検診・治療前の素朴な疑問を聞きました！

Qどのような人がオフィスホワイトニングを希望されますか？

A

以前は若い女性が希望されるイメージが強かったと思いますが、今は20代や30代の男女はもちろん、40代、50代の方など、性別を問わず幅広い方が相談に来られます。ヒアリングする中でその要因になっていると気づいたのは費用面。診療室の壁に貼っているホワイトニングに関するポスターを見てお声がけくださる方や、「今はこのくらいの金額で受けられるんだ」と興味を持たれる方が多くいらっしゃいます。また、金属の詰め物やかぶせ物を白くしたいと来られた方が、その治療が終わった後にホワイトニングを希望されるケースも。実は男性の患者さんも多く、それだけ口腔内に対する意識の高い方が増えているのだと思います。

Qホワイトニングを行うにあたって気をつけていることは何ですか？

A

虫歯がある場合はまず治療を優先いたします。というのが、虫歯があるとそこに薬剤が入り込んでしまう恐れがあるからなんです。注意事項として、歯の表面に白い斑点がある場合はその部分が目立つ可能性があります。また、かぶせ物などご自身の歯でないものを白くすることはできませんので、ご了承いただいた上でホワイトニングを実施しています。ただし、前歯にコンポジットレジンの白い詰め物を施す治療を行う場合は、施術後の歯の色と合わなくなる恐れがあるため、ホワイトニング後に治療することも。虫歯がない方も、薬剤が浸透しやすいよう事前にブラッシング指導や歯石除去など口腔清掃を実施した上でホワイトニングを行うようにしています。

Qそのほか審美面に配慮したさまざまな治療に注力されているとか。

A

はい。矯正治療は無料相談も受けつけております。また、保険適用範囲の拡大に伴い金属の詰め物やかぶせ物ではなくメタルフリーの治療を選択される方も増えました。CAD／CAMシステムを用いたハイブリッドセラミックを用いた治療や、歯を失った際に行うインプラントや入れ歯治療など幅広く取り組んでいます。ただし、各治療には適応やメリットデメリットがありますので、患者さんの状態とご要望に適した治療法の提案に努めています。ですので、歯を失ったすべての方にインプラントをお勧めするわけではありません。メタルフリー治療については審美面だけでなく、自律神経の乱れや金属アレルギーなど健康面への影響も丁寧にお伝えしています。

検診・治療START！ステップで紹介します

1口腔内の状況を診査する

虫歯の有無、どの歯に詰め物やかぶせ物が入っているかなど、しっかりと口腔内を診査。かぶせ物など天然歯以外の歯はホワイトニングを施しても色の変化は望めないため、トラブルのないよう十分な説明と確認が行われる。また、歯に亀裂が入っていると薬剤がしみる可能性もあることから、口腔内診査を入念に実施。万が一虫歯があれば治療優先、口腔内の状態を整えた上で施術するなど、ホワイトニングの前処置に関する説明も受ける。

2カウンセリングを受ける

どのくらいの白さをめざすのか、どのくらいの期間で終わらせたいかなど、めざすゴールに相違がないよう歯科医師と患者の双方でしっかりとすり合わせる。神経の治療をした歯や神経が生活反応がなくなった歯は一般的なホワイトニングとは違った処置が必要になる可能性があることや、薬の服用により歯の色が変わってしまったケースでは歯が白くならないことがあることも説明を受ける。納得できたら、施術前の処置へと進む。

3口腔内の情報をもとに処置を実施

虫歯がある場合は先に治療を行うことが多い。口腔内を診査した結果、特に問題がない場合は、ホワイト二ングに使用する薬剤が浸透しやすいように歯石除去や歯の表面の汚れを除去するためのクリーニングを実施。また、自宅でのセルフケアもしっかり行えるように、歯科衛生士によるブラッシング指導も行われる。セルフケアは施術後も白さを持続させるため、そして虫歯予防においても重要であることから力を入れて取り組んでいるそう。

4オフィスホワイトニングの施術を開始

薬剤を歯面に塗布した後に行う光の照射が2回の場合はトータル45分、3回照射では60分と、一般的なホワイトニングに比べ、チェアタイムが短いのが特徴だ。また、これまで控えるようにいわれていたホワイトニング施術後のコーヒー、紅茶、チョコレート、赤ワインなど、色や汚れがつきやすい嗜好物も制限がないため、ストレスなく臨める。低刺激の薬剤を使用していることから、知覚過敏が抑えられるのも特徴とのこと。

5定期的なメンテナンス

施術後の状態を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが大切。受診時は過去の画像を見ながら現状の歯の色と比較することもできるため、次回ホワイトニングを行う時期を決めやすいのだそう。また、磨き残しのパーセンテージがわかるプラークコントロールレコードを出し、歯石のつきやすさを加味した上で来院間隔を提案しているのも同院の特徴。ジェット水流と微粒子のパウダーを用いたワンランク上の歯面清掃も受けられる。