小谷 基 院長の独自取材記事
こたに歯科・矯正歯科
(大阪市平野区/喜連瓜破駅)
最終更新日:2025/09/04

大阪メトロ谷町線・喜連瓜破駅より徒歩約1分という好立地に、2025年1月に開院した「こたに歯科・矯正歯科」。院長の小谷基先生は、大阪大学歯学部を卒業後、同大附属病院の総合診療学科を経て、医療法人小室会に勤務。数多くの臨床経験を通して研鑽を積み重ねてきた。その中で培ってきた幅広い知識と技術を生かし、現在は保険診療で行う一般的な歯科治療をはじめ、矯正や審美歯科、インプラントなどの自由診療による専門治療、健康的な口腔内を維持する予防歯科まで、さまざまな歯科ニーズに対応。「患者さんに喜んでもらえるよう、一人ひとりとじっくり向き合い、丁寧な説明で納得のいく治療を提供したい」と話す小谷院長に、開業についての想いや診療のこだわりなどについて話を聞いた。
(取材日2025年7月31日)
地域に密着し歯の健康を守るかかりつけ歯科医院に
先生が歯科医師をめざしたきっかけについて教えてください。

私が歯科医師を志すようになった最初のきっかけは、祖父の存在でした。高齢でほとんど歯がなく、食べにくそうにしている姿を見ていると、「何とか治してあげたい」と思うようになったのです。もともと人の役に立つ仕事に就きたくて医療系の道に進もうと考えていたので、迷わず歯学部への進学を決めました。大学で歯科医療について学ぶ中で、口腔内の健康が全身の健康に深く関わることを知ってますます興味が高まり、さらに勤務医として臨床に関わっていく中で人に喜ばれるやりがいを実感しました。改めて、歯科医師の道に進んで、本当に良かったと思っています。
診療にあたって、大切にされていることはなんでしょうか。
多種多様な診療分野がある中で最も興味を持ったのが、口腔内のすべての歯に対して総合的なアプローチを行う全顎治療です。もともと、噛めない人に噛む喜びを取り戻してあげたい・困っている人を助けたいという気持ちが強かった私にとって、単に悪い歯を治すだけではなく、より健やかな生活をサポートする全顎治療は、歯科医師としての大きな目標になりました。もちろん、総合的にアプローチを行うためには、根管治療や矯正、補綴、インプラントなど、個々の歯科治療の知識と技術が不可欠です。「虫歯を治療したい」「歯並びを良くしたい」「歯を白くきれいにしたい」といった個別のニーズに応えながらも、全顎的な視点から、口腔内全体の改善に向けた治療計画を重視しています。
開院までの経緯と、この場所を選んだ理由を教えてください。

私は人と接することが好きなので、どちらかというと研究よりも臨床の現場で活躍したいタイプです。ですので、学生時代から将来は開業したいと考えていました。その際、地域に密着し、そこで暮らす人々の歯の健康を守る「かかりつけ」になりたいと思っていたんです。それで、都心よりもファミリー層が多くて、小さな子どもから高齢の方まで幅広い世代が暮らす住宅街エリアがいい、と考えました。通いやすい駅近の立地を探していた時、この場所と出会ったんです。喜連瓜破エリアは歴史も深く、下町情緒あふれる温かな地域です。患者さんも親しみやすい方が多く、活気ある雰囲気がとても気に入っています。
「喜ばれることに喜びを」を理念に、質の高い診療を
クリニックの理念や診療方針についてお聞かせください。

