに合った治療を行うことを大切にしていきます。新しい治療と、昔ながらの治療を、患者さんの希望もふまえつつ、必要に応じて提案します。対応している診療は、皮膚の赤み・かゆみ・痛み・できものや、皮膚炎、じんましん、アレルギー疾患、ニキビ、やけど、水虫、イボ、水イボ、帯状疱疹、乾癬など、幅広い皮膚疾患に対応していきます。アトピー性皮膚炎や乾癬などは光線療法を入れたことにより、治療の選択肢が広がりました。保険診療外では帯状疱疹ワクチン、インフルエンザワクチン、巻き爪、男性型脱毛症などですね。インフルエンザワクチンは継承前はやっていなかったんですが、実施することにしました。

地域に根差し患者に寄り添う、距離の近いクリニックへ

引き続き「山田皮膚科医院」のスタッフさんが働かれる件について、詳しく伺います。

中川優生院長 小山皮膚科クリニック5

そうですね。事務が4人、看護師が3人の体制です。4月から非常勤の医師が1人増えます。昔、大学病院で一緒にやっていた後輩です。妊娠出産で離れていたので、声をかけたら来てもらえることになりました。待ち時間はセルフレジや電子カルテで緩和されるかと思います。後払いできるキャッシュレス決済サービスも導入しました。診療後は処方箋をもらって、そのまま帰れるシステムです。会計は登録したクレジットカードで後からインターネット決済されるので、会計の待ち時間がなくなります。これによって、患者さんはもちろん、スタッフさんの負担も軽減できるかなと考えています。

趣味について聞かせてください。ゲームがお好きだとか。

ゲームが1番の趣味ですね。子どもが寝静まったら、毎晩のようにやってます(笑)。地元の友達とインターネットで会話しながらオンラインゲームしています。こういう機器がなかったら、疎遠になっていただろうなと思いますよ。久しぶりな気が全然しないね、なんて言いながら、楽しんでいます。子どもが寝ている夜の数時間だけですけどね。他には漫画を読んだりとインドアな面が多いですけど、昔はテニスもしていました。

今後の目標やビジョンなどを教えてください。

中川優生院長 小山皮膚科クリニック6

チームワークを大切に、今いるスタッフさんと和やかにやっていきたいと思っています。あと、患者さんに友達感覚で話してもらえるようなクリニックが最善かなと思っています。前院長の山田先生が地域に根差した医療をされていたので、僕も同じように、近くの人が歩いて通ってもらえるような、さまざまな意味で距離の近いクリニックをやっていきたいです。重症の方には先端の治療を、初診の方には負担の少ない昔ながらの治療をお勧めしますが、一人ひとりに合わせて治療を提案していきます。やる、やらないは話を聞いた後に決めていただければ良いかなと思っています。こういう治療もありますよ、という選択肢は伝えていけたらと考えています。些細なこともで大丈夫ですので、少しでも気になることがあれば、気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

巻き爪治療/4500円~、AGA(男性型脱毛症)治療/1000円~、帯状疱疹ワクチン/8000円~、インフルワクチン/3000円

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