CTや内視鏡など検査設備を充実させるとともに、一般内科から生活習慣病まで診療し、地域の健康を支える

Q胃や大腸の内視鏡検査を受けたほうがよい人は、どんな人ですか？

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▲内視鏡検査は胃がんや大腸がんの早期発見に欠かせない

日本人の死因第一位はがんですが、その中でも胃がんは死亡原因部位の男性3位、女性5位、大腸がんに至っては男性2位、女性1位と上位を占めています。おなかの痛み、食欲がない、便に血が混じる、便秘などの症状がある方や健康診断の便潜血検査で陽性になった方は早めに内視鏡検査を受けることをお勧めします。また、中年期以降にリスクが高くなる病気ですので、目立った症状がなくても40歳以降になったら一度検査することをお勧めします。現在では胃がんや大腸がんは内視鏡での低侵襲な治療も進歩し、がんを早期発見さえすれば命に関わることはほとんどありませんので、早めの検査が大切となります。

QCT検査にはどのようなメリットがありますか？

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▲病気を迅速かつ精密に診断できるCT検査

CT検査には多くのメリットがありますが、当院が導入している理由は迅速かつ精密で客観的な診断ができるからです。例えば、おなかの軽い痛みで受診した発症早期の虫垂炎の患者さんに対し、CT検査を行わなければまずはお薬で様子を見ましょうとなります。しかし、CT検査をすることで虫垂炎と診断を下すことができ、早めの手術を含めた適切な治療の提案が可能となります。おなかの診察だけでは、そこまでの診断は困難を極めます。また、エコー検査と異なり絶食でなくても検査が可能なため、急な症状の方でもエコー検査を行う術者の技量に影響されず客観的な所見を得ることができる点も優れていると考えています。

Q生活習慣病で受診される方もいらっしゃるのですね。

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▲内科のかかりつけとしてなんでも相談をしてほしい

当院はクリニック名に内視鏡と入っていることや内視鏡専門クリニックが増えているため、生活習慣病は診療できないと思われている患者さんが時折いらっしゃいます。私は特定の疾患や検査に縛られることなく幅広い視野で診察し、かかりつけとしての役割を担うことを大切にしています。高血圧症や糖尿病、脂質異常症（高脂血症）、脂肪肝などの生活習慣病はもちろん、急な発熱や大阪市の各種がん検診やワクチンまでお気軽にご相談ください。また、患者さんが病気に対する知識を持つことも大切と考えています。自身がなんのためにどのような薬を飲んでいるのか、患者さん自身が理解するだけでその治療が継続できるかは大きく違ってくると思います。

Q大きな病気になる前に、早期に受診することが大事なのですね。

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▲患者の状況に合わせた検査・治療の提案を行っている

健康診断で異常値があっても放置している人は多いですが、できれば症状が出る前にクリニックを受診し、予防に取り組んでいってほしいと思います。例えば、血液検査でASTやALT、γ-GTPの値が上昇している場合、脂肪肝や肝炎になっていることが疑われます。肝臓は「沈黙の臓器」といわれるほど物静かな臓器で、ダメージがあっても自覚症状が出ることはほとんどなく、自覚症状が出たときにはすでに肝硬変や肝臓がんに進行していることも少なくありません。また、そこまで進行すると元に戻すことは難しいといわれています。健康診断で引っかかったら、信頼できるかかりつけ医のもとで定期的に肝臓の検査を行っていくことが大切です。

Q脂肪肝では、どのような治療をされるのでしょうか？

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▲少しでも気になる症状があれば気軽に相談してほしいと話す院長

脂肪肝の方は、メタボリックシンドロームをはじめ、肥満や糖尿病、脂質異常症、高血圧症などの生活習慣病を併存している方が多いです。残念ながら、脂肪肝自体を治療するお薬は現在ありませんので、患者さん一人ひとりに応じた食事・運動に関するアドバイスを行いながら体重の減量や生活習慣の改善のサポートを行います。また、それらと並行して背景にある生活習慣病の投薬治療も行います。また検査では血液検査のほか、エコー検査で肝硬変や肝臓がんの有無など、肝臓の状態を詳細に確認していくことが重要です。当院ではエコー検査専門の技師による精度の高いエコー検査で、患者さんの状態を見守っていくことを心がけています。