柴田 健介 院長の独自取材記事
しばた歯科医院
(茨木市/茨木駅)
最終更新日:2025/06/24
JR京都線・茨木駅からすぐの場所に、2024年10月に開業した「しばた歯科医院」。大学の附属病院や複数の歯科医院で腕を磨いた院長の柴田健介先生が、1977年開業のクリニックを継承。どの世代にとっても通いやすく、安心できるクリニックをめざしている同院。「患者さんにメリットやデメリットを包み隠さず話し、相談しながらベストだと思う治療計画を一緒に立てていきたいです」と話す柴田院長。今回、柴田院長が歯科医師をめざした経緯や、同院の特徴とめざす歯科医療について話を聞いた。
(取材日2024年11月16日)
多岐にわたる歯科診療の提供をめざす
歯科医師を志したきっかけについてお聞かせください。

実家や親戚に医師や医療従事者が多かったことから、私にとって医療は身近な存在でした。父は地元の広島で内科のクリニックを営んでいます。小さい頃から診療風景を見る機会も多く、そんな中で自然と「自分の能力で患者さんの健康を維持できたら」という思いが芽生えました。医療の中でも数多くの選択肢がある中で歯科医師を選んだのは、人と話すことが好きで、コミュニケーションを取ることに長けていると感じたからです。健康状態が悪い人や困っている人がいたら、安心できるような言葉をかけられる歯科医師になりたい、と思うようになりました。
先生のご経歴と、継承や開業の経緯を教えてください。
大阪歯科大学へ進学し、卒業後は大阪歯科大学附属病院で、虫歯などの治療を中心に、1年間経験を積みました。その後は大阪のクリニックで勤務し、小児から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんの虫歯や歯周病、欠損歯の治療など、さまざまな症例の診療・治療をしました。5年ほど前から当院の立つ場所にある1977年に開業した「オギス歯科」でお手伝いをするようになり、2~3年前から継承の話を頂いていました。もともと開業は視野に入れていたのと、同院で5年ほど働いていて、茨木の患者さんを引き続き診ていきたいという責任や使命感が芽生え、一緒に働いていたスタッフさんを引き継いで、2024年10月に開業しました。
継承を機に院内改装を行ったそうですね。こだわったポイントはありますか?

子どもから高齢の方まで、どの患者さんも訪れやすいよう、アットホームな雰囲気にこだわりました。現在の患者層は半数が高齢者ですが、近年、茨木市はマンションの数が増えてきていて、ファミリー層も増えたように思います。お子さんや子連れのお父さん・お母さんが安心して来ていただけるよう、キッズルームも設置しました。キッズルームは私の希望で、秘密基地のような雰囲気にしています。お子さんが歯科医院に苦手なイメージを持たないよう、「楽しいところがあるから行ってみたい」と思ってもらえたらうれしいです。ベビーカーや車いすの方にも安心して通っていただけるよう、院内はバリアフリー設計にしました。すべての方が何でも話せて相談しやすく、通いやすいようにと、プライバシーに配慮した個室にもこだわりました。インプラントや親知らずの手術なども個室で行っています。
患者の声に耳を傾け、相談しながら治療計画を立てる
診療ポリシーを教えてください。

