松本 欣久 院長の独自取材記事
まつのき歯科古河駅前クリニック
(古河市/古河駅)
最終更新日:2025/05/02

古河駅から徒歩8分の場所に2024年11月に開院した、「まつのき歯科古河駅前クリニック」の松本欣久院長。もともと高知県室戸市の出身で、広島大学歯学部卒業後、山口県の歯科医院で研鑽を積み、良質な医療提供と健全な職場環境整備をめざす「まつのき会」の理念に賛同して入職したという。小児歯科をはじめさまざまな分野を専門とする歯科医師が在籍し、市民に親しまれる商業施設の中に位置する同院には、開院直後から小さな子どもから高齢者まで、幅広い世代の患者が訪れているという。多様な専門性を持つ歯科医師やスタッフと協力しながら、院長としてクリニック運営に取り組む松本院長に、同院の特徴や歯科治療への思いを聞いた。
(取材日2024年12月16日)
小児歯科や根管治療の専門家も在籍する歯科医院
まず、こちらの診療内容や特徴を教えてください。

栃木県や茨城県で歯科クリニックを展開している医療法人「まつのき会」のクリニックです。マイクロスコープや歯科用CTなど先進の設備に加え、根管治療や小児歯科、矯正歯科、インプラント治療などに専門性を持つ歯科医師が在籍し、安心して治療を受けていただくことができます。診療にあたっては患者さんとの対話を重視し、納得して治療を受けられるように心がけています。開院してまだ間もないですが、小児歯科の専門家が在籍していることからお子さんの患者さんも多いですね。商業施設の中にあることもあり、幅広い世代の患者さんが来院されています。
先生が院長に就任されるまでの経緯を教えてください。
僕は高知県室戸市出身です。父が歯科医師で、子どもの頃から歯科医師になるのが当たり前と思い育ちました。異なる道を考えたこともありましたが、やはり父の後を継ごうと歯学部に進みました。大学の先輩が勤務している山口県のクリニックに6年間勤務して研鑽を積み、いずれは開業したいと考えてクリニック経営などを学べる歯科医院を探していた時に、同じく歯科医師の兄から、関東方面に来てみたらとアドバイスを受けました。しかし東京都内などで探したのですが、ここという歯科医院が見つからなかったのです。そんな時に小松貴紀先生の「まつのき歯科」を知り、心をつかむものがあったので、2024年4月に入職し、こちらの開院と同時に院長に就任しました。
「まつのき歯科」のどんな点に惹かれたのですか。

地域の歯科医療レベルを向上させることをめざし、歯科医師やスタッフが働きやすい環境を整えていることですね。大学病院レベルの機器をそろえて、従来の歯科医院にありがちな「痛い」「怖い」「通いたくない」というようなイメージをできるだけ感じさせない、痛くなくて通いたくなることをめざした歯科医院づくりにも魅力を感じました。また、医療DXの推進に注力しているのも特徴で、当院の開院にあたってもさまざまなデジタル機器やシステムを導入しました。患者さんの待ち時間の削減や感染防止に役立つように、自動精算機や呼び出し機を導入しています。お名前を呼ばないのでプライバシー面にも配慮できています。再診の際は2次元バーコードにタッチするだけで良いのも便利だと思います。
充実した設備を駆使して、患者が納得する治療を提供
診療面では、どのような設備が整っているのですか。

性能にこだわった歯科用CTを導入しています。従来のCTより極めて精密に見えるので、病変の診断やインプラント治療の時などに非常に役立ちます。とてもよく見えるので患者さんも驚かれているように思います。患者さんも3次元のエックス線画像を見ると、お口の中の状況や治療の必要性をよく理解してくださるのではないでしょうか。マイクロスコープは、歯科大学で教鞭を執った経験もある先生が根管治療の際に使われますし、私も精密な治療が必要な際に使っています。また、子どもの患者さんが多いことを想定していたので、診療ユニットはフラットになるタイプ、お子さんがあおむけに寝て治療を受けられるようなタイプも導入しています。
先生の診療方針について聞かせてください。
初診で来られた患者さんにはお口の中の状況をよく説明して、理解していただくようにしています。そもそも、自分の口の中は、自分ではわからないことが多いもの。歯科クリニックで言われないとわからない、気づかないことも多いので、まず現状を伝えること、知っていただくことを最優先にしています。また、とにかく患者さんファーストが「まつのき歯科」の方針ですから、スタッフにも、患者さんを第一に考えて対応してほしいということと、みんなで協力して仕事に臨むことを大切にしてほしいと伝えています。
院長になって、どのような感想がありますか。

