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岸野 明洋 院長の独自取材記事

千歳船橋駅前きしの耳鼻咽喉科

(世田谷区/千歳船橋駅)

最終更新日:2024/12/02

岸野明洋院長 千歳船橋駅前きしの耳鼻咽喉科 main

大きな窓から小田急線の電車が見え、日差しもたっぷりと差し込み、明るい雰囲気が漂う「千歳船橋駅前きしの耳鼻咽喉科」。千歳船橋駅北口から徒歩1分の医療ビル3階に、2024年11月開業したクリニックだ。院長の岸野明洋先生は、大学病院の耳鼻咽喉科で臨床経験を積み、難聴やめまいなどの内耳疾患の研究に長年携わってきた耳鼻咽喉科領域のスペシャリスト。その経験を生かし、一般耳鼻咽喉科診療からアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法やレーザー手術、めまいや睡眠時無呼吸症候群など広く対応している。医療の充実はもちろんのこと、「地域の患者さんが快適に受診できることにもこだわりました」と教えてくれた岸野院長に、そのこだわりや診療内容、開業までの経歴など広く話を聞いた。

(取材日2024年11月7日)

耳鼻咽喉科の診療で地域の健康維持・増進に貢献したい

窓が大きく開放的な院内ですが、医院づくりのこだわりを教えてください。

岸野明洋院長 千歳船橋駅前きしの耳鼻咽喉科1

まず、クリニックの場所を選ぶ上で、広さと日当たりの良さが決め手になりました。体調が悪いときに来る場所ですので、院内が暗く圧迫感があるよりも、自然の光が入る広めの院内のほうが気分も晴れるのではないかと考え、大きな窓があり、広い空間を確保できるここに決めました。お子さんの診療は乳幼児から対応していますので、小さい子にも緊張感を与えにくいやわらかな雰囲気の内装も意識したところです。診療室はベビーカーや車いすでも入れる広さで、検査室にも移動しやすい造りになっています。検査機器もさまざま用意し、すぐにアレルギー検査ができる機械や耳鼻咽喉科用CTも導入しました。ご年配の方、働き世代の方はもちろん、お子さんを2、3人連れていらっしゃる方もいますので、どの年代の方も気兼ねなく来ていただきたいです。

先生のこれまでのご経験をお聞きします。

大学を卒業後、大学の付属病院で外来や手術など幅広く経験を積みました。最初はどの診療科に進むか悩んだのですが、祖父が耳鼻咽喉科の開業医で、小さい頃は中耳炎や鼻血、風邪などをよく診てもらっていて耳鼻咽喉科が身近な環境だったことが大きいですね。あとは高い専門性を求められる分野ですが、専攻する医師が少ないという側面もあり、それだけ役に立てる機会も多いのではないかと思い、耳鼻咽喉科を選びました。臨床経験を積んだ後、大学院へ進み、難聴やめまいなどにも関わる内耳の研究に従事しました。難聴などの病態を細胞レベルで研究する基礎研究に携わったことで、実際に患者さんを診療する際にも、表面的な部分だけではなくバックグラウンドで何が起こっているのかを考える習慣ができました。加齢医学にも興味を持ち、東北大学加齢医学研究所に在籍し、耳鼻咽喉科領域だけでなくがんなどの加齢関連疾患の研究も行ってきました。

開業に至ったのはどのような想いがあったのでしょう。

岸野明洋院長 千歳船橋駅前きしの耳鼻咽喉科2

もともと私の中に「人の役に立つのが医師の仕事」という考えがあります。臨床医は目の前にいる患者さんの役に立つのが仕事ですし、基礎研究は新しい病態や治療法を発見できれば、次の研究の役に立てることができます。自分が行ってきた研究を世界に発表することで、会ったこともない世界中の科学者たちの役に立ち、それが最終的に、患者さんの役に立つと考えて研究を行ってきました。そうした中で、今後は培ってきた知識や経験を、目の前の患者さんに直接還元していきたいと思うようになりました。地域に根差して、地域に暮らす方たちの耳鼻咽喉科領域の健康管理を担っていきたいと考えたんです。この地域はお子さんが多いエリアですので、中耳炎や風邪、花粉症などの診療を介してその子の健やかな成長に貢献できるよう、そして、ご高齢の方が健康寿命を延ばせるよう、精いっぱい力添えさせていただきたいと思っています。

