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石川 絵美子 院長の独自取材記事

武岡皮膚科クリニック 高松院

(高松市/伏石駅)

最終更新日:2025/02/14

石川絵美子院長 武岡皮膚科クリニック 高松院 main

高松中央ICから自動車で4分、琴電琴平線・伏石駅から2分。「武岡皮膚科クリニック 高松院」は、丸亀市に本院を置く「武岡皮膚科クリニック」の分院として、2024年11月に開業。木材やガラス、石材といった異素材がそれぞれ個性を放つ外観デザインが印象的なクリニックだ。院長を務める石川絵美子先生は、日本皮膚科学会皮膚科専門医。ニキビやアトピー性皮膚炎などの一般的な皮膚疾患の診療に加え、自由診療となる美容医療にも力を注ぎながら、患者一人ひとりの肌トラブルの解決を優しくサポートしている。自身が子育て中であることから、子育て世代の患者には実体験に基づいたアドバイスも提供しているという。輝く笑顔で、「末永く患者さまとお付き合いしていきたい」と話す石川院長を取材した。

(取材日2024年12月3日)

丸亀本院での勤務医を経て、高松院の院長へ

院長就任までの経緯を教えていただけますか?

石川絵美子院長 武岡皮膚科クリニック 高松院1

2008年に香川大学を卒業した後は、10年ほど香川大学医学部附属病院に勤務しました。2020年には、高松市のキナシ大林病院で開設された皮膚科の医長に着任。2023年からは、丸亀市の本院で勤務していました。大学病院時代から交流があった理事長に、「一緒に働きませんか」と声をかけていただいたのは、ちょうど私が美容医療を学んでいきたいと考えていた時期。本院は皮膚科の保険診療だけでなく、美容医療にも注力しているクリニックでしたので、ありがたく了承しました。美容医療については一から経験を積ませていただきましたし、保険診療についても、四国中からアトピー性皮膚炎や乾癬(かんせん)の患者さまが来院する本院で知識を深めることができました。独立も視野に入れていましたが、高松院の構想をお聞きして、自分が取り組みたいと思う医療を新しい場所で実現できればと思ったんです。

高松院の強みを教えてください。

形成外科の女性医師が常駐していますので、美容外科の手術が必要な場合でも、すぐにカウンセリングに入ることが可能です。カウンセリングを通じて、保険診療・自由診療問わず治療の選択肢が増えるのは、患者さまにとって大きなメリットだと思います。それから、この建物の設計も強みの一つです。待合室の右奥が保険診療、左奥が自由診療とスペースを分けることで、患者さまが人目を気にしなくて済むようにしています。美容医療を受ける際はメイクを落とす必要があったり、施術後に目が腫れたり、皮膚の赤みが増したりすることも考えられますから。設備の中で特徴的なのは、エキシマレーザーですね。これは尋常性白斑・アトピー性皮膚炎・円形脱毛症などの治療に有用な先進の医療機器で、導入しているクリニックはあまり多くありません。使用は保険診療という扱いになりますので、気になる方はご相談ください。

現在はどのような患者さんが来られていますか?

石川絵美子院長 武岡皮膚科クリニック 高松院2

開業間もないうちは、来院者数も限られてくるだろうと思っていたのですが、実際に開業してみると本院の患者さまも、キナシ大林病院時代の患者さまも、大学病院時代の患者さまも来てくださって、胸がいっぱいになりました。加えて、ベッドタウンのこの地域にはファミリー層が多く、小児科のクリニックも複数ありますので、小児科の先生からの紹介患者さまがよくおみえです。症状で言いますと、ニキビやアトピー性皮膚炎でお悩みの方が多いと思います。あとは、いわゆるコモンディジーズですね。帯状疱疹や水虫、乾癬といった、日常的に遭遇しやすい皮膚疾患の治療に尽力しています。美容皮膚科に関してはしみ、しわ、ニキビ瘢痕(はんこん)のケア、形成外科の分野では眼瞼下垂の手術などが多いです。

