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江原 伸 院長の独自取材記事

えばら泌尿器科

(広島市東区/広島駅)

最終更新日:2026/03/18

江原伸院長 えばら泌尿器科 main

広島駅直結のグランアークテラス2階にある「えばら泌尿器科」。屋根つき通路で雨の日でも来院しやすく駅直結の立地から、高齢者だけでなく仕事帰りの若年層や遠方から訪れる患者もいる。大学病院や市民病院などで経験を積んだ江原伸院長が2024年に開業。白を基調にグリーンが映える開放的な院内で、勤務医時代に培ったがん診療の知見を生かし、診断を重視した診療を行っている。ウェブ予約や事前問診入力、キャッシュレス決済なども導入し、受診のハードルを下げる体制づくりにも余念がない。穏やかで、わかりやすく丁寧に説明してくれる江原院長に、これまでの歩みや診療での姿勢について話を聞いた。

(取材日2026年2月5日)

地域の「受け皿」と「最初の相談先」としての役割

開業までの経緯について教えてください。

江原伸院長 えばら泌尿器科1

代々医師の家系で、物心つく頃には医師を志していました。父の代までは皮膚科を診ていたんですが、私は大学の臨床実習で泌尿器科に興味を持ちまして。昔は皮膚科と泌尿器科をセットで診ることも多く、父に相談すると「皮膚科にこだわる必要はない」と言われて、泌尿器科に進みました。私を教えてくれた教授がとてもいい人で、ますます泌尿器科に惹かれましたね。大学卒業後は母校の大学病院や広島市立広島市民病院などに勤務しました。開業を考えたのは、泌尿器科の開業医が少ないことに危機感を覚えたからです。病院で手術や治療を終えた患者さんは、地域の開業医が経過観察や服薬の調整を行うのが一般的です。泌尿器科の開業医が少ないと、泌尿器疾患の患者さんは遠方まで通わなければならなかったり、通えるクリニックが見つからず治療が中断したりする可能性もあります。そういう現状も鑑みて、病院の受け皿の一つになれたらと思い、開業しました。

開業から2周年となりますが、どのようなお気持ちですか?

あっという間でした。当初から、基幹病院の受け皿になることと、最初に相談できる窓口のような医療機関でありたいという思いがありましたが、少しずつその役割は果たせていると思っています。泌尿器科は全国的にも数が少なく、この広島市東区でもわずかしかないので、まずは当院から、必要があれば大きい病院につなぐという流れを担うことも一つの役割だと考えています。また、どうしても泌尿器科は受診のハードルが高いと感じる方も多いので、ホームページをできるだけわかりやすくしたり、手作りのニュースレターをお送りしたりしています。診療では、高齢の方も多いため毎回お薬手帳を確認します。若い方にとって言いづらい症状も、やんわり聞き出せるよう心がけています。

過去に印象的だった患者さんのエピソードはありますか?

江原伸院長 えばら泌尿器科2

学生時代の臨床実習で、血液内科を学んでいた時に出会った患者さんです。20代男性の患者さんで、リンパ腫の診断を受けて血液内科の治療を受けていました。その1ヵ月後ぐらいですかね。今度は泌尿器科の臨床実習をしていたところ、その患者さんがいらっしゃったんです。実はリンパ腫ではなく精巣がんで、精巣がんの影響で全身のリンパ節が腫れていたということなんですね。精巣がんは希少がんですが、若い男性がかかるがんとしては有名です。リンパ腫と診断したのは、知識も豊富なベテラン医師だったんですが、そんな先生でも見誤るのだと驚きました。泌尿器科の医師になった時、泌尿器科の中でも何の専門性を高めようかと考えたんですが、あまり迷うことなくがんを選択しましたね。この患者さんのことはずっと頭にありましたし、今後もずっとあると思います。診断の大切さをあらためて教えてくれた患者さんです。

老若男女問わず来院する、利便性の高いクリニック

どのような患者さんが多く来院されますか?

