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定秀 孝介 院長の独自取材記事

さだひで腎・泌尿器科クリニック

(広島市安佐南区/下祇園駅)

最終更新日:2025/02/26

定秀孝介院長 さだひで腎・泌尿器科クリニック main

JR可部線・下祇園駅から徒歩10分。スーパーマーケットの向かいのクリニックモール内に2024年11月に開業した「さだひで腎・泌尿器科クリニック」。広島市の中でも人口の多い安佐南区の中心地という利便性の高い立地で、近辺には若いファミリー層も多く住んでいる活気のある場所だ。定秀孝介院長は、大学病院や基幹病院で泌尿器科の専門家として多くの経験を積むものの、妻や子どもたちのためにあえて開業医の道を選んだという。家族を大切にできるから患者も地域も大切にできる。穏やかな語り口で、患者への深い思いやりと地域医療への情熱を感じさせてくれる。そんな定秀院長に、医師をめざしたきっかけや、患者への思い、日々の診療で大切にしていることなどを聞いた。

(取材日2024年12月18日)

内科と外科、一人で両方診られるのが泌尿器科の魅力

医師をめざしたきっかけを教えてください。

定秀孝介院長 さだひで腎・泌尿器科クリニック1

両親は島根県の松江で老舗旅館を営んでいまして、まったく医師業とは関係のない家の生まれなのですが、私が中学生の時に年の離れた姉が大学の医学部に入り、医学の勉強に頑張っている姉の姿に強い影響を受け、私も医師をめざすことにしました。あと、救急医療をテーマにしたテレビドラマで、演じる医師たちがかっこ良くて憧れたということもありますね。広島大学大学院を卒業後、大学病院や広島県内の基幹病院などで日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医として多くの経験を積み、県立広島病院やマツダ病院では泌尿器科部長も務めさせていただきました。

泌尿器をご専門に選ばれた理由を教えてください。

手術が得意だったことが泌尿器科を選んだ理由の一つです。手術というと、外科、脳外科、泌尿器科などが候補になりますが、もう一つの理由として、泌尿器科は、患者さんの内科的な要素である薬物治療、抗がん剤治療、そして外科的要素である手術まで、基本的にすべて1人の医師が行うため、患者さんを最初から最後までトータルに診療できるところが、医師としてのやりがいにつながると考えたためです。ほかの科では、例えば消化器科だったら消化器内科医と外科医がいたり、がん治療の場合は腫瘍内科医がいたり、複数の医師で担当する科も多いんですよ。

開業のきっかけを教えてください。

定秀孝介院長 さだひで腎・泌尿器科クリニック2

妻も現在、眼科医として勤務しています。妻がキャリアを積み職場での責任が重くなっていく中で、難しい手術を行ったり、夜中に緊急で呼ばれたりすることも増えてきました。わが家には3人の子どもがいるため、夫婦ともども勤務医だと、だんだんと仕事と家庭との両立が厳しくなってきたんですね。そこで私が開業医になれば、勤務医と比べると比較的時間の調整もしやすくなりますし、自分の思い描く働き方ができると思ったんです。今までは総合病院での勤務で、患者さんとの関係性も希薄だったのですが、患者さんとより近い立場で、思いがあったことから、開業の道を選びました。開業にあたっては、このエリアに妻の実家があり、私も妻もこの地域に愛着があったので、この地を選びました。泌尿器科専門のクリニックが少ないエリアですし、ぜひこの地域で住民の皆さまに役立つ地域医療に貢献したいと思っています。

泌尿器科ならではの検査も可能、一度気軽に相談を

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

定秀孝介院長 さだひで腎・泌尿器科クリニック3

泌尿器科というと男性の患者さんが多いというイメージですが、意外に女性の患者さんも多くて、男性・女性ほぼ半々ぐらいです。女性の患者さんで多い症状は膀胱炎です。骨盤の底の筋肉が緩み子宮や膀胱が骨盤外に出てきてしまう骨盤臓器脱もあります。頻尿や尿漏れなどは男女問わず多いですね。おしっこで悩まれている方がたくさんいらっしゃるんだとあらためて感じています。排尿障害について、内科や産婦人科などでも診療自体は可能だと思うのですが、原因の特定が難しかったり処方する薬も抗生物質だけだったりということもあり得ますので、一度、泌尿器科専門医師に診てもらうことをお勧めします。また、前立腺がんや膀胱がん、腎がんの発見は早期発見が大切です。症状が現れにくいこともありますので、少しでも違和感があればお気軽にご相談ください。

