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佐藤 洋一 院長の独自取材記事

駒込みんなの歯医者さん

(豊島区/駒込駅)

最終更新日:2025/04/07

佐藤洋一院長 駒込みんなの歯医者さん main

駒込駅から続くさつき通りは、通勤・通学や買い物などで人通りが絶えない。その通り沿いの建物2階にある「駒込みんなの歯医者さん」。「当院での虫歯治療を、その患者さんの人生最後の虫歯治療にするつもりで、患者さんと向き合っています」と語る佐藤洋一院長は、そのためにも予防歯科の重要性を患者に伝えるべく、写真を用いるなど丁寧な説明を重視している。また、患者とざっくばらんに会話をすることで、話しやすい雰囲気づくりを心がけているそうだ。今回は、佐藤院長に治療のモットーや、同院の特徴などについて話を聞いた。

(取材日2025年3月13日)

歯科医師である前に「人であること」を学んだ学生時代

どのようなきっかけで歯科医師をめざしたのでしょうか?

佐藤洋一院長 駒込みんなの歯医者さん1

私の家系は父・祖父も歯科医師で、親戚にも歯科医師・医師など医療関係者が多い環境でした。高校生時代は文学部など文系の大学を志していました。しかし気がつくと、医療の道へ進んでいたんです。実は小学生の時、父に虫歯を治療してもらったことがありました。その姿に少し「かっこいいな」と感じたのを覚えています。後で振り返ってみて、小学生時代に感じた父の姿が心の根底にあって、医療の道へ進んだのではないかと思いました。

大学生時代はどのような学生生活を過ごしましたか?

高校卒業後、歯科大学に進学しました。学生時代を振り返ると、人の縁に恵まれていたと感じます。同級生は有言実行するようなタイプのかっこいい人が多かったですね。困ったときに助けてくれたり、わからないことを丁寧に教えてくれたりしました。それと、先生にも恵まれましたね。私が通った大学は職人肌の先生が多かった印象です。食事会が好きな先生が多く、宴席に私もよく誘っていただき、とてもかわいがってもらったのを覚えています。大学は「歯科医師である前に、良い人間であれ」といった校風でした。そのため友達も先生も、とても優しくて人間味あふれる人ばかりでした。学生時代に学んだことで一番印象に残ったのは、「自分のことが好きでないと、他人は自分のことを好きにならない」ということ。歯科医師としての技術や知識も重要ですが、人と接する仕事である以上、人間性が大事なことが学べた学生時代でした。

大学卒業後の進路について教えてください。

佐藤洋一院長 駒込みんなの歯医者さん2

大学卒業後は歯科医院で働きました。そちらの先生は職人気質で「目で見て盗め」という方でしたね。当時の私は「見ているだけでは何も身につかない。もっと作業がしたい」と、不満を感じていました。しかし後になって、その先生の素晴らしさがわかってきて、先生の仕事ぶりを間近で見られたことは非常に貴重な経験だったと思います。先生とは現在も懇意にしており、相談などもしています。3年ほど働いた後、別の歯科医院に勤務しました。こちらの先生は前の先生とは正反対のタイプで、さまざまな仕事をどんどん任されました。そして仕事をする私を静かに見守る感じで、私の好きな仕事もたくさんさせてもらいましたね。おかげで多くの作業をこなせるようになりました。5〜6年ほど働いた後新たに別の歯科医院で働き、分院長を任されました。7年ほど働き、2024年10月に当院の開業に至ります。

患者への丁寧な説明と明るいコミュニケーションに注力

どのような理由で歯科医院を開業したのですか?

佐藤洋一院長 駒込みんなの歯医者さん3

ずっと治療を続けるうち、少しずつ自分の診療に対する考えが明確化してきて、それを実現するには自分で歯科医院を開くしかないという結論になりました。いくら治療をしても、歯磨きなどの日常生活で歯を大切にしなかったら虫歯になります。だから、もっと予防歯科に力を入れる必要がある、という考えがあったんです。私の治療方針と働いていた歯科医院の方針では少し方向性が違っていたので、開業を決意しました。開業してみて痛感しているのが、「看板の重み」。勤務医は、既存の歯科医院の看板のもとで診療を行いますが、開業医は自分が背負う看板を自分で作っていかなければなりません。開業してみて、まっさらな自身の看板に重みを持たせるには、時間と努力が必要だなと痛感しています。

