南淵 翔平 院長、南淵 眞愛 先生の独自取材記事
七里ガ浜歯科・矯正歯科
(鎌倉市/七里ヶ浜駅)
最終更新日:2025/12/15
2024年、鎌倉市七里ガ浜地区の丘陵地に広がる住宅地の一角に開業した「七里ガ浜歯科・矯正歯科」は、南淵翔平(みなみふち・しょうへい)院長と南淵眞愛(みちか)先生の夫婦で営むアットホームなクリニックだ。地域の幅広いニーズに合わせ、矯正歯科も含む歯科全般に対応。地域に貢献ができたらと、訪問診療も行っている。「加えて矯正歯科、小児歯科、歯科口腔外科、根管治療においては、専門の歯科医師が担当可能な点も特徴でしょう」と翔平院長。さらに、地元出身の眞愛先生は「家族ぐるみの診療や高齢の方の診療を通して、地域の健康に貢献したい」と意気込む。今回は2人に、同院の特徴や診療方針などを詳しく聞いた。
(取材日2025年11月8日)
先端機器の導入から訪問診療まで包括的な診療を提供
開業された経緯などをお聞かせください。

【翔平院長】大学卒業時から将来の開業は見据えていましたが、現在専門としている障害者歯科を当時より深く学びたいと思い、大学病院の障がい者歯科を専攻しました。その後さまざまな歯科医院で経験を積んだのち、2024年に開業しました。矯正歯科も含めた歯科全般の診療をめざし、地域に根差したクリニックになれるよう「七里ガ浜歯科・矯正歯科」と名づけました。
【眞愛先生】私は審美的な目的でも応用できるよう、かぶせ物やブリッジを大学院で専門的に学び、博士号も取得しています。大学病院で難しい症例の患者さんも診られたのは非常に良い経験でした。開業する場所は実家に近いほうが生活面で安心できると考え、夫と相談して私の地元で探し、この場所に決めました。
診療面ではどんな特徴がありますか?
【翔平院長】成人の虫歯・歯周病の治療などを行う一般歯科では、院内でセラミック製のかぶせ物・詰め物が製作できる装置を導入しました。予防ケアの場合はクリーニングから歯ブラシの使い方指導まで約1時間かけて行い、水流で歯間や奥歯などをきれいにするためのエアフローという装置も備えています。通院が難しくなった高齢の方をご自宅や施設で診る訪問診療にも対応していて、矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科・根管治療は、専門の歯科医師が担当可能な点も大きな特徴です。なるべく痛みを抑えた治療をめざし、麻酔を打つ時は針麻酔の前に歯茎に表面麻酔を施し、極細の注射針や暖めた麻酔液を使用するなど、できるだけ痛みを抑えられるよう配慮しています。歯科治療が苦手な方には、リラックスした状態で治療を受けるために、保険診療に対応する笑気吸入鎮静法を用いることも可能です。
開業から今までを振り返ってみて、いかがでしょうか?

【翔平院長】当院は住宅街にあり、患者さんは近隣にお住まいの方が中心です。高齢の患者さんも多いですが、お子さんを含めたファミリー層まで幅広く来院されています。地域全体で口腔内の健康に関心がある方が多いのか、定期検診に継続して通ってくださる方も多い印象です。今後は比較的年齢がお若い患者さんにも、できるだけ長く自分の歯で食べ物をおいしく食べ続けることを目的に、一緒に予防に取り組む機会を増やしていけたらと考えています。土曜日も平日と同じ18時30分まで、日曜日は9時から15時30分まで診療しています。お休みの日でも受診していただきやすい環境を整えておりますので、ぜひご利用いただけたらうれしいです。
身近なクリニックで、より専門的な治療の提供をめざす
専門の歯科医師が行う矯正歯科について教えてください。

