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石飛 亮 理事長の独自取材記事

いしとび内科医院

(出雲市/出雲大社前駅)

最終更新日:2025/02/12

石飛亮理事長 いしとび内科医院 main

出雲大社前駅より徒歩9分、県道161号から1本入った通りにある「いしとび内科医院」。出雲大社から車で5分で、すぐそばに神門通りもあり、観光地にも近い医院だ。同院は、前身となる西尾医院を継承する形で2019年に石飛亮理事長が開院。石飛理事長は地域医療を担う医師を育成する自治医科大学の出身で、町の診療所の医師として地域医療に貢献している。診療では、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病、脳血管疾患・心血管疾患の二次予防など内科疾患全般から日常的な不調まで幅広く対応している。疾患だけでなく、患者さんの家庭環境や生活背景までを含めて診療することをモットーとしている石飛理事長は「何でも相談に乗るので、まずは気になることは気軽に話してほしい」とほほ笑む。そんな石飛理事長に医院の特徴や今後の展望について聞いた。

(取材日2024年12月25日)

幅広く診ることで地域医療を支える

医師をめざしたきっかけや経緯を教えてください。

石飛亮理事長 いしとび内科医院1

幼い頃から漠然と「将来は医師になる」という想いが頭にありました。親戚に医師が何人かいて、身近な職業だったのが大きいですね。一方で父が車関係の仕事に携わっていた影響か、乗りものや工学系の仕事にも興味を持っていました。特に飛行機が好きで、航空工学部へ進みたいと思っていた時期もありました。しかし、自分自身の適正も鑑みて、最終的には自治医科大学に入学し医師の道に進みました。医学の場では、すごい熱量で医療に取り組む多くの方たちに巡り合い、大いに刺激を受けました。ただ、乗り物やメカが好きなのは変わらずで、それらを始めとした幾多の趣味をきっかけにいろんな感性を持った方々と出会うこともでき、医師としてだけでなくいち個人としても自分なりの世界観や人生観を持つことができました。公私ともに充実した毎日を送れていることが、患者さんの話をしっかり聞く余裕や、広い視野を持った診療につながっていたらいいなと思います。

石飛理事長の専門とされている分野は何でしょうか?

地域医療に強い自治医科大学を卒業し、隠岐の病院や診療所で働いていたこともあるので、へき地医療の経験に厚いことが強みだと考えています。専門としては、日本糖尿病学会糖尿病専門医の資格を有しており生活習慣病を得意としていますが、その糖尿病を学んだ内分泌代謝科では甲状腺疾患など内分泌疾患についても勉強してきました。これらの専門性も、へき地医療ならではの何でも診るという環境下で、特に求められた領域に応えていった結果。根本は「症状や病気だけにとらわれず、患者さん全体を診る」という考え方で取り組んできました。そうした勤務医時代の経験が、今の医院での仕事に生きているのではないかと思っています。

開業をしようと思った理由を教えてください。

石飛亮理事長 いしとび内科医院2

2011年から当院の前身である「西尾医院」で働くようになりました。実は、西尾院長は私の叔父だったんです。叔父も、専門である循環器に特化するのではなく何でも診ていたので、「自分の医師としての経験が役立つんじゃないか」という想いがありました。一緒に働いていくうちに、叔父も高齢になってきて、継承の話をいただき開業する流れとなりました。以前は2~3年ごとに転勤があったため、一人の患者さんを長く診るという経験がほとんどありませんでした。しかし、西尾医院ではそれまでに比べ患者さん一人ひとりを長い期間診させていただく経験ができたことで、大学でもたたき込まれた真に“全人的”な医療が実践できるのではないかと思ったのです。同時に、地域医療に長年従事してきた経験を生かして、患者さんがその人らしい人生を歩むための手助けができたらという想いで、開業に至りました。

