増本 智 院長、金田 宗士 副院長の独自取材記事
えみたす歯科・矯正歯科 イオンタウン楽々園院
(広島市佐伯区/楽々園駅)
最終更新日:2025/02/14

楽々園駅近くにある「えみたす歯科・矯正歯科 イオンタウン楽々園院」は、増本智院長が、地元に恩返ししたいという思いを持って開業する歯科医院だ。増本院長は、東京でさまざまな経験を積み、AIを駆使した矯正やインプラント治療に精通した気鋭の歯科医師である。特にインプラント治療に関しては、講師としての活動も行っている。当然、マイクロスコープなど先進の設備を備えているが、あくまで基本になっているのは患者ファーストの姿勢である。「技術よりも、患者さんを笑顔にすることが大切」と語る増本院長、そして、その心構えに共感した副院長の金田宗士先生に、同院の特徴、得意とする治療、今後の展望などを聞いた。
(取材日2024年11月27日)
インプラント治療とAIを駆使した矯正を得意とする
歯科医師をめざしたきっかけは何だったのでしょうか?

【増本院長】人を感動させることが好きで、昔は小説作家になりたかったのですが、なりたいとできるは違うことに気づきました。もともと手先が器用だったことから歯科医師をめざし、勉強を続けるうちに奥の深い領域だと魅力を感じるようになりました。歯科医師になってからも、どんどんのめり込んでいって、週に6、7日仕事をしていましたね。歯科領域に対する情熱があるため、小説では感動させられなくとも、歯科医師として、口の健康を通して患者さんを前向きにさせることができると思ったんです。
【金田副院長】父が歯科医師で、患者さんに感謝される姿を見て育ちました。父から歯科医師になれと言われたことは一度もありませんが、進路を決める際は自然と歯学部を選んでいました。自分のめざしたい歯科医師像として、今も父の姿があります。
院長のご経歴を教えてください。
【増本院長】広島大学を卒業し広島大学病院で研鑽を積んだ後、東京でインプラント治療や矯正歯科など、それぞれの分野に力を入れる約10の歯科医院で働き、最後の2年間は、副院長を経験しました。今回、ここで歯科医院を開業しないかという話を頂き、まだ東京で技術を磨きたい気持ちもあったのですが、お世話になった広島に恩返しがしたいと思い、帰郷しました。当院では今までの経験を生かして、AIを駆使した矯正やインプラントなどの高い技術を提供していきたいと考えています。審美歯科専門の歯科医院にも勤めていましたので、セラミック治療やホワイトニングについてもご相談くださいね。
AIを活用されるのですね。

【増本院長】私は歯科治療以外にもコンサルティングや広告などの仕事にも携わっていたので、デジタル関係が得意です。今後、AIを活用したマウスピース型装置を用いた矯正にも力を入れていきます。AIの進歩により、かつてはワイヤーでないと矯正できないといわれた症例も、マウスピース型装置による矯正が可能になりました。昔はベテランの歯科医師が職人技でワイヤーを曲げて矯正していましたが、もはや名医の技術だけに頼る時代ではなく、患者さんがどの歯科医院を選んでも同じ矯正を受けられるようになっていくでしょう。まだ広島では、マウスピース型装置を用いた矯正を受けられる歯科医院はあまりありません。AIを使いこなしつつ、ワイヤー矯正の経験も生かして、最後に調整を図るなど技術を組み合わせることもできます。
地域に根差した歯科医院で、先進の歯科治療を提供
どのような治療に注力されていく予定ですか?