耳鼻咽喉科用CTを導入。医療の充実を図る

診療内容について教えてください。

岸野明洋院長 千歳船橋駅前きしの耳鼻咽喉科3

耳が痛い、かゆい、聞こえづらい、喉が痛いといった症状や中耳炎、外耳炎、喉風邪、扁桃炎、突発性難聴など一般の耳鼻咽喉科の病気を幅広く対応しています。花粉症やアレルギー性鼻炎では、舌下免疫療法やレーザーによる日帰り手術も行っています。レーザー手術は鼻の中を焼いて、鼻水や鼻詰まり、くしゃみの症状の抑制を図るもので、お薬を飲んでも改善しなかった方や仕事柄お薬が飲めない方、妊娠を考えている方など、患者さんの希望や生活背景も考えながらご提案しています。また、めまいの診療は、もともと内耳の病気の研究に携わっていたことから、得意としている分野です。そのほか、睡眠時無呼吸症候群の診療も行っています。簡易検査の後、自宅で行える精密検査、治療方針の決定、実際の治療へと進みます。咳が長引くときなども、耳鼻咽喉科医の視点で治療法をご提案しますのでご相談ください。

検査機器も充実していますね。

耳鼻咽喉科の一般的な診療に関わる機器はおおむね導入したつもりです。それらに加えて、指先の血液一滴でアレルギー41項目を30分で調べるアレルギー検査機器も導入しました。お子さんのアレルギー検査の要望が多いため、小さい子でも測れるようにと取り入れたのですが、大人の方でも注射の負担がなく受けられるので検査に対する不安感も軽減できるのではないでしょうか。また、耳鼻咽喉科では珍しいかもしれませんが、耳鼻咽喉科用CTも導入しており、副鼻腔炎や中耳炎、鼻骨骨折などの状態が確認できます。特に新型コロナウイルス感染後に副鼻腔炎を発症する方が増えているのですが、副鼻腔炎だと診断されずに症状に悩まされている方もいます。画像検査を受けていただければ、すぐに適した治療へつなげることができます。

特徴的な治療は何かありますか?

岸野明洋院長 千歳船橋駅前きしの耳鼻咽喉科4

鼻の一番奥にある上咽頭の慢性的な炎症に対して、Bスポット療法(上咽頭擦過療法)を行っています。慢性上咽頭炎は風邪や蓄膿症をきっかけに発症するケースのほか、新型コロナウイルス感染後に起こるケースもあり、喉の痛みや違和感がなかなか治らないのが代表的な症状です。その治療法の一つとして、炎症を起こしている上咽頭に直接お薬を塗布する、Bスポット療法をご選択いただけます。そういった長く悩まれている症状に対応するのはもちろんですが、首が座るか座らないかぐらいの月齢の子の「鼻を吸ってほしい」といったことにも対応しますし、鼻の付け根を転んだり角にぶつけたりして骨折した際は、先ほどお話しした耳鼻咽喉科用CTで撮影します。地域の方が必要とされる治療や検査に広く応えていきたいですね。

安心かつ快適に受診できる環境づくりを重視

診療で大切にしていることは何ですか?

岸野明洋院長 千歳船橋駅前きしの耳鼻咽喉科5

単に病名を突き止めて治療を行うだけでなく、患者さんが求めていることをしっかりと聞いて受け止め、なるべくそれに対して応えられるように努めています。例えば、細かい説明を求めているのか、すぐにお薬が欲しいのか、検査をしてほしいのか、患者さんそれぞれの考えをくみ取った対応を心がけています。また、撮影できる病態であれば治療前後で写真を撮ることも。症状や治療の経過をたどることで安心につながる場合もあると思いますので、そういった小さな工夫も取り入れています。

そのほか受診しやすくするための工夫は何かされていますか?

時間帯予約制を採用して、なるべく待ち時間が少ないように、会計もあまりお待たせしないように工夫しています。院内の滞在時間をなるべく短くして、患者さんの大切な時間を奪わないようにというのは、スタッフ一同気をつけている部分です。また、発熱症状を診る外来もあるのですが、入り口のすぐ近くに隔離室を設けて、感染症の方は診療から会計まで隔離室内で行うに設計しました。持病のある方など、感染症を気にされる患者さんも安心して過ごせるように、設備面も気を配っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

岸野明洋院長 千歳船橋駅前きしの耳鼻咽喉科6

地域の皆さんの健康管理に役立ててもらえるクリニックでありたいという想いでクリニックをつくってきました。これまでの経験を生かし、一般耳鼻科診療から、舌下免疫療法やBスポット療法、CT検査や負担の少ないアレルギー検査、睡眠時無呼吸症候群の診療なども行っています。地域の方たちが求める医療を、しっかりと提供していきたいと思っています。医療の充実はもちろん、快適に受診してもらえる院内環境にもこだわりました。優しいスタッフばかりですし、予約も取りやすいシステムを導入していますので、気兼ねなくなんでもご相談ください。地域の方たちの健康維持、健康増進に少しでも貢献できるクリニックをめざしていきます。

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