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藤森 靖 院長の独自取材記事

ふじもり形成外科

(奈良市/学研奈良登美ヶ丘駅)

最終更新日:2025/01/22

藤森靖院長 ふじもり形成外科 main

学研奈良登美ヶ丘駅から徒歩10分の場所にある「ふじもり形成外科」。奈良市内でも教育機関が多い文教エリアである登美ヶ丘に、2024年11月に開業した形成外科を専門とするクリニックだ。けが・傷痕・ほくろ・ニキビ・巻き爪・眼瞼下垂症など、体の表面に起こるトラブルの診療が可能。院長の藤森靖(ふじもり・やすし)先生は形成外科を専門として、これまで数多くの手術を執刀または指導してきたスペシャリスト。患者に寄り添う診療・治療を心がける優しい笑顔が印象的で、開業して日が浅いにも関わらず、多くの患者が訪れ、地域住民から頼りにされている。そんな藤森院長に、同院の特徴や形成外科の治療内容についての詳細、地域医療への思いなどを聞いた。

(取材日2024年12月3日)

コンプレックスを解消し、笑顔を取り戻すために

開業までの経緯を教えてください。

藤森靖院長 ふじもり形成外科1

私は奈良県出身ですが大学進学で大阪へ行きました。大学卒業後は、大阪を中心に28年間勤務医として研鑽を積み、途中アメリカのミシガン大学にも留学しています。開業については、故郷である奈良に戻り生駒に転居したことが転機となりました。家から登美ヶ丘は徒歩圏内なので散策していたのですが、この辺りは学校が多く、緑豊かな周辺環境を気に入っていました。ある日、現在の当院がある商業施設の1階に、スーパーが開店予定であるのを見かけまして。また、その2階にクリニックフロアができることも知りました。開業を考えていたタイミングでもあり、「この地域でけがをした子どもが気軽に来院できるクリニックを開業したい」と思ったので、クリニックフロアのオープンに合わせて独立開業することになりました。

形成外科になじみがない方もいると思いますが、どのような治療が受けられますか?

私の考える形成外科とは、「見た目に問題がある箇所を改善するための医療」であり、その治療や処置は全身に及びます。「見た目が気になる」「色が取れない」「ひきつれている」「痛みやかゆみがある」「盛り上がっている」といったお悩みに対応します。また、やけどでケロイド状になった皮膚の治療なども可能で、手術により傷痕を一旦取り除き、きれいに縫い直していきます。ほくろ・粉瘤・脂肪腫などの皮膚腫瘍を取る治療もあります。他には、眼瞼下垂症治療、ニキビや吹き出物の治療など、全身のさまざまな治療に対応できます。外科と皮膚科、どちらを受診すればいいか迷われることもあると思いますが、形成外科は特に見た目に配慮して施術を行っている点が特徴です。お悩みがあればお気軽にご相談ください。

診療において心がけていることを教えてください。

藤森靖院長 ふじもり形成外科2

「明日の笑顔をつくるお手伝い」が当院のコンセプトです。形成外科に来院される患者さんは、コンプレックスを抱えて切実に悩んでいる方が多いです。開業して間もないですが、学生から高齢者まで老若男女問わず、幅広い患者さんにお越しいただいています。来院のきっかけもさまざまで、「ほくろやイボを取りたい」「眼瞼下垂手術を受けたい」「ニキビをきれいに治したい」「できものに膿がたまって化膿した」など、さまざまな症状でご相談に来られます。その場ですぐに終わる治療もありますが、3ヵ月~半年程度一緒に頑張っていただく治療も多いため、患者さんとの信頼関係は大切にしています。お一人お一人の気持ちに寄り添い、患者さんが抱えるコンプレックスを解消し、自信と笑顔を取り戻すことができるよう、お手伝いすることを使命としています。

技術を磨くことで、患者の悩みに寄り添い続ける

そもそも先生が医師をめざしたのはなぜですか?

