岡崎 静 院長の独自取材記事
人形町しずか皮ふ科
(中央区/水天宮前駅)
最終更新日:2025/03/12

2024年11月に開院した「人形町しずか皮ふ科」は、東京メトロ半蔵門線水天宮前駅すぐ、東京メトロ日比谷線人形町駅徒歩3分という好立地にある。乳児から高齢者まで安心して通える皮膚科をめざし、「美しい肌は健康の証」をモットーに、一般皮膚科、小児皮膚科、アレルギー科、美容皮膚科まで診療内容は多岐にわたる。清潔感あふれる院内は親しみやすい雰囲気になるよう、落ち着いた内装にこだわり、間接照明の穏やかな照明でリラックスできる。専門的な皮膚科診療から日常的な肌の手入れの相談まで幅広く応じる岡崎院長に、じっくりと話を聞いた。
(取材日2025年2月17日)
地域の友人たちの声に背中を押されて開業
なぜ人形町での開院を決意されたのですか?

勤務医時代、通勤の便利さからこのあたりに住むようになりました。生活する中で徐々によく行く店や顔見知りが増え、友人関係も広がっていきました。そのようなネットワークの中で、「この地域には皮膚科の女性のお医者さんが少ないからぜひ開業してほしい」という声を頂く機会が多くなり、時機が来たらこの地域で開業したいと思うようになりました。印象としては女性は、女性医師を希望する方が多いようです。乳児から高齢者まで3世代家族みんなで通えるように、お勤めの方には平日の昼休みにも通いやすいようにと、駅に近く、午前診療を13時までとして開院しました。
開院までのご経歴について教えてください。
もともと母方父方ともに祖父が開業医で、父は大学病院の外科の医師でしたので、小学1年生の時には「自分は医者になりたい」と自然に思うようになりました。とはいえ、専門はぎりぎりまで決まらず、研修医時代には消化器を専門にすることも視野に入れていました。いよいよ決めないといけないというタイミングで自身を振り返った際、肌が弱い体質であったことから、同じような肌の悩みを抱える患者さんに寄り添えるのではと考え、皮膚科を選びました。卒業後は大学や大学付属病院で助教や講師を勤めながらも、開院前にクリニック勤務を経験しておきたいと考えていました。ちょうど横浜のクリニックから声をかけていただき、2年間院長を勤めた後独立しました。幸い、開院を決めてからは不動産関係の仕事をしていた地域の仲間が物件探しに協力してくれ、とんとん拍子に物件が決まりました。1日目の内覧で今の場所に出会えたんですよ。
開院にあたってめざしたことを教えてください。

どの年代の患者さんにも、安心して通っていただけるような医院にしたいと考えていました。自由診療や美容皮膚科の施術も行っていますが、あくまでもメインは一般皮膚科です。「やけどをした」「かゆくて仕方ない」「ニキビが治らない」など、肌について困った時に、患者さんが迷わず駆け込める場所でありたいと思っています。
患者の不安やこだわりに丁寧に対応
ロゴマークや内装にもこだわられたそうですね。

「安心して通える地域の皮膚科」として、親しみのあるロゴマークや内装デザインにしたいと考えていました。医院の印象を決める要となるロゴマークは、コンペではなく自分自身をよく知ってくれていて、コミュニケーションが取りやすい関係性の方に頼みたいと考え、デザイン関係の仕事をしている仲間に依頼しました。複数案出してくれた中から、ひらがなで私の名前を表現しつつ暖かく包み込むイメージを表現したものに決めました。内装はコンペを実施したのですが、私の思いを一番実現してくれた女性の提案を採用しました。女性の視点から動線に配慮されていて、一番自分のイメージに近かったのが決め手でした。
どのような患者さんが多く来院されますか。
30代から50代の女性は美容皮膚科の患者さんが多いように思います。それ以外は一般皮膚科が多く、飲食店が軒を連ねる地域柄のせいか、慢性的な手荒れの相談に来院する患者さんも多いようです。また、美容医療に初めて挑戦される際には、どなたも不安が伴うため、診療内容を特に丁寧に説明するように努めています。
治療方針について教えてください。

「自分はこの薬でないといけない」「これをしたからこうなっているのではないか」など、自分なりの長年のこだわりがある方もいるのではないでしょうか。そういった患者さんのこだわりを頭から否定せず、ニュートラルな姿勢で話を聞くようにしています。患者さんの話を受け止め、説明を丁寧に行い、その患者さんに合った治療を見つけていきたいですね。
自己判断せず、気軽に来院して相談を
皮膚トラブルは、放置したり市販薬に頼ったりしがちですよね。

時にはとてもひどい状態で来院される方もいらっしゃいます。皮膚トラブルは我慢できる間は軽く考えがちですが、原因や症状の背景は多様であり、放っておいたり自己判断で市販薬を使用したりすると症状が悪化し、治療が長引くことにもなり得ます。市販薬では一時的な症状の改善が見込めても、根本的な改善には至らないケースも多いため、適切な検査と診断を受けた上で、個々の状態に合わせた治療をすることが大切です。そのため、患者さんには「これくらい大丈夫だろう」と自己判断せず、早めに来院していただきたいです。
化粧品やサプリメントのこだわりはありますか?
さまざまな肌悩みの方がいらっしゃるので、敏感肌用から高機能化粧品まで情報を取り入れています。そのため、化粧品についてのご相談にもお答えできますので、お気軽にお尋ねください。サプリメントについても、日頃から情報収集をしています。自分自身が使用するなら、さらに周りにも勧めるとしたらという視点で学ぶようにしています。
最後に、読者にメッセージをお願いします。

当院では、患者さん一人ひとりの生活背景に寄り添い、しっかりとコミュニケーションを取った上でプランを提案しています。肌に関する悩みは、早めに相談していただくことが早期治療、早期改善をめざす近道です。初めての方でも安心して来院いただけるよう、アットホームな院内環境を整えていますので、肌トラブルや違和感を感じた場合や、美容皮膚科に興味をお持ちの場合は気軽に来院ください。悩みを解消するための第一歩を踏み出すことで、ご自身が理想とする健やかで美しい肌を手に入れましょう。
自由診療費用の目安
自由診療とはAGA(男性型脱毛症)のケア/5000円~