ハードルが低く、気軽に行ける医院をめざして

貴院の特徴を教えてください。

石飛亮理事長 いしとび内科医院3

地域の方が気楽にかかることのできる医療機関ということでしょうか。ハードルが低く、気軽に来てもらえる町医者のイメージですね。そうであれるよう患者さんには丁寧な対応やわかりやすい説明などを心がけています。診療内容としては糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病をはじめ、脳血管疾患・心血管疾患の二次予防、呼吸器疾患や消化器疾患など内科的疾患全般、風邪や胃腸炎などの日常的な体調不良から健診・ワクチンなど予防医療まで、地域のかかりつけ医院として幅広く対応しています。また、当院で対応できない検査や治療を要する患者さんについては、対応可能な医療施設に紹介する体制も整えています。医療設備に関しては、エックス線撮影機器、エコー撮影装置、心電図装置、呼吸器検査機器、ホルター心電図検査、ABI検査などを一通りそろえています。

診療の方針はありますか?

まずはしっかり話を聞くようにしています。症状経過、既往歴、基礎疾患などの基本的な問診についてはもちろん、必要に応じて嗜好、家族構成・家族歴、お仕事・職歴、他の医療機関への通院状況や処方されている薬剤、どんな病気を心配して来院されたか、どのような対応を希望されているかなど丁寧にお話を聞くようにしています。しっかりお話を聞くことで、余分な検査をしなくても診断に近づくことができたり、患者さんとの信頼関係を築くことができ、より良い診療につながったりすると考えているからです。また、「何でも相談できるような場所でありたい」と常に思っています。それはスタッフもよく理解してくれていると感じており、看護師も事務員もスタッフ一同が医院にかかられる際のハードルを低くして、患者さんが来やすいような雰囲気をつくってくれていると思います。自慢のスタッフたちで、いつも感謝しています。

どのような患者さんが多く来られているのでしょうか?

石飛亮理事長 いしとび内科医院4

多くが近隣の住民の方ですが、遠方から通われている方や観光客の方などもいらっしゃいます。診療内容としては生活習慣病をはじめとした慢性疾患の患者さんの割合が大きいですが、感染症などの急性疾患から、その他のこまごました愁訴までさまざまです。また年齢も下は中高生から上は100歳以上のご高齢の方まで幅広いです。内科とは違うと思っていた症状が内科疾患だったりすることもありますし、診察の結果によっては適切な科への受診を提案したり、しかるべき医療機関への橋渡しをしたりもしますので、どこに受診するか悩んだ場合でもまずはご相談いただければと思います。

健康が目的ではなく、より良い人生のために健康を守る

読者に知っておいてほしい情報などがあれば教えてください。

石飛亮理事長 いしとび内科医院5

地域的なことをいえば、出雲地方にはお茶文化がありますよね。友人や家族で集まって一日に何度もお茶を飲む方が多いかと思います。その際に、一緒にお菓子や漬物などを食べることが多いので「間食などは控えめにね」というのは伝えたいです。カロリーや糖分、塩分が気になるので“ほどほど”を意識してほしいです。また農業従事者の方も多いので、農閑期である冬場の生活習慣にも注意してほしいですね。診療の際にも「運動不足で糖尿病や生活習慣病が進行したりしやすい時期なので、農閑期も運動するようにしましょう」とお伝えしています。

休みの日は何をされていますか?

天気が良いとバイクや車でドライブに出かけます。愛車はイギリスのスポーツカーで、60年以上前の車なのですが、デザインや仕組みがシンプルなところが気に入っています。朝5時くらいからひとっ走りして診療して、土曜なんかは診療後バイクに乗ったりしています。車やバイクの愛好家の患者さんとは愛車のトークで盛り上がったりもします(笑)。余談ですが、学生のときには飛行機免許もアメリカで取りました。船の免許も持っています。今はどっちもペーパーですが。休みの日はしっかり遊んで、公私のメリハリをつけていますね。

今後の展望を教えてください。

石飛亮理事長 いしとび内科医院6

良い意味で現状を維持していきたいです。そのためには、日々の自己研鑽を怠らず、地道に目の前のことをやっていくしかないなと思っています。なので目下の目標は「目の前の患者さん一人ひとりに丁寧に向き合っていくこと」ですね。健康であることそのものは人生の目標ではないと思います。あくまで皆さんがより良く楽しい人生を送られるために、健康を支える存在として少しでもお力になれればうれしいと思いながら日々診療しています。健康面でお悩みのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

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