医療機器も充実していますね。

総合病院レベルの医療機器を導入しています。まず、当院でスペシャルトイレと呼んでいる尿流量測定装置を備えた医療用トイレです。このトイレで排尿すると、尿の量がどれぐらい出たのか、1秒間に何cc出て尿を出す勢いがどれぐらいなのか、尿を出すためにどれぐらい時間がかかるのかなどが測定できます。おしっこが出にくいなどの症状を数値化して綿密に分析し、診断や適切な治療につなぐわけです。また、尿沈渣分析装置、半自動尿分析装置も導入しており、細胞単位の専門的な尿検査が可能です。尿検査は一般的には試験紙という紙で測定するのですが、これらの機器では赤血球や白血球、細菌などの細胞数を測ったり、画像でチェックしたりできます。そのほか、膀胱鏡やエコー、小児用の夜尿症改善に向けたトレーニングに用いるアラームもご用意しています。

アラームを用いた夜尿症のトレーニングとはどのようなものですか?

定秀孝介院長 さだひで腎・泌尿器科クリニック4

お子さんのパンツに取りつけたセンサーが、寝ている間の尿、つまりおねしょを感知するとアラームが鳴って、お子さんに目を覚まさせるという仕組みです。睡眠時に尿意を感じたら起きられるようになるためのトレーニングになります。夜尿症は、成長につれてほとんどの子が自然となくなっていくものなのですが、気にされる親御さんは多いですね。当院のある地域はファミリー世帯が多く住んでいて、夜尿症をはじめ排尿障害や陰部のかゆみ・痛みなど、小児の患者さんも結構いらっしゃいます。すぐ横に小児科があるというのも影響していると思います。

プライバシーに配慮し、受診しやすいよう工夫を施す

男性の更年期障害などにも力を入れているそうですね。

定秀孝介院長 さだひで腎・泌尿器科クリニック5

女性がいると受診しづらいという男性の患者さんのために、平日の13時から14時の間は女性スタッフは対応せず、男性の私のみでEDやAGAなどの診療を行っています。また、全身倦怠感や意欲低下、性欲低下など、男性にも女性と同じように更年期障害があり、悩んでいる症状は男性ホルモンの減少が原因だったということも少なくないです。当院では男性ホルモンの測定検査や、男性ホルモンを補充するためのテストステロン療法なども可能です。泌尿器科ならではのそういった治療や検査は、例えば精神科などではできないので、一度泌尿器科で相談してみるのも一つの方法になると思います。泌尿器科は、男性に限らず女性もですが、センシティブな領域ですので、プライバシーには極力配慮し、待合室も長椅子のほか、一席ごとに仕切られたスペースも設けています。

プライベートはどんな過ごし方をしていらっしゃるのでしょうか?

プライベートはほとんど、子どもの世話など家族と過ごす時間になっていますね。中学生、小学校、保育園の子どもが3人いるものですから忙しいです。朝4時とか5時に起きて子どもたちのお弁当を作っているんですよ。私は旅館の息子なので朝から動くのが得意なんです。妻とは家事の分担が決まっていて、朝は私が担当して、夜は妻が担当して、といった感じになっています。子どもたちの学校がお休みの土・日曜でも、妻は手術があったりなどで病院に行くことも少なくないので、私が子どもを連れてどこかに遊びに行くようにしています。

診療で心がけていることと、読者へのメッセージをお願いいたします。

定秀孝介院長 さだひで腎・泌尿器科クリニック6

じっくり丁寧に患者さんのお話を聞くことを心がけています。先ほどもお話ししましたが、泌尿器科はセンシティブな領域ですので、患者さんが話しやすい雰囲気をつくるようにしています。ですが、患者さんたちに言わせると、私はもともと話しかけやすい顔貌やキャラクターみたいです(笑)。わりと皆さん、自然にいろいろ話してくださいますね。あと、自分だけの判断に固執せず、診療ガイドラインに則った診断や治療方針を立てるようにしています。信頼できる指標や最新情報など、自分の知識を常にアップデートしていきたいです。おしっこが近いとか、逆に出にくいなど、排尿障害は適切な治療をすれば改善されることが多いですし、まれに大きな病気につながることもありますので、おしっこ関係の症状で困ったら、ぜひお気軽にいらしてください。地域の方のためにお役に立てるよう今後も精いっぱい努めてまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ED治療/800円~、AGA治療/200円~

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