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内山 勇二郎 院長の独自取材記事

町田駅前うちやま消化器内視鏡クリニック

(町田市/町田駅)

最終更新日:2025/03/14

内山勇二郎院長 町田駅前うちやま消化器内視鏡クリニック main

「町田駅前うちやま消化器内視鏡クリニック」はJR横浜線町田駅より徒歩3分。商業ビルの2階に位置する、内視鏡内科、消化器内科を標榜するクリニックだ。「内視鏡検査は苦痛」というイメージがある患者も安心して来院できるよう、苦痛や不安の少ない検査と丁寧な診断を行う。院長の内山勇二郎先生は、東京慈恵会医科大学で内視鏡の医師として研鑽を積んできたベテランドクターである。内科・消化器全般を診る内山院長は、胃や大腸の内視鏡検査はもちろんのこと、胆道系や膵臓系の治療にも携わってきた経験から、内視鏡治療における幅広い知識と技術も有している。「患者さんと最初に会った瞬間から検査は始まっているという意識で接しています」と、朗らかな表情で語る内山院長に、クリニックの診療ポリシーや地域医療にかける想いなどを聞いた。

(取材日2025年2月28日)

勤務医時代に培った内視鏡診療の基盤を生かして

まずは、医師になったきっかけを教えてください。

内山勇二郎院長 町田駅前うちやま消化器内視鏡クリニック1

父が外科の医師としてクリニックを開業していて、幼い頃から医療にふれる機会がありました。父はかなり忙しく自分の時間はあまりないような生活を送っていましたが、やりがいを感じていることはとても伝わってきました。ですが、高校生になって将来を考える段階では、編集の仕事など、どちらかというと文系的な職業を漠然と考えていたんです。当時自分としては「職人的な仕事」に強く惹かれていたところがあり、医療に限らず、例えば工芸などの日本文化を支えるような手に職を持っている方々のプロ意識に憧れがあったり。そんな考えの中、いろいろな選択肢を検討した結果、医療はそういった職人的な要素と重なる部分があると感じ、最終的に医師を選択しました。

これまでのご経歴の中で、今の診療に生きていることはありますか?

東京慈恵会医科大学で内視鏡を専門とする医師として務めた、幅広い経験が基盤になっていますね。以前は大腸や胃の内視鏡だけでなく、胆道系や膵臓系の治療が私のメインの領域だったんです。大腸検査以外にも難易度の高い処置や生命に関わる状況での治療を通し、どこまでが安全でどこからがリスクになるのか、どういう状況で処置を中止すべきなのかといった判断力を培ってきました。「ここで止めておかないと危険だな」といった判断ができるのも、それまでの経験があってこそだと思っています。

内視鏡検査に不安を感じている患者さんに対し、工夫されていることはありますか?

内山勇二郎院長 町田駅前うちやま消化器内視鏡クリニック2

まず患者さんには、検査前にどんなことに不安を感じているのか、を伺うようにしています。多くの方は「内視鏡検査はすごく苦しいもの」と思われていることが多いんです。そういった不安を取り除くために、診察時からなるべく患者さんにリラックスしてもらえるような雰囲気づくりを心がけています。もちろん技術的な面では、適切な鎮静剤を使い、できるだけ楽に検査を行えるようにしていますが、私としては患者さんが苦痛を感じる要因として、検査だけでなく、検査後の丁寧な説明や対応も含まれていると考えています。例えば「スタッフの接し方が優しくなかった」「放っておかれた感じがした」といった点で、苦痛の感じ方は大きく変わるのではないでしょうか。ですので当院では、適切に安全に配慮しながら検査するだけでなく、その周りの環境づくりも大切にしています。これは、クリニックのスタッフ全員とも共有しています。

病気だけではなく、患者全体を見る医療

診療時に意識されていることはありますか?

