川原 龍斗 院長の独自取材記事
かわはら歯科 新小郡クリニック
(小郡市/原田駅)
最終更新日:2026/02/13
「かわはら歯科 新小郡クリニック」川原龍斗院長は九州大学を卒業後、幅広い治療分野の技術習得に励み、審美性が求められる前歯部の難症例やインプラント治療を含む全顎的な治療など豊富な臨床経験を積んだ。歯肉移植や骨造成を含む難易度の高いインプラント治療、自家歯牙移植、歯周外科など、保険診療・自費診療を問わず多様な治療に対応できることが強みだ。また、川原院長が経営理念として掲げるのは「健康を喜びに変える」こと。歯から体も心も健康にしていきたいと考え、誠実に正しい知識を伝えることで患者の不安を取り除き、人々の喜びを多く生み出したいと考えている。治療およびメンテナンスでは虫歯と歯周病の管理に加え、噛む力のコントロールも重視し、長期的なお口の中の健康維持をめざす。そんな川原院長に、診療への思いを聞いた。
(取材日2026年2月4日)
患者の不安に寄り添い、誠実な歯科医療をめざして
まずは先生が歯科医師をめざされたきっかけからお聞かせください。

実は最初から歯科医師を志していたわけではなく、中学時代までは教師になりたいと考えていました。他人に何かを教えることに憧れがありましたね。しかしその後、高校生の頃に医療の道を意識するようになり、その時に心惹かれたのが歯科医師という選択肢でした。手先の器用さには自信があったので、自分らしさを発揮できるのではないかと感じたんです。学生時代は「上手な歯科医師になりたい」という思いで、誰よりも腕を磨こうと実習などに励んでいました。大学では歯学部野球部に所属し、そこでは上下の関わりが強いことで先輩の歯科医師たちから将来のキャリアについて話を聞く機会にも恵まれ、自分が今後どのような歯科医師人生を歩んでいきたいかを考える土台ができていったように思います。
その歯科医師になってから、どのような気づきがありましたか?
歯科医師になって実際に患者さんと関わる中で、知識だけでは患者さんを救えないことを痛感しました。学んだことをこちらが気持ち良く話しているだけで、患者さんには伝わっていないことが多かったんです。そこで、実際に患者さんが欲しいのは、医学的に「正しい治療」よりも、自分に合った「納得できる治療」だと気づかされました。患者さんを治療して単に治すだけではなく、さらにその先の不安を取り除いてあげるところまでが大切だと思うようになったんです。そのために、患者さんが何に不安を感じているかを理解し、それを解消するための説明や配慮を大切にしようと心がけてきました。その心がけによって患者さんにさらに良い治療をしてあげたいと思い、さらなる技術向上にもつながったと思いますね。勤務医時代にお世話になった先生からは、治療に妥協しない姿勢とともに、患者さんに誠実であることも大事にするよう厳しく教わり、研鑽を積んできました。
そこから開業に至った経緯と、先生のクリニックの特徴を教えてください。

私は尊敬する2人の先生の背中を追うように勉強し、経験を積みました。そしてその先生方は、他の歯科医院では見られないほど多くの患者さんを診ておられました。そこで私も「この先生方のように、自分の力でよりたくさんの患者さんを救える歯科医師になりたい」と強く思うようになり、日々成長を重ねました。そして一人でも十分通用すると確信し、2025年1月、私の地元とは異なりますが、人口の多いこの小郡市で開業することができました。当院の強みは、患者さんの希望する治療に幅広く対応できること。ただ歯列矯正に関しては連携しているクリニックをご紹介していますが、インプラントや自家歯牙移植といった難しい治療も含め、できない分野がないというのが当院の特徴です。また、予防にも強く力を入れており、一人の患者さんを長くメンテナンスしていけるような環境づくりにも力を入れています。
保険でも自費でも、治療の質には一切妥協しない
日々の診療において、特に大切にされていることを教えてください。

