1期治療から2期治療まで
子どもの将来を決定づける小児矯正
鳴尾ふくだ歯科・小児歯科
(西宮市/鳴尾・武庫川女子大前駅)
最終更新日:2025/05/01


- 自由診療
親にとって、わが子の歯並びは大きな関心事。見た目や噛み合わせの問題だけでなく、将来にわたる口の健康にも直結すると知って、小児矯正に興味を示す家庭が増えているという。とはいえ、実際にどのようなメリットがあるのか、いつから始めればいいのか、費用や期間を含めて不安があることもまた事実。今回はこうした子どもの矯正に対する親の疑問に答えるべく、矯正専門の歯科医師が在籍する「鳴尾ふくだ歯科・小児歯科」の福田俊介院長に詳しく解説してもらった。
(取材日2025年4月9日)
目次
小児矯正は、将来に及ぼすメリットの多い、子どもの成長を活用した1期治療を推奨
- Q子どもの矯正はいつから始めるべきですか?
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A
▲車で通いやすいよう、クリニック前に駐車場も完備
子どもの矯正には、大きく分けて1期治療と2期治療とがあります。1期治療の目的は永久歯が並ぶための基礎づくりにあり、早ければ4歳から、一般的には乳歯が生えそろう6〜8歳頃に行われます。一方の2期治療は成人の矯正と同様に歯並びを整えるのが目的で、すべての永久歯が生えそろった中学生以降に行われます。子どもによっては1期治療だけで完了するケースもありますが、もし2期治療が必要な場合も抜歯の必要性が減ることが望め、矯正後の後戻りがしにくいなどのメリットが期待できます。1期治療は子どもの成長を活用するため、適応時期は限られています。早めに歯科医院にてチェックを受け、タイミングを逃さないことが大切です。
- Q具体的には、どのような矯正法があるのでしょうか?
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A
▲歯磨きの習慣や正しいブラッシング法を身につけることも重要
1期治療の代表は、マウスピース型の装置を用いて口の周囲の筋肉や顎の成長を促す方法です。装置の装着は日中の1時間と就寝時で、歯が並ぶ土台を整えるようめざすことで正しい歯並びへと促します。もう一つは着脱式の拡大床や固定式の拡大装置などを使った矯正法で、こちらは歯がきれいに並ぶための顎のスペース確保が目的です。2期治療は成人と同様にワイヤーやマウスピース型装置などを使って歯を動かす方法です。いずれの方法の矯正も矯正に精通した歯科医師が担当することが望ましく、入念な検査や診断によって適切な治療法を採択していく必要があるでしょう。
- Q小児矯正の期間や費用について教えてください。
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A
▲小児矯正は不正咬合や虫歯などの防止にもつながると話す院長
治療期間には個人差があり、マウスピース型装置を用いた1期治療は半年〜2年程度、1期治療全体で2〜4年程度が一般的な目安となります。1期治療が終了しても必要であれば2期治療に移りますが、永久歯が生えそろうまでの期間は矯正の中断が生じるケースもあります。費用に関しては当院の場合、1期治療は成人矯正の半額以下の料金で行っています。将来につながるさまざまなメリットが期待されるため、子どものうちに矯正を受ける意義は十分にあると考えられます。
- Q歯並びや顎のバランスが悪いと、どのような影響がありますか?
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A
▲モニターを用いて一人ひとりに寄り添った説明を心がけている
噛み合わせが悪いと口の周囲の筋肉や顎の骨の成長に悪影響を及ぼし、逆に口の筋肉の成長不足が歯並びに影響するという相関性があります。それは骨格や姿勢に関しても同様で、歯並びの乱れが姿勢に悪影響を与えていたり、悪い姿勢が歯並びの乱れを引き起こしたりしている例も見受けられます。また、歯列不正があって清掃性が悪ければ、当然ながら虫歯や歯周病の原因になる可能性が高まります。歯並びは見た目の問題だけでなく、お子さんの生涯の口の健康と全身の健康につながるのですね。何歳になってもおいしく噛んで食べられることは健康寿命にも関連しますから、それくらい長いスパンでお子さんの将来をイメージしていただければと思います。
- Qこちらで行っている小児矯正の特徴を教えてください。
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A
▲天井のモニターで動画を見ながら治療やケアを受けることができる
当院には矯正を専門とする女性歯科医師が在籍し、小児から成人に至るまで妥協のない歯列矯正を提供しています。小児矯正は1期治療から2期治療まで先述した矯正法に対応可能です。マウスピース型装置を用いた矯正だけでなくワイヤーを使った微調整も得意としていますので安心してお任せください。また、スポーツ時のけがなどで歯を失ったままにしていると横の歯が倒れてくることがありますが、そうした部分矯正にもしっかりと対応いたします。女性歯科医師ということで、お子さんの抵抗感が少なく、お母さん方も相談しやすいでしょう。初回の矯正相談は無料ですので気軽にお問い合わせください。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた小児矯正(1期治療)/36万3000円~、着脱式の拡大床や固定式の拡大装置などを用いた小児矯正(1期治療)/36万3000円~、ワイヤーを用いた小児矯正(2期治療)/79万2000円~、マウスピース型装置を用いた小児矯正(2期治療)/93万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。