【翔平院長】現在は月1回、土曜日に矯正歯科を専門とする歯科医師が診療し、さまざまな歯並びに対応しやすいとされるワイヤー矯正を行っています。以前からある矯正手法なだけに、既存の症例数も非常に多くて安心感があり、患者さんごとに対応しやすいのもメリットです。さらには細くて白いワイヤー、セラミック製のブラケットなど目立ちにくい装置も選べるので、審美的にも配慮しながら矯正を続けることができます。通常の歯科治療も行っていることで、矯正中に虫歯などになってもすぐ対応できるのも強みです。歯並びの乱れや噛み合わせのずれがあると、歯磨きがしづらい、汚れが取れにくいなどの問題から、虫歯や歯周病になりやすいと言われています。気になる方は一度医院にご相談ください。
小児歯科の診療はどんな点が特徴でしょうか?
【眞愛先生】歯科医師全体の人数に比べて日本小児歯科学会小児歯科専門医は少ないですが、当院では月1回、小児歯科専門医による診療が受けられます。「専門の先生に子どもを診てほしい」と希望する親御さんも多いと思いますので、月1回の診療日をぜひ利用していただけたらと思っています。小児歯科専門医は経験がとても豊富ですので、治療の際に泣いてしまうなど、協力が得にくいお子さんへの対応力にも優れ、スムーズな治療も望めます。「今日は無理そうだから次回また来てください」とならずに、親御さんに「うちの子がちゃんと治療を受けられた」と喜んでいただけたらうれしいです。また、小児歯科専門医の治療では、周囲からのだ液や雑菌の侵入を防ぐためのラバーダムも使用して、治療する歯だけを露出させる方法で行っています。
歯科口腔外科や根管治療も専門の歯科医師に診てもらえますね。

【翔平院長】どちらも月1回の診療です。歯科口腔外科の歯科医師は大学病院に勤務し、歯茎や顎の骨に完全に埋まって外側から見えない親知らずの治療経験も豊富です。基本的に難症例でもなるべく断らない方針で、大学病院レベルの治療を提供できるよう努めています。根管治療は、進行した虫歯が歯の中の神経にまで達し、細菌に汚染された状態を治療するための方法です。歯を残したまま完了する治療法もあります。当院では難しい症例を専門の歯科医師に担当してもらい、マイクロスコープを用いた根管治療を行っています。治療で痛みを感じやすい患者さんには、笑気吸引鎮静法もご提案しています。
説明を重視、目標は患者が納得した治療を行うこと
診療時にはどんなことを心がけていますか?

【翔平院長】患者さんからじっくりと話を聞き、丁寧な説明で安心できる治療を心がけています。特に成人の初診時は1時間ほどかけて問診や検査を行い、全身の健康状態や生活背景などを伺って、ご本人の治療へのニーズを詳しくヒアリングします。治療法は症状やご希望をもとに複数ご提案して選んでいただくのですが、自由診療を無理に勧めることは決してありません。
【眞愛先生】私は「歯を抜かれた」のように、意に反して「○○された」と患者さんに言われないよう、ご本人が納得して希望された治療を行うことを心がけています。さらに院長が口腔内カメラの画像を見せて症状や治療内容を説明していたことも参考に、患者さんにとってわかりやすい説明を工夫しています。
院内の設備やデザインで重視した点を教えてください。
【翔平院長】全体に段差をなくした造りで、トイレには手すりをつけるなど、どの年代の患者さんにも使いやすいよう配慮しました。お子さん向けに待合室の一部をキッズスペースにしています。診療ユニットは3台あり、患者さんの口腔内を映して説明ができるよう、すべてにモニターを設置。その中の1台は完全個室タイプで、主に約1時間かかる予防ケアの際に使用しますが治療も行っています。また、残り2台のうち1台は天井にもモニターを設置し、お子さんが見たくなる映像を流すなど、治療がスムーズに進むよう工夫しました。
【眞愛先生】院内デザインは、新しさと温かみをイメージして私の親戚が考えてくれました。また、女性の患者さんなどで女性の歯科医師を希望される場合、私がいる診療時間であれば対応可能なので、予約時にご相談いただければと思います。
地域の皆さんにメッセージをお願いします。

【眞愛先生】私たちも絶賛子育て中です。同じようにお子さんがいるご家族をトータルに診て、一緒に成長しながら地元に貢献できたらと思います。また、人生100年の時代を迎えましたが、ずっと自分の歯で噛めるほうが栄養もきちんと摂取しやすく、認知症のリスク低減に役立つとされています。地域の皆さんが元気で長生きするには歯の健康は大事だと思いますし、そこを当院でサポートしたいですね。
【翔平院長】地域の皆さんが将来もご自分の歯で食事したり話したりできるよう、治療が必要になる前に予防にも力を入れてほしいと願っています。また当院は鎌倉市歯科医師会に加入して地域医療に貢献し、湘南鎌倉総合病院との医科歯科連携では共通する患者さんの情報を共有して適切な治療に努めていますので、安心してご来院ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはクリーニング/1万3000円~、ワイヤー矯正/77万円~、小児矯正(早期矯正治療)/38万5000円~、小児矯正(早期矯正治療から本格矯正治療へ移行)/38万5000円~、セラミックインレー/5万5000円~、セラミッククラウン/8万円~、エアフローを用いたクリーニング/5000円~