患者の話を聴き、目を見てコミュニケーションを取る

先生が得意とする治療を教えてください。

石川絵美子院長 武岡皮膚科クリニック 高松院3

こう言うと誤解が生まれるかもしれませんが、ニキビの治療が好きです(笑)。ニキビは多くの場合、自分の容姿が気になりだす思春期から症状が現れます。思春期の心は繊細なので、小さなニキビ一つでも、落ち込んでしまいやすいんですよね。ニキビに悩んで暗い表情を浮かべている方を、治療を通して明るい表情にする。その瞬間がとてもうれしくて、治療のやりがいを覚えます。私が美容医療を学ぼうと思ったのも、きっかけはニキビの治療の選択肢を増やすためでした。ニキビ治療そのものは保険診療ですが、ニキビ痕の治療はその限りではありません。より高い精度の治療を求められる患者さまには、自由診療も併せてご提案しています。

患者さんと接する上で、心がけていることはありますか?

どんなに忙しくても、患者さまのお話を中断することなく、しっかり聴くことを心がけています。親しい間柄でも、自分の話を遮られるといい気持ちはしませんよね。医師との間であれば、なおさらだと思います。患者さまはこちらに情報を開示してくださっているわけですから、カルテを作成している時でも、患者さまがお話しされる間は手を止めて、目を見てコミュニケーションを取らせていただきます。会話の中で思い出された内容が、実は病気と深く関わっていることも珍しくありません。症状の背景を知るためにも、患者さまのお話を聴く時間は大切にしています。

患者さんとの、印象的なエピソードがあればお聞きしたいです。

石川絵美子院長 武岡皮膚科クリニック 高松院4

大学病院時代に、10代という若さで悪性黒色腫を発症した患者さまを担当したことがありました。悪性黒色腫は希少がんの一種で、決して予後が良好な病気ではありません。今はインターネットを見ればそういった情報も目に入りますから、つらい治療で体を疲弊させながら、心も疲弊させているその子を見るのは私もつらかったです。でも、彼女はそんな病気にも負けじと治療を続けていました。そして、今では大きな支障なく日常生活を送れるようになり、卒業や就職といった節目にはプライベートで報告を受けるなど、今でも交流が続いています。私はその子のことを思うたびに、これからも皮膚科の医師として頑張ろうと思うんです。

医師として、母親として、子育て世代の相談役として

先生ご自身も、子育ての最中だと伺いました。

石川絵美子院長 武岡皮膚科クリニック 高松院5

3人の子どもを育てています。小学生2人と未就学児なので、まだまだ手がかかりますね。診療が終わったら子どもたちをお風呂に入れて、ご飯を食べてすぐに寝る。そんな生活です。毎日が慌ただしくて、月に1度のお弁当の日を当日の朝に思い出すこともあったり……(笑)。お料理も、お菓子作りも好きなんですけれどね。子どもたちの肌のケアも、毎日のことなので大変です。同じ苦労を抱えている親御さんには、自分の経験を踏まえて、効率的なケア方法をお伝えしています。

今後の展望をお聞かせください。

近隣の皮膚科のクリニックが立て続けに閉院し、お困りの患者さまが多いと聞いています。主治医を探している患者さまの助けになれるよう、長くこの場所で診療を続けていきたいです。治療に関しては、引き続きニキビやアトピー性皮膚炎の治療に力を入れていきたいと思っています。ニキビやアトピー性皮膚炎は、どうしても人の目が気になる病気ですので、患者さまによっては外出を控える方もいらっしゃるでしょう。そういった方々が、一日でも早く前を向いて歩けるようにサポートさせていただきたいです。それから子育て世代の相談役として、親御さんへのアドバイスも増やしていきたいですね。私の経験を生かすことで、患者さまのお役に立てればうれしく思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

石川絵美子院長 武岡皮膚科クリニック 高松院6

「こんな些細なことで受診していいのかな」と思わずに、まずは気軽にご相談ください。当院はお肌の悩みを持つ患者さまに寄り添うこと、患者さまお一人お一人のご要望をかなえることを第一に考えています。ご相談いただければ、私を含めたお肌の専門家が先進の医療設備、技術を用いて力になりますので、安心してお話しいただきたいです。当院はこれからも患者さまファーストで、来院される患者さまを末永く診ていけるような、「お肌のかかりつけクリニック」を目標としています。私たちと一緒に、健康的で美しいお肌をめざしていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア/3300円〜、しわのケア(目尻・眉間)/1万4300円~、ニキビ瘢痕のケア/1万1000円〜

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