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将来的にもメリットが望める
マウスピース型装置を用いた小児矯正

歯科ほんだクリニック

(大阪市東住吉区/針中野駅)

最終更新日:2025/02/12

歯科ほんだクリニック 将来的にもメリットが望める マウスピース型装置を用いた小児矯正 歯科ほんだクリニック 将来的にもメリットが望める マウスピース型装置を用いた小児矯正
  • 自由診療

外から目立ちにくく比較的気軽に始めやすいと、現在では一般的な選択肢になりつつある透明なマウスピース型装置を用いた矯正。それだけ歯並びや噛み合わせに関心のある人が増えている証拠ともいえるが、成人になってからの矯正だと歯の並ぶスペースにも限界があり、抜歯が必要になることもあるなど、コスト面を含めて大がかりになる可能性も否定できない。「子どものうちの矯正なら、それで完結するケースや、その後の矯正をスムーズに進める意味でメリットが望めるケースもあります」と小児矯正を提唱するのは、「歯科ほんだクリニック」の本田秀太院長。成人と同じような装置を用いるというが、実際のところ、その意義やメリット、適応年齢はどうなのか。親として気になるポイントを、本田院長に詳しく解説してもらった。

(取材日2025年1月27日)

小児矯正で噛み合わせにアプローチし、将来のトラブルを未然に防ぐことをめざす

Q小児矯正を始める適切な時期を教えてください。
A
歯科ほんだクリニック 小児矯正のメリットについて詳しく話してくれる本田院長

▲小児矯正のメリットについて詳しく話してくれる本田院長

まず知っておいてほしいのは、小児矯正は第1期と第2期という2つの矯正期間が存在すること。基本的には乳歯から永久歯に生え替わる時期に基礎づくりとして行うのが第1期、永久歯が生えそろってから歯を動かすのは第2期となります。第1期は顎の成長を促すのが主目的で、個人差もありますが8〜10歳前後が適したタイミング。つまり、小学校中学年あたりということになります。一方の第2期では成人矯正と同様の装置を使って歯列を並べていくため、中学生以降に行うのが一般的です。第1期で顎の骨にアプローチできれば、それだけで済むケースがありますし、第2期以降の矯正をスムーズに進める上でも役立つことがあります。

Q大人になってから始める矯正とは、どのような点が異なりますか?
A
歯科ほんだクリニック 病理学の知識に基づいた適切な診断と丁寧な説明を行う

▲病理学の知識に基づいた適切な診断と丁寧な説明を行う

子どものうちに、いわば成長を利用しながら顎や歯列を整えるのが小児矯正の目的で、その点が歯列を動かすことに主眼を置いた成人矯正との大きな違いとなります。歯並びが悪くなる主な原因は、歯の横幅と顎のサイズのバランスが取れていないこと。多くの場合は歯に対して顎が小さいことが原因であるため、まだコントロールが望めるうちに顎の成長を促し、スペースを確保しながら歯を動かしていくことが第1期矯正の目標となります。また、第2期矯正は成人矯正とほとんど同様ですが、成人すると顎の骨が硬くなって動きも悪くなるため、まだ骨のやわらかいうちに行うことで、よりスムーズな矯正が期待できるという特徴があります。

Qきれいな歯並びをめざせる以外のメリットもあるのでしょうか。
A
歯科ほんだクリニック 人生の早期に正しい噛み合わせづくりをサポートできる小児矯正

▲人生の早期に正しい噛み合わせづくりをサポートできる小児矯正

小児矯正の最大のメリットは、人生の早い時期に正しい噛み合わせづくりをサポートできることだと考えます。人の噛む力は想像以上に強く、すべての歯に力を均等に分散しなければ1本の歯に負荷がかかり、長期的にはそれが歯を傷めたり失ったりする原因となります。本来あるべき位置に歯を誘導できれば、このようなリスクの回避が望める上に、清掃しやすい環境をつくれれば虫歯や歯周病の予防にもつながります。また、将来矯正を行う際に極力抜歯をせずに済むよう促していけます。逆にデメリットとしては、第1期から第2期へと矯正が長期に及ぶことが挙げられます。ただし休止期間もありますから、装置をずっと装着し続けるわけではありません。

Q小児矯正の方法や装置には、どのような種類がありますか?
A
歯科ほんだクリニック 画像を用いたわかりやすい説明を心がけている

▲画像を用いたわかりやすい説明を心がけている

第1期矯正はスペースづくりが目的ですから、口呼吸や舌癖などの改善や、あるいは顎の成長拡大を促進するための装置を使用する方法が用いられます。それには特殊な装置を用いますが、1日の装着時間が比較的短いのが特徴です。第2期では大人と同様に透明なマウスピース型装置を用いる矯正があります。こちらは歯の配列を動かすための装置で、装置を1〜2週間ごとに交換しながら矯正を進める流れになります。1日の装着時間は最低20時間と長くなりますが、子どもの場合は慣れるのも早く、目立ちにくくストレスが少ないことがメリットといえるでしょう。

Qこちらの小児矯正では、どのような部分に注意を払っていますか?
A
歯科ほんだクリニック 気になることがあれば気軽に相談してほしいと語る

▲気になることがあれば気軽に相談してほしいと語る

矯正というのは自分のために、自分の意思で受けるもので、患者さん自身の理解や協力が絶対に欠かせません。「やらされている」というスタンスでは長続きしませんので、当院では時間がかかっても慣れるところからスタートし、お子さんが自然な感覚で前向きに取り組めるよう、うまく誘導してあげることを心がけています。また、親御さんに矯正の意義をしっかりとご理解いただくことは特に重要ですから、そこは可能な限り丁寧にご説明するようにしています。歯並びや噛み合わせの問題は、子どもの将来に大きく影響します。子どものうちからきちんと口の状態を整えていくことが何よりの予防となることを、ぜひ知っていただければと思います。

ドクターからのメッセージ

本田 秀太院長

小児矯正の相談で一番多いのは、いつ始めれば良いかというタイミングに関する質問です。また、矯正に抜歯が必要かどうかを気にされるお母さんも目立ちます。小児の場合は成長変化が多いので必ずしも断言はできませんが、抜歯を含めた将来的なリスクを見据えるのであれば、早いうちに始めたほうが良いといえるでしょう。矯正は第1期から第2期へ、小児矯正から成人矯正へと移行するにつれて費用がかさむ傾向にあります。中学生や高校生になって教育費や生活費が重なることを考えれば、早いうちに第1期矯正だけでも終わらせておくのが経済的な面でもお勧めです。お子さんが小学生になったら、ぜひ一度歯科へ相談にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型の咬合誘導装置を用いた小児矯正(1期)/5万円~20万円、マウスピース型装置を用いた小児矯正(2期)/20万~50万、咬合誘導/5万円~20万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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