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高田 隆太郎 院長の独自取材記事

大阪淀屋橋消化器・内視鏡クリニック

(大阪市中央区/淀屋橋駅)

最終更新日:2025/04/09

高田隆太郎院長 大阪淀屋橋消化器・内視鏡クリニック main

大阪メトロ御堂筋線・淀屋橋駅から徒歩約1分の場所にある「大阪淀屋橋消化器・内視鏡クリニック」。2024年12月に開業した内視鏡検査を得意とするクリニックだ。院内はスタイリッシュで洗練されたデザインに、重厚な木目調がぬくもりを感じさせる。院長の高田隆太郎先生は穏やかな口調だが、話すとその言葉の端々から検査技術に対する自信が感じられる。「患者さんが苦痛を感じないような検査で、定期検査の促進と疾患の早期発見をめざします」と話す高田院長に、検査の重要性や患者の負担軽減のための工夫などを聞いた。

(取材日2025年2月4日)

患者の負担軽減に全力を尽くす

クリニックの特徴を教えてください。

高田隆太郎院長 大阪淀屋橋消化器・内視鏡クリニック1

当クリニックは、大腸内視鏡検査を得意としています。仕事で忙しいことが多い20代~50代の世代の方に、がんの早期発見の大切さを知ってほしいです。私はこれまで数多くの大腸内視鏡検査を実施してきました。その経験から当院では、検査を受けるハードルを下げ、定期的に検査を受けていただくために、患者さんの負担が最小限になるよう努めています。下剤のつらさを緩和するための薬や鎮静剤の使用、個室の確保や検査時の血圧や酸素濃度などのモニタリングを行っています。質の高い検査を提供することで、定期検査の定着、がんの早期発見につながると確信しています。

院内設備にもこだわりがあるそうですね。

私は「専門の消化器疾患を絶対に見逃さない」という強い信念を持ち、診療をしています。そのため、当院では設備にもこだわっており、先進の医療機器を導入しています。先進のAIシステムを搭載した内視鏡や、高画質のCT、エコー検査機器の他、血圧や脈拍などをモニタリングできる設備もあります。CTは、他の検査で異常が見つからない場合でも、患者さんの自覚症状に合わせて原因を突き止め、早期発見に役立っており、患者さんは迅速に適切な治療を受けることができます。院内は間接照明を使用するなど、空間作りにもこだわりました。その他にも、他の患者さんとの干渉を避けるために、検査前に待機する部屋はトイレ付きの個室2つと半個室4つを設けており、動画サービスも見ていただます。こうした配慮を通じて、患者さんに安心して過ごしていただける環境を整えています。

大腸内視鏡検査に苦手意識がある人でも大丈夫でしょうか?

高田隆太郎院長 大阪淀屋橋消化器・内視鏡クリニック2

大腸内視鏡検査に苦手意識がある方も安心して受診してください。「なんとなく痛そう、つらそうというイメージが強い」「過去に受けた検査が苦しくて躊躇している」といった気持ちは、よく理解しています。しかし、そういった方にこそ、是非当院を受診してほしいと考えています。内視鏡検査は医師の技術やクリニックの工夫によって、その負担を軽減できる部分が多いです。私は、1万件以上の内視鏡検査の実績があり、大学病院で内視鏡検査の指導も行ってきました。自覚症状がなくても、がんが進行してしまうこともあるため、異常が見つかった場合は早期に対応することが大切です。当院では、より多くの方に受診していただけるよう、土曜日と日曜日にも診療時間を設けています。また、女性の患者さんが相談しやすいよう毎月第2・第4金曜日は、女性医師も対応しております。どなたでも気軽にご相談いただける環境を整えていますので、お気軽にお越しください。

がんの早期発見には定期検査が大切

大腸内視鏡検査の工夫について教えてください。

高田隆太郎院長 大阪淀屋橋消化器・内視鏡クリニック3

大腸内視鏡検査に対する不安や苦手意識を持つ方に、より快適に検査を受けていただけるよう、当クリニックではさまざまな工夫を行っています。特に、鎮静剤の継続投与、下剤使用時の負担軽減、合併症モニタリングに力を入れています。検査時に鎮静剤を継続的に投与することで、副作用のリスクを抑え、中途覚醒を防ぎます。これにより、より安心して検査を受けていただけます。また、下剤が飲みづらい方には、検査の2日前から便を出しやすくする薬を服用してもらい、下剤の量を少なくする方法も提案しています。当院では、濃縮タイプの下剤を使用しているため、必要な量を減らし、患者さんの負担を軽減しています。そして、検査中は、酸素濃度や心電図などを活用し、異常があれば迅速に対応します。当クリニックでは、患者さん一人ひとりに最適な対応を行い、安心して検査を受けていただけるよう努めています。

診療において、気をつけていることはありますか?