院長という立場になり、改めて父の存在の大きさに気づかされています。院長は多忙ですし、責任も重い。その中で父は、家族のことも大切にしてくれたのだなあと改めて感じました。母も父の歯科医院を手伝っていたのでとても忙しかったと思いますが、その中でしっかり僕たちを育ててくれたことを身をもって知ることができました。院長として期待されることにプレッシャーもありますが、患者さんの診療は大好きなので、とても充実した毎日を送らせてもらっています。僕が育ったのは田舎なので、古河は関東の中でもあまり都会すぎず、患者さんも穏やかで優しい方が多い印象があり、居心地良く過ごさせてもらっています。
では、プライベートな時間はどのように過ごされていますか?
趣味は料理なんです。研修医の頃から料理の動画を見て、これなら自分にできるのではないかと、母に作り方を聞いて作るようになりました。今はもう、料理をすることが生活の一部になっています。歯科医師は口に関わる仕事だからでしょうか、食べることが好きなんですね。休みの日もだいたい料理を作っています。山口県のクリニックに勤務していた頃は、作った料理をクリニックのスタッフにも振る舞っていたのですが、僕にとっては古河も都会ですから、こちらではまだ少し遠慮しています(笑)。
患者との対話を重視して、相談しやすい歯科をめざす
患者さんに大切にしてほしいと思われることがありますか。

歯科クリニックに通院しない期間が長くなると、虫歯や歯周病が進行するなど大きなトラブルが起きやすくなります。やはり定期的に気軽に通っていただきたいですね。大切なことはやはり、ご自分のお口の中を知っていただくことですね。また、「歯科医院でどんな治療をされたかわからない」と疑問に思われる方も少なくないようです。当院では常に患者さんとよく話し合い、理解し納得された上で、治療を進めるよう心がけています。また治療後もメンテナンスに通っていただくことも大切ですから、クリニックとしては通いやすさ、受診しやすさも重視する必要があるでしょう。忙しい方の都合にも合わせていきたいですね。
今後の展望について聞かせてください。
スタートして間もないですから、新しいことをやっていくのではなく、今、取り組んでいることを一つ一つ丁寧に携わっていきたいと思っています。クリニックとしては、小児歯科専門の先生が在籍しているので、お子さんの患者さんが多いですし、法人グループのクリニックから少し難しい症例の患者さんが紹介されてくることもあるので、それらに対してしっかりと応じていきたいです。また、理事長の小松先生をはじめ、専門性を持つ先生方を見習って、僕もインプラント治療などの精度が高まるように研鑽を積んでいきたいと考えています。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

当院は古河駅にも近く、通いやすさを重視した歯科クリニックです。お子さんのお口の中のことも気軽に相談していただきたいですし、お口の中のクリーニング・予防歯科から、インプラント治療や矯正についても、気軽に相談していただきたいと思います。近年の歯科治療の発展に伴い、患者さんの歯科治療の選択肢は大きく広がりました。それによって、かえって、どんな歯科治療が自分に適しているのか、悩まれている方も少なくないのではないかと思います。そんな時は、まずは歯科医師に相談していただきたいと思います。当院は、患者さんとのコミュニケーションを重視し、検査結果や治療方針をきちんと説明することを心がけていますので、何でも気軽に安心してご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/1歯33万円~
【成人矯正】
ワイヤー矯正/77万円~
マウスピース型装置を用いた矯正/44万円~
【小児矯正】
ワイヤー矯正/35万円~
マウスピース型装置を用いた矯正/44万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。