遠山 雄太 院長の独自取材記事
浅草橋駅前歯科 矯正歯科
(台東区/浅草橋駅)
最終更新日:2025/03/19

浅草橋駅徒歩1分という好立地にある「浅草橋駅前歯科 矯正歯科」は2025年1月に開院したばかり。大きな窓から明るい光が差し込む院内は白を基調とした清潔感のある居心地のいい空間だ。一般歯科の経験を積んだ後、矯正歯科にも力を入れているクリニックで矯正歯科の研鑽を積んできた遠山雄太院長。「将来的に歯を失わないように土台から治療するためには、一般歯科と矯正歯科の双方に通じていることで、より良い治療につなげることができる」と語る。真面目で誠実な遠山院長に、詳しく話を聞いた。
(取材日2025年2月20日)
手先の器用さから導かれた歯科医師への道
初めに、開業の経緯をお伺いできますか?

もともと歯科医師になった時から、いつかは開業したいと考えていました。通常、矯正歯科が専門の歯科医師は最初から矯正歯科の分野へ進むことが多いのですが、自分は一般歯科で研鑽を積んでから矯正歯科を学んだので同期よりも開業が遅くなりました。そのおかげで、先に開業した友人たちからアドバイスをもらえることもあり、それはそれで良かったと思っています。浅草橋には特に地縁はないのですが、いいタイミングでお話を頂いて、ここに決めました。人通りも多いし、街の皆さんもすてきで、とても気に入っています。来院されている患者さんはこの辺りにお住まいの方もいらっしゃれば、勤務先が近くでという方もいらっしゃいます。いい街にご縁を頂きありがたいです。
どうして歯科医師をめざされたのですか。
高校生になって進路を考える段階に来た時、ふと父親から医療職を勧められたなと思い出したんです。そこで、医師か歯科医師になろうと思いました。どちらにするかは悩みましたね。手先細かさの求められる作業や物作りが好きだったので、外科の医師になるか、歯科医師になるかと考えていました。ただ、歯科医師のほうが、口の健康を通して全身の健康管理にも関わることができるのではないかと思い至り、最終的には歯科医師の道に進みました。実際に歯科医師になってみて、やりがいもありますし、いろいろな人と出会うこともできて、選んで良かったと満足しています。
やりがいを感じるのはどのような時ですか?

矯正の相談に来られる方は、八重歯や出っ歯、すきっ歯や歯並びのがたつきなど、何かしらのコンプレックスを抱えています。そのことを気にして思いきり笑うことができなかったと口にする方も少なくありません。そんな中で、矯正を受けた方が最高の笑顔を見せてくださったなら、やはりうれしく感じられるでしょうし、それがやりがいにもつながります。歯の状態が人生のマイナス要素になってしまっているのであれば、それを全力で取り除いて差し上げたいと思っています。そんな思いで診療をして、感謝の言葉を頂けたなら、次もまた、もっといい医療を提供したいと思えるでしょうね。
将来にわたり自分の歯を失わないためにできることを
治療する上で大切にされているのはどんなことですか。

一番大切にしているのは、将来的に歯を失わないように口の中の健康を守ることです。口の健康の悪化の原因に、歯並びの悪さが挙げられるケースは往々にしてあります。歯を失う理由の多くには虫歯や歯周病が考えられますが、そもそも虫歯や歯周病になってしまうのは、歯並びが悪いからとも考えられるのです。しっかしと歯磨きをしたつもりでも、歯並びが悪いと隅々まで磨きにくく、しっかりとしたケアが難しくなってしまいますからね。そのため、お口の健康を根本から守ろうと思うと、矯正が必要な方もたくさんいらっしゃいます。しかしながら、矯正にかかる費用は安くはありません。お一人お一人、それぞれにいろいろなご事情もあるでしょう。そのため、当院では矯正が必要だと判断しても提案はしますが、最終的な選択は患者さんにお任せしています。
先生の強みはどんなところか、教えていただけますか。
さまざまな患者さんや症例を見てきたことですね。矯正の道具やシステムについても、多種多様なものを経験してきました。それだけでなく、新しい知識や技術も積極的に取り入れるようにしています。昔から受け継がれてきたものももちろん大切にしながら、先進の情報には常にアンテナを張り、ブラッシュアップしています。新しいものごとを常に取り入れ、見極め、検証して、できる限りその時にベストだと思う医療を提供するように努めています。
こちらでできる治療について教えてください。

一般歯科をはじめ、矯正歯科や予防歯科にも取り組んでいます。治療しなくてもいい状態を保つことが何といっても歯の健康には一番いいことですので、定期的なクリーニングや検診に通っていただけるよう、予防の意味をしっかりお伝えしていきたいと考えています。また、繰り返しになりますが、歯の寿命を延ばすためには、歯並びと噛み合わせは本当に大切です。自分ではあまり気にされていない方でも、歯科医師の目線で見ると治療したほうがいいなと思うケースもありますので、そういった時はこちらからも治療プランを提案しています。矯正も、以前のように頻繁に来院しなくてもいい方法に変わってきていますし、状況によっては部分矯正で対応できるなど選択肢も広がっています。歯並びを調えるよう図ることは口の中の健康を調えるようめざすことでもあり、いくつになっても、自分の歯を失わずにいられるようにできることの一つです。お気軽にご相談ください。
日々アップデートしながら矯正の価値を伝え続ける
先生は、お休みの日はどのようにリフレッシュされているのですか。

旅行などに行くこともありますが、基本的には歯科治療が好きなので、「リフレッシュ」というものを実はそんなには必要としていないのかもしれません。休診日にも歯科にまつわることを考えていたり、勉強したりといったこともありますが、苦にならないんですよね。特に矯正歯科の分野は道具や手技などが常にアップデートされていくので、奥が深いんです。「もっといい治療をするにはどうしたらいいだろう」と追求し続けられるので、興味が尽きないですね。
今後の展望を教えてください。
最近は以前に比べて予防の意識は高まってきていますが、歯が痛くならないと歯科医院に行かないという人もまだ少なくないのではないでしょうか。予防意識をもっと高めることにも尽力したいと思っています。定期的に地域の歯科医院にみんなが通うようになれば、歯を失う人も少なくなるはずです。まずはこの場所に根を下ろして、この地域の予防歯科意識高めていけたらと思い取り組んでいます。歯列矯正についても、悩むくらいなら気軽に相談していただきたいです。費用など矯正にはいくつかのハードルもあると思いますが、トライしてみると、長い人生の中では、メリットが見込めることも多いと捉えています。歯並びや噛み合わせにアプローチすることは、長く自分の歯を保つための第一歩ともいえるでしょう。そういった矯正の価値も、多くの方にしっかり伝えていきたいと思っています。
読者へのメッセージをお願いします。

歯が生え替わる6歳から10歳くらいの間のお子さんの歯を、検診を通して定期的に見守ることができたらと思っています。大人になってから矯正を始めると大がかりな対応が必要になってしまうケースもありますので、後から気づいて悔やむのではなく、小さい頃から気をつけてあげることが大切です。矯正以外でも、虫歯などの困り事も含めて、幅広いご相談に対応できるように研鑽を重ねてきました。皆さんのお役に立ちたいと思っていますので、いつでもお気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/16万5000円~、成人矯正/38万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。