診療において最も大切にしていることは、患者さんファーストの姿勢です。患者さんの希望をしっかりとくみ取り、リラックスして検査や治療を受けられる環境を作ることが大切だと考えています。そのため、必要性が低いと判断した検査は無理に勧めませんし、検査中も患者さんの表情や様子を観察しながら、適切に対応します。内視鏡検査の際には、声かけや楽な呼吸法のアドバイスを行い、患者さんができるだけ快適に過ごせるよう配慮しています。患者さん一人ひとりが満足できるよう、常に丁寧で配慮の行き届いた対応を心がけています。

受診するタイミングについて教えてください。

高田隆太郎院長 大阪淀屋橋消化器・内視鏡クリニック4

がんは早期発見が重要です。健康診断で異常が見つかった方には、早めに受診をお勧めしています。がんは高齢者だけでなく、20代や30代の方にも罹患する可能性があります。早期発見により、治療の選択肢が広がります。これまで多くのがん患者さんやそのご家族を見てきましたが、悲しい経験を避けるためにも、異常や症状があれば迷わず検査を受けてほしいと思っています。また、検査は一度で終わりではなく、定期的に受けることが大切です。患者さんにはその重要性を伝えていきたいと考えています。

患者に「ここに来て良かった」と思ってほしい

医師をめざしたきっかけや、これまでのご経験について教えてください。

高田隆太郎院長 大阪淀屋橋消化器・内視鏡クリニック5

私は、祖父母が病気になった経験から医師をめざしました。祖父母や家族が苦しむ姿を見て、「1人でも多くの人を助けたい」という思いが強くなりました。研修医の時に、初めて内視鏡検査を担当する機会があり、その瞬間に「これが自分の使命だ」と感じました。それから9年間、大学病院で内視鏡検査の技術を磨き、「誰よりも内視鏡が上手な医師になろう」と努力し、多くの患者さんの検査を担当してきました。「思ってたより楽に受けられました」「内視鏡検査の怖いイメージがなくなりました」と言っていただけたら本当にうれしいですし、医師冥利に尽きますね。

印象深い患者さんとのエピソードはありますか?

消化器内科では、医師次第で患者さんに提供できる治療が大きく変わると感じています。印象に残っているのは、重症の潰瘍性大腸炎を患った若い患者さんです。腸を摘出するか否かのところで、薬物療法で治療ができました。その患者さんは今でも元気に過ごされており、月に1回手紙をくれ、定期的に当院にもきてくれています。私にとってこれ以上の喜びはありません。常に勉強を続けることで情報をアップデートし、自分にしかできないことを続け、これからも内視鏡検査の技術を極めていきたいと思っています。

スタッフとの連携はいかがでしょうか?

高田隆太郎院長 大阪淀屋橋消化器・内視鏡クリニック6

事務長、受付、看護師のスタッフそれぞれが真摯に患者さんのサポートをしてくれます。私が詳細な指示をしなくてもスタッフが自発的に動いてくれるので、助かっています。検査に不安を感じている患者さんには優しく声をかけたり、待ち時間が長くなってしまったときにも患者さんに配慮したりと、素晴らしいスタッフたちです。安心して患者さんのことを任せられています。私は診療や検査でしか患者さんと接することがないので、患者さんにとってはスタッフの印象のほうが残りやすいと思います。スタッフはそのことをよくわかってくれていて、印象の良い対応を心がけてくれています。患者さんが「ここに来て良かった」と思えるようなクリニックを、これからもスタッフと一緒につくっていければと思います。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

今後も質の高い医療を提供し、患者さんに安心して帰っていただけるよう努めます。近年、食生活の欧米化により大腸がんのリスクが増えており、若い世代でも潰瘍性大腸炎が増加しています。気になる症状があれば、ためらわずに受診してほしいと思います。過去に検査でつらい思いをした方でも、当院では受診しやすい環境を整え、健康寿命を延ばすお手伝いをしたいと考えています。鎮静剤の使用や先進の設備を活用し、患者さんの負担軽減にこだわっています。お気軽にご相談ください。

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