当院では虫歯や根管治療、歯周病、予防・クリーニング、小児歯科、歯科口腔外科、ホワイトニング、入れ歯・ブリッジ・インプラントといった欠損歯治療、噛み合せ治療、スポーツ用マウスピースの作製など、さまざまな診療・治療を行っています。どの主訴にしても患者さんとコミュニケーションを取り、メリットとデメリットをきちんと伝え、患者さんの希望に添えるような治療をめざしています。歯科医師側が提示する治療方法は、どうしても「治療」という観点で話をしますが、費用面や治療期間、恐怖心などの理由から、患者さんにとってはベストでないこともあります。ですから、すべての治療方法におけるメリット・デメリットをわかりやすくお伝えし、患者さんの声を丁寧にお聞きした上で、相談しながら治療計画を一緒に立てます。私たちが一方的な見解を押しつけたり、患者さんの同意なしに治療を進めることはありませんので、ご安心いただければと思います。
説明する際にこだわっている点はありますか?
患者さんに、視覚的にわかりやすく説明をすることです。例えば、欠損歯を補う方法としては、入れ歯やブリッジ、インプラントという選択肢があります。当院では動画を資料として使用した説明を行っています。入れ歯とブリッジの違いや、入れ歯やインプラント自体を知らない方に対して、詳細な説明を心がけています。インプラントの場合、欠損した歯を補い自身の歯のような使い心地が期待できることが特徴です。しかし、治療期間が長い・手術が必要・費用負担があるという面もあります。百聞は一見にしかずだと思いますので、どのように治療して、どうなるかを目で見て確認しながら説明することで、患者さんにもしっかり理解していただけると思っています。患者さんにとってベストと思える治療方法を選んでいただきたいですね。
検査の結果も、資料として患者さんに渡しているのですね。

口頭での説明以外にも、患者さんが自宅で口腔内の状態を振り返ることができるように、検査結果を資料として渡しています。例えば定期検診では歯周病の検査をしますが、歯周病が進んでいる部分や気をつけたほうがいい部分などを明確にしてお伝えします。具体的にはエックス線画像の写真や歯周病検査の数値を見せたり、資料を持ち帰ってもらったり。ご自身の口腔内を視覚化しいつでも確認が可能な状態にすることで、歯磨きをする際に気をつけて磨くことができる、歯間のケアにも気が回るようになるなど、意識して取り組んでいただきたいと思っています。
一人ひとりに寄り添う診療を心がける
導入している機器について教えてください。

肉眼では見えないものを拡大観察できるデジタルのマイクロスコープを導入しています。根管治療などの精密さが求められる治療はもちろん、歯科衛生士によるメンテナンスにも使用します。モニターで画像を見ながら、磨く際に気をつけてほしい場所などを説明する際にも活用しています。歯科用CTは、骨量や幅、神経の位置などを把握してから診断できるため、インプラントや抜歯の際に使っています。難症となる抜歯は大学病院に紹介する場合が多いですが、当院では、土曜日に歯科口腔外科の歯科医師も診療を担当するため、難症例の抜歯にも対応しています。
子どもの患者さんを診る際、配慮していることはありますか?
お子さんの場合は、いきなり治療するのではなく、まずは「歯科医院は怖くない所」と伝えることから始めます。初めは会話をして終わり、チェアに座って終わり、ということも多いですね。歯科衛生士も、子どもとのコミュニケーションに長けていると思います。まずはお子さんに自分で歯を磨いてもらい、気をつけたほうがいい所について、優しく伝えます。歯科医院に来ることが予防にもつながると思いますので、恐怖心を与えないよう注意し、習慣的に来てもらえるように配慮しています。
今後、地域でどのような役割を果たしていきたいですか? また読者へのメッセージをお願いいたします。

歯科医院は何かあってから行く場所という考えの方も少なくないと思います。しかし、症状や痛みがなくても習慣的に通うことで、5年後、10年後の歯の状態は異なると思います。当院では、口腔内だけのことではなく、患者さんに寄り添うスタイルを大切にしたいと思っています。定期的に顔を合わせることで、「前回よりも元気がない」といったように様子を感じ取れて、悩みもお聞きできると思っています。業務的に診療するのではなく、患者さんへの声かけを大事にしたいですね。治療内容については、患者さんの希望に近づけるよう、一緒に治療計画を立てていきたいと思っています。何でも気軽に相談してほしいです。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント(1本、上部構造込み)/35万〜45万円、ホームホワイトニング(上下)/3万3000円~、オフィスホワイトニング/3万3000円~、スポーツ用マウスピースの作製/5500円~