江原伸院長 えばら泌尿器科3

尿路感染症や膀胱炎、尿道炎といった症状の患者さんが多く、老若男女問わずいらっしゃいます。高齢者に比較的多く見られる過活動膀胱も、50代半ばぐらいから悩まされている方もいたり、若い女性は膀胱炎で悩まれている方が多かったりなど、泌尿器科にかかる患者さんは幅広いですね。病院で前立腺を手術した後の経過観察や、長期的な服薬治療は高齢の患者さんも多いです。泌尿器科にかかることがおっくうだったり、恥ずかしいと感じたりする患者さんもいらっしゃると思いますが、当院は駅から近く車でも通える立地なので、少しは受診のハードルが下がっていればいいなと思います。土曜も夕方まで診療しているので、患者さんのタイミングで来ていただければと思います。

どのような症状があれば受診を考えるべきですか?

排尿時に、何か違和感があれば受診してください。通常、排尿は何も気にせず行っている人がほとんどですが、違和感や気になることがあれば、もしかしたら何かの疾患が隠れているかもしれません。排尿困難や残尿感など、最初の違和感を大切にしてください。気になることがあれば、年齢のせいにせず、早めに排尿の専門家へかかることをお勧めします。患者さんの中には、泌尿器科以外の科にかかり、膀胱炎の診断を受けて薬をもらっても治らなかった方がいらっしゃいます。なぜならその患者さんは膀胱炎ではなかったからです。こういった事例は珍しくありません。当院では、生活習慣の指導や膀胱炎の予防にも取り組んでいます。ご自身のことだけでなく、ご家族や周りの方で、「最近トイレの回数が増えた気がするな」など思い当たる節があれば、いつでも気軽にご相談ください。

スタッフさんについて教えてください。

江原伸院長 えばら泌尿器科4

医療事務スタッフも看護師も、皆ベテランばかりです。看護師については泌尿器科の看護経験が豊富なので、頼りになる存在ですね。看護師としての腕と知識はもちろん、患者さんとよく会話してくれますし、場合によっては患者さんのトイレ誘導・介助もしてくれています。スタッフ全員勉強熱心で、当院のホームページにあるニュースレターのコーナーは「勉強にもなるので!」と、スタッフが作ってくれているんですよ。私から見てもわかりやすいと思うので、皆さんにもぜひ見ていただきたいです。

受診しやすさを整え、相談のハードルを下げる

来院しやすくするための工夫はありますか?

江原伸院長 えばら泌尿器科5

ホームページを見て来られる方が圧倒的に多いので、できるだけわかりやすい内容にすることは意識しています。ニュースレターも、少し手作り感のあるかたちで情報発信をしているのは、少しでも安心感を与えられたらと思っているからです。また、スマホで完結できる事前問診・受付システムを導入しているので、ウェブ予約時に症状を書き込むことができ、予約時間の変更もご自身でできます。クレジットカードと連携しておくと、診察後の支払いもなく、窓口での待ち時間がほとんどありません。人に言いづらい症状の場合、「ここに長くいるのが気まずい」という声もあるので、スムーズに帰れる仕組みは、患者さんにとってもメリットだと思っています。

今後の展望についてお聞かせください。

今のところ、受け皿であることと、気軽に相談できる最初の窓口としての医療機関であること。このスタンス自体を大きく変えるつもりはありません。2030年頃には、近くにある県立の大きな病院が統合される予定で、その役割はさらに大きくなるかもしれません。患者さんは市民病院からの継続や、立地柄、若い方の感染症相談も増えています。がんは健診がきっかけとなって相談されるケースが多く、必要に応じて総合病院へ紹介しています。特に血尿は重要で、一度でもあれば早めに受診してほしいですね。生活面でいうと、水分摂取について誤解している方も多いです。水分摂取も一律ではなく体重目安があります。頻尿で困る場合は薬の調整も含めて助言できます。ちょっとした生活習慣の見直しで、症状改善につながることもよくあるため、気になる症状があれば、まずは気軽に来ていただければと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

江原伸院長 えばら泌尿器科6

当院は、公共交通機関でも車でも通いやすい場所にありますので、気軽にご来院ください。「病気だ! 受診だ!」と力まず、日常で感じた異変や不安などを、気軽に話す場所として活用してもらえるとうれしいです。「痛みはないけど、いつもと何か違う」そんな小さな気がかりでも構いません。ちょっとした違和感が大きな病気の発見につながることがあるので、自分の体からのサインをしっかりキャッチして、受診につなげてください。総合病院だと行きづらい方でも、地域のクリニックなら受診のハードルも低くなると思います。泌尿器科疾患の啓発活動も行っているので、気になる方は当院のホームページも参考にしていただけるとうれしいです。

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