藤森靖院長 ふじもり形成外科3

祖父と父が医師だったのですが、医師になるように言われたことはありませんでした。高校で文系・理系を選択する際に「けがをした人を治したい」と考え、医学部への進学をめざしたことが始まりでした。昔から手先を使うことが好きだったのでそれを生かしたい思いもありました。形成外科の道へ進んだきっかけは、大学時代に形成外科では世界でも名を知られている田嶋定夫先生の講義を聞いて感銘を受け、私もその道に進むことを決意しました。田嶋先生は、後に私の恩師・師匠となりますが、カンファレンスなどの仕事中は厳しく指導してもらいました。お正月にはお宅に招いてくださり、その時だけとても優しかったことは良い思い出です。

先生のご専門や実績について教えてください。

勤務医時代から数多くの手術を執刀し、指導も行ってきました。皮膚腫瘍、顔のけがや骨折、眼瞼下垂症の治療に加え、顕微鏡を見ながら精密な治療を行う「マイクロサージャリー」によるけがの治療、瘢痕形成手術などを経験してきました。子どものやけどの治療を担当することもありましたね。当時、お風呂が自動ではなかったため、水を張って蓋をして沸かすわけですが、蓋の上で子どもが遊んで湯舟に落ち、熱湯で全身やけどをしてしまう……という患者が大学病院に運ばれてきたんですね。そうした大やけどの治療は何年もかかり、傷痕は伸びないので、子どもの成長とともに再治療が必要です。また研究室では、自分の皮膚の一部を取り、細胞を増やして移植するといった研究もしていました。こうした皮膚移植をもっと研究したいと考え、30代前半はアメリカのミシガン大学へ留学していた経験もあります。

美容医療にも注力されていると伺いました。

藤森靖院長 ふじもり形成外科4

私は以前から、形成外科で行う美容医療について多くの方に知ってもらいたいという思いがありました。実際、ニキビをきれいに治したいという方も多いので、美容医療の相談もできるように体制を整えました。まずは保険診療でスタートし、ご要望に合わせて自由診療へステップアップすることも可能です。昔はニキビでクリニックを受診する方は少なく、放置してしまったり自己判断でケアしたりして、痕が残ってしまう方も多かったと思います。セルフケアでは対処の難しいニキビも保険診療で治療できますし、まずはご相談いただきたいですね。実際、中学生・高校生・大学生と若い患者さんがニキビのご相談でいらしています。

大切な人にも自信を持って勧められるクリニックへ

お忙しい毎日かと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

藤森靖院長 ふじもり形成外科5

ドライブが好きなので、休日は車で道の駅へ出かけたり、カフェを探したりして過ごしています。健康促進のために、自宅にはエアロバイクを設置し利用しています。手先を使うことが好きなので、昔はプラモデルもやっていましたが、最近は忙しくてなかなかできていませんね。形成外科の医師は、顕微鏡を見ながら1mmの血管を8針縫うといった仕事もできますが、小学生の頃からプラモデルなど細かい作業をしていたので、適性として向いていたのかもしれません。

クリニックの今後の展望はありますか?

例えば、けがをした近隣住民の方やお子さんがいたら「ふじもり形成外科に行けば良い」と、自然と当院を思い浮かべてもらえるような存在になりたいです。やけどやけがをした際、地域の皆さんから最初に頼りにしてもらえるような「かかりつけの形成外科医」として、世代を問わず地域の皆さんから頼られるクリニックをめざして、貢献していきたいと考えています。形成外科は、結果が目に見えてわかりやすいところが、厳しくもあるがやりがいでもあると感じています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

藤森靖院長 ふじもり形成外科6

けがややけどなどをした時は、早めに病院やクリニックで治療を受けることをお勧めします。そのほうが傷痕が残りにくいからです。自己判断で市販薬を塗ったり、ばんそうこうを貼ったりされると、菌が入って傷が悪化してしまうことや、傷が治っても傷痕が何年も残ってしまうことがあります。ニキビもそうですが、いざ何か起こった時は、ぜひ気軽に受診していただきたいですね。「明日の笑顔をつくるお手伝い」をモットーに、お一人お一人の気持ちに寄り添い、適切な治療を提供しますので、些細なことでも、気軽にご相談いただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ニキビ治療/2750円~

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