診療におけるモットーやこだわりについて教えてください。

当院は、予防歯科に力を入れていることがこだわりです。予防歯科として、必要ないと判断した治療はしないことがモットーです。当院での虫歯治療が、その患者さんの生涯で最後の虫歯治療になるようにしていきたいですね。もし治療が必要になった場合は、徹底的に治療を行います。歯は、親からもらった大切な体の一部です。歯を削る治療は体を傷つけていることと同じなので、できれば避けたいと思っています。例えば、小さな虫歯はしっかり管理をすれば悪化の予防につなげられるという旨を説明し、定期的な通院を勧めています。定期的に通院していれば、もし悪化して治療が必要になっても、最小限で済みやすいです。

予防歯科の大切さを伝えるため、どのような工夫をしていますか?

佐藤洋一院長 駒込みんなの歯医者さん4

患者さんに丁寧に説明することが大切だと思っています。患者さんは、口の中でどんなことがされているのか自分で確認できません。だから口内を写真撮影できるカメラで口内を撮影し、写真を見ながら説明をしています。写真を見せつつ、治療前は治療が必要な理由を、治療後は結果について丁寧に説明することを怠らないようにしています。予防歯科に限らず、私は患者さんとしっかりとコミュニケーションを取ることを重視しています。私がプライベートな話をすることもありますし、患者さんからプライベートな話を聞くこともありますよ。患者さんは緊張していると思いますから、笑っていただいて、緊張を解きほぐし気楽になれるような雰囲気づくりを心がけています。私は会話が得意ではないので、話しやすい雰囲気づくりは、実は自分のためでもあるんです。この辺りは、大学生時代に学んだ人間性の大切さが生きていると実感しています。

笑い声が絶えない、友達の家のような歯科医院をめざす

設備面でこだわっていることはありますか?

佐藤洋一院長 駒込みんなの歯医者さん5

設備のこだわりは、口内を撮影するカメラ、滅菌器、エアフローです。口内を撮影するカメラは、先ほど話したように写真を見せながら患者さんに説明するので、きれいに撮影できるカメラを採用しました。滅菌器も、良いと判断した機器を導入しています。患者さんが安心できるよう滅菌に力を入れ、衛生面に気を使っています。エアフローは歯の汚れを落とすためのもので、歯周病やインプラント治療の患者さんの歯のクリーニングにも使用します。あとは、お子さん連れの方でも利用しやすいよう、トイレにベビーシートを設置しました。

今後の目標や課題があれば教えてください。

まず、予防歯科の説明のためにチラシやポスターを作って、視覚的にわかりやすくしたいですね。そして、今は20~30代の患者さんが多いのですが、子どもやご年配の患者さんにも対応できたら良いなと思っています。ご年配の患者さんを増やすために必要だと感じているのが、 全身管理です。年齢が上がると、口の中のことが体のほかの部分に影響していることもあります。歯の痛みが、ほかのところに起因する場合もあったりします。ですから口内以外にも、トータルで診られるよう勉強していきたいですね。また、デジタル面での対応もしていきたいです。今後、歯科治療にもデジタル化の波が来るのではと予測しています。例えば差し歯は、専用のスキャナーで型を採り、データをもとに3Dプリンターで差し歯を作る、ということができるようになるのではないでしょうか。より便利で効率的になりますので、当院でも時代の流れに合わせていきたいと思っています。

読者へメッセージをお願いします。

佐藤洋一院長 駒込みんなの歯医者さん6

当院は治療するドリルの音ではなく、笑い声が聞こえてくるような歯科医院をめざしています。患者さんが歯科医院に行くというより、友達の家に行くような感覚で来てもらえるのが目標です。また駒込という地域で「虫歯になったらここに行く」という歯科医院ではなく、「ここに行けば、もう虫歯にならない」と思われるのが理想の歯科医院像です。将来的に駒込の地域から、虫歯で困っている人がいなくなるようにしたいと思っています。気軽に来られる歯科医院をめざしていますので、緊張せずに気を楽にして、当院にお越しくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/44万円程度

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