【増本院長】私は、講師として、広島の歯科医師にもインプラント治療について教えています。例えば歯がなくなった場合、ブリッジだと前後の歯を削らなくてはならず、入れ歯だと残っている歯に金具をかけるため、負担がかかります。インプラントは、前後の歯を削りませんし、噛む時にかかる力の分散にも役立つため、他の歯が虫歯になりにくいことが特徴です。また、予防歯科にも力を入れていきます。まずは歯科衛生士が中心に行う体制ですが、今後は広島大学にいる麻酔科の医師と歯周病科の歯科医師が加わるので、それから本格的に取り組む予定です。
副院長が心がけていることを教えてください。
【金田副院長】私のモットーは「すべては患者さんのために」です。患者さんに、ありとあらゆる可能性を説明した上で治療することを心がけているんです。院長と初めてお会いした時に「技術よりも、患者さんを笑顔にすることが大切。そして、笑顔で働けるようにしよう。メリットとデメリットをきちんと説明して、数多くの選択肢の中から患者さん自身がしっかり選択できるような歯科医院をつくりたい」ともおっしゃいて、とても共感しました。今後は、院長に追いつけるようにインプラント治療の技術を磨いていきたいと思います。また、歯並びが良くないと補綴物が長持ちしないため、矯正によって正しい噛み合わせをめざした上で治療をすることが大切だと感じています。とにかく、患者さんの理想にできるだけ近づけるような治療を行いたいですね。
どういった患者さんに来ていただきたいですか?

【増本院長】インプラント治療や審美歯科のような自由診療だけでなく、一般歯科も行うので、老若男女どんな主訴の方でも来ていただけます。多忙な方や平日に来院できない方も通院していただきたいとの思いで、平日はお仕事終わりに立ち寄っていただけるよう20時まで診察し、土日も18時まで診察します。ショッピングモール内にあるためファミリー層も通いやすいのではないでしょうか。駐車場が利用できますし、フードコートにいても名前を呼ばれます。少しでも患者さんの待ち時間を削減できるよう、電子カルテや自動精算機を導入しました。実は、開業前からすでに予約が入っているのですが、予約が取りにくくならないように体制を整えています。スタッフにはしっかり休息をとってもらい、笑顔で患者さんの対応ができるように週休3日でもオペレーションが回る状態にしたいと思っています。
すべての患者に笑顔をプラスする歯科医院に
内装や設備でこだわった点を教えてください。

【増本院長】どんな方にも通っていただきたいので、自分の趣味を患者さんに押しつけるのではなく、白を基調にした内装にしています。もちろん、ベビーカーや車いすの方でも来院できるバリアフリー設計です。また、子どもが楽しめるようアニマル柄の壁紙にし、プロジェクターを設置しました。泣き声がすると、小さな子は歯科医院をより怖く感じてしまうと思うので、そうした音が響かないよう音楽を流します。オペ室はインプラント治療や、難しい根管治療などに使用します。当然、マイクロスコープも設置しています。骨不足でインプラントはできないと他院で断られた方も、当院では骨造成という治療にも対応します。全身管理のエキスパートである麻酔科の医師も加わりますので、より体制が整っていきます。
スタッフさんには、どのような話をされていますか?
【増本院長】スタッフには、患者さんには愛を持って接するよう話しています。技術だけでなく、優しさが大切だと考えています。また、急患でも断らないように頼んでいます。忙しい時でも、歯の痛みに苦しむ患者さんを放ってはおけません。歯科医師に診てもらえるだけでも患者さんは安心しますし、緊急性があれば当院にはオペ室もあるので対応できるからです。
今後の展望をお聞かせください。

【増本院長】当院は「高度な医療を、もっと身近に、もっと手軽に」をキャッチフレーズに、地域の歯科医療のレベルを上げたいと考えています。価格に配慮しながら、先進の歯科医療を提供していきたいと考えていますのでお気軽に来院ください。
【金田副院長】歯科医師として地域医療に貢献したいという気持ちが強いです。また、今後は治療よりも予防中心の医療になると考えています。そのため、子どもの患者さんなどは小児歯科検診や、矯正治療などをきっかけにして、歯科医院に慣れてもらいたいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/38万5000円~、マウスピース型装置を用いた部分矯正/44万円~、マウスピース型装置を用いた全体矯正/88万円~、小児矯正/7万7000円~、オフィスホワイトニング/3万3000円~、ホームホワイトニング/3万3000円~、骨造成/11万円~、セラミックインレー/5万5000円~、セラミッククラウン/8万8000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。