内山勇二郎院長 町田駅前うちやま消化器内視鏡クリニック3

診療の際、病気の症状や経過を詳しく伺うことはもちろん重要ですが、それだけでなく、患者さん自身の生活環境を把握すること、患者さんの本質にふれる部分を知ることを大切にしています。例えば、家族構成や趣味など、短い診察時間の中でもその方の人となりが垣間見えるような質問を加えるよう努めています。この姿勢は慈恵医大の創設者である高木兼寛先生の「病気を見ずして病人を見よ」という教えに基づいていると感じます。医師として病気そのものだけでなく、患者さん全体を理解することの大切さを説いている言葉で、今の診療姿勢につながっています。

患者さんに説明する際にはどのような点に配慮されているのでしょうか?

説明する際は、患者さんの表情や様子から不安感や理解度を察するようにしています。できるだけ専門用語を避け、わかりやすい言葉を選ぶよう心がけています。自分が患者の立場であれば、難しい専門用語を並べられても理解しづらいと思うんです。患者さんが納得されていない様子であれば別の言い回しで再度説明したり、安心感を与える言葉をかけたりしています。私自身、4人兄弟の末っ子として育ち、常に周囲の顔色や状況を気にする環境にいたからか、今振り返ると、人の気持ちを察する力が自然と培っていたのかもしれません。

スタッフとの連携はどのようにしていますか?

内山勇二郎院長 町田駅前うちやま消化器内視鏡クリニック4

スタッフとは普段から気さくにコミュニケーションを取ることを意識しています。ただ、忙しい時はどうしても話しかけにくい雰囲気になってしまうこともあるので、そんなときはマネジャーである妻がスタッフとの橋渡し役をしてくれています。彼女がスタッフからの意見や相談を聞いてくれるおかげで、院内のコミュニケーションが円滑になりとても助かっています。スタッフは私以外全員女性なので、女性同士だからこそ話しやすいこともあるようです。妻がその役割を果たしてくれることで、よりスタッフも安心して働ける環境が整っているのではないかと感じます。

苦痛や不安を軽減する内視鏡検査をめざして

設備面でのこだわりを教えてください。

内山勇二郎院長 町田駅前うちやま消化器内視鏡クリニック5

設備面では内視鏡室を2つ設けていて、それぞれ十分な広さを確保しています。安全性を最優先に、配線やモニターを上部に配置し、スタッフが動きやすいよう専用通路を裏に設けました。大学病院勤務時代には、院内設備の設計にも携わっていたことがあったので、ストレッチャーをどうやって運ぶのか、看護師さんがどうやったら見やすい位置になるのかなどの動線も工夫しながら、清潔感と効率性を重視しました。

お忙しい日々の中で、休日はどのようにお過ごしですか?

私はジムで体を動かすのが好きで、特に格闘技はやるのも見るのも楽しんでいます。といってもジムでサンドバッグを打つ程度ですが、これが本当にストレス解消になるんです(笑)。まず体を動かすことが第一ですね。あとは、子どもの送迎で車を運転することが多いのですが、普段忙しくて会話できない子どもたちとのコミュニケーションの場になっているので、楽しみの一つでもあります。

今後の展望と読者へメッセージをお願いします。

内山勇二郎院長 町田駅前うちやま消化器内視鏡クリニック6

当院では、町田市成人健康診査・がん検診や会社の健康診断などで要精密検査になった方の胃・大腸カメラの再検査を行っています。また最近では、20代の若い方も内視鏡検査を受けられる方も多いと感じます。年齢関係なく、胃腸に不安を感じたら、1時間程度寝ている間に内視鏡検査を行うことができますので、お気軽にご相談いただけたらと思います。もちろん、診察した上で検査をするかどうかをご相談させていただきますので、まずは、患者さんが気軽にご相談いただけるような環境づくりをスタッフ全員で心がけていきたいと思います。今後は医師の数を増やし、肝臓の専門的な診療や潰瘍性大腸炎などの難しい病気に対する診療にも対応できるように診療体制を充実させることも視野に入れていますので、気軽にご来院いただけたらうれしいですね。

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