大学卒業後に勤務医として勤めていた小室歯科は、これまで多くの歯科医師を輩出してきた大きな医療法人です。その小室歯科が掲げていたモットーが「喜ばれることに喜びを」でした。患者さんを第一に考える姿勢に強く共感すると同時に、多くのことを学ばせてもらいました。独立の際は、このクリニックの理念として共有することにしました。その言葉どおり、当院が最も大切にし、最大の目標にしているのが、患者さんの喜びです。痛みがあって来院されたのなら、まずは痛みを取ることを図る。そして、痛みの原因を幅広い視点から探り 、適切な治療を追求します。それを丁寧に説明し、患者さんにきちんと納得いただける形で提供するのが当院のスタンスです。さまざまな喜びの声をいただけるよう、日々の診療に取り組んでいます。
クリニックづくりでこだわった点についてもお聞かせください。
地域の皆さんに親しんでいただけるよう、院内には木の素材をたっぷりと使い、明るくやわらかな雰囲気にしました。診察室はゆったりとした気持ちで治療を受けていただくために、十分な広さを確保した個室と、半個室の部屋を設置しています。また、私自身子どもが大好きなので、小さなお子さんでも楽しく過ごせるようキッズスペースを設けました。子連れの患者さんが安心して治療に専念できるよう、診療チェアの横に子どもを遊ばせることができるコーナーを配置したファミリールームもあります。さまざまな症例や歯科ニーズに対応する先進の設備を整えるのはもちろん、何よりも患者さんが心地良く、安心して通っていただけるような快適な空間づくりにこだわりました。
特に力を入れている診療分野はありますか?

当院では、あらゆる口腔内の悩みや要望に応えていきたいと考えているので、一般歯科から自由診療まで、幅広い診療項目を展開しています。何か1つの専門領域に特化するよりも、総合的な知識とスキルの向上に努めています。毎月1回全顎治療のセミナーに参加し学びを深めるのはもちろん、個々の治療分野においても高品質の技術を提供できるよう努めています。具体的には、矯正を專門とする歯科医師の治療を行ったり、歯科衛生士による予防・メンテナンスに力を入れたりなど、全体的なレベルアップを図っています。また、治療だけでなく接遇面においてもスタッフと力を合わせて高い品質を追求しました。さまざまな角度から「喜ばれる歯科診療」をめざしています。
常に患者の目線に立ちながら対話を重ねていきたい
将来の展望についてお聞かせください。

開院からまだ半年ですが、地域でのクチコミもあり、おかげさまでどんどん患者さんが増えているところです。その信頼にしっかりお応えし、地域の方々にとって一番身近で、頼られるかかりつけ歯科医院になるのが、開院当初からの私の目標です。現在6台あるチェアも今後、さらに拡充し、一人でも多くの方を支えていける環境を整えたいと思っています。そうした中でも常に心がけているのが、患者さんとのコミュニケーションです。どんな状況でも「自分ならどう思うだろうか」と相手の立場に立って考え、できるだけわかりやすい言葉で、しっかりと対話していこうと心がけています。
目標を実現するために取り組んでいることはありますか?
やはり、対応品質を上げていくことが一番大事だと思います。患者さんへの丁寧な説明はもちろんのこと、セミナーや勉強会にも参加し、技術面でのスキルアップにも今後力を入れていく予定です。また、質の高い診療体制や接遇を実現するには、スタッフとの連携で生み出すチームワークが不可欠だと思っています。理念である「喜ばれることに喜びを」を共有し、ともに力を合わせる仲間を増やしていきたいです。そして、患者さんのためにより良い診療を追求し、働きやすくやりがいのある職場環境をつくりたいと考えています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

近年、口腔内の健康に対する意識が高まっており、改善のための治療はもちろん、健康な歯を長く保つための歯周病治療やメンテナンス、美しく健やかな口元をつくるための矯正やホワイトニングなど、患者さんの悩みや要望は多種多様です。あらゆるニーズにしっかりと向き合いたいと考えていますので、まずは気軽に来ていただければと思います。具体的なご要望をはじめ、「健康な歯のために何をすれば良いのか」といった先を見据えたご相談でも大丈夫です。地域の皆さんの頼れる歯科医院として、まずは悩みやご要望を聞かせていただければうれしいです。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正治療/66万円~、部分矯正/27万5000円~、小児矯正/33万円~、インプラント/36万3000円~、ホワイトニング/1万円~