保険診療であろうと自費診療であろうと、治療に一切妥協しないことですね。どちらも患者さんにとって大事なお口の健康を守るための治療ですから、保険だからと手を抜くようなことはありえません。それに自費は高額になることが多く、その分の責任があるので、心から患者さんに満足してもらえるように努めています。だからこそ、常に患者さんが求めているものは何かを追求し、その患者さんが満足できる治療内容になるよう自費と保険のバランスを考えて治療計画を立案・提案するよう意識しています。さらに治療の心がけとして、噛みやすい治療・美しく長持ちする治療・メンテナンスで管理しやすい治療。この3つを特に大切にしています。
「患者さんが求めているものは何かを追求する」について詳しくよろしいでしょうか。
そう考えるようになったのも、私が「歯科医師としてやりたい治療」と、「患者さんがやってほしい治療」とには大きな差があると思ったからです。他院から当院に転院してくる患者さんの中にも、「前の歯科ではそのような提案はしてもらえなかった」と言われることも多く、それも私がやりたいかやりたくないかではなく、患者さんがやりたいかやりたくないかを基準に考えているからだと思っています。また、歯科治療はどうしても回数がかかってしまいますが、当院では1回の診療に十分な時間を確保するので、思ったよりも治療回数がかからなかったと喜んでもらえることも多いですね。
治療後のメンテナンスではどのようなことを重視されていますか?

良い治療と良いメンテナンスを提供するために、私が重要だと考えている3つの要素があります。まずは「虫歯」と「歯周病」の管理です。お口の中の二大疾患であるこの2つを徹底的にコントロールすることが、メンテナンスの基本となります。そしてもう1つ重要なのが、「噛む力」のコントロールです。噛みしめ自体が悪いわけではないのですが、“過剰な”歯ぎしりや食いしばりによって歯や歯茎に負担が蓄積し、歯の寿命に関わってきます。だからこの「虫歯・歯周病・噛む力」という3つの因子を私たち歯科医院側がしっかり意識して管理するとともに、患者さんにもその重要性を理解していただくことが大切だと考えています。
正しい知識を広め、良い歯科医療を多くの人に届けたい
「健康を喜びに変える」という経営理念について教えてください。

これからの時代、医療は治療して治すというよりも、治療しないで良い状態をめざす「予防」が重要となります。めざすは、歯科に通えば通い続けるほど健康になるような仕組み。それは歯やお口の中だけでなく、全身的にも。例えば、歯を悪くすることは食生活の乱れを表し、血流を多く含む歯茎の異常は全身の不調をよく表してくれます。つまり、お口の健康は全身の健康につながるのです。それらをメンテナンスで管理することで、全身的な健康維持にもつながります。そうして患者さんと一緒に歩み、将来の健康を守っていくことで、一緒に健康を守れていることを喜べる、そんな歯科医院をめざしていきたいと思い、この経営理念としています。
情報発信にも積極的に取り組まれているとお聞きしました。
はい。SNSなどを活用して、正しい歯科知識を発信するよう努めています。私が日々の診療の中で感じるのは、患者さんが誤った情報を信じてしまっていることが少なくないということ。これまでの歯科医師がきちんと説明してこなかった部分、ごまかしてきた部分があると思います。そうした歯科の「常識」を変えていきたいという思いが、情報発信の原動力ですね。最新の科学的根拠に基づいた正しい知識を、できるだけ多くの方に届けたいと考えています。いち歯科医師の発信が今後どこまで届くかはわかりませんが、より多くの人の「健康の喜び」を生み出すために、できることを続けるのみですね。
先生の今後の展望をお願いします。

私一人が良い歯科医療をめざしても、それを届けられる患者さんの数には限りがあります。だからこそ、より多くの患者さんを喜ばすことができるよう、私の信頼できる次の歯科医師を育て、歯科医院を各地に展開し、そこで良い歯科医療をより多くの患者さんに提供できるよう広げていきたいと考えています。私の考え方に心から共感してくれる歯科医師が増えれば、良い歯科医療はさらに広がっていきます。患者さん一人ひとりの不安に寄り添い、納得できる治療を高いレベルで提供する。そして正しい知識を広めていく。それが広がることで、やがて歯科医療全体の底上げにつながると信じています。お話の機会をいただきありがとうございました。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/50万円~、骨造成/10万円~、歯肉移植/10万円~、セラミック治療/10万円~

