榎本 庸佑 院長の独自取材記事
かさいエキ総合歯科・かさいキッズデンタル
(江戸川区/葛西駅)
最終更新日:2025/10/20
 
            葛西駅前にある「かさいエキ総合歯科・かさいキッズデンタル」。院長を務める榎本庸佑(えのもと・ようすけ)先生は、もともと島根県出身で、歯科医師の父の背中を追う形で歯科の道へ進んだという。長崎大学歯学部卒業後、山口県の歯科医院で診療に携わっていたが、歯科医師としてステップアップしたいとの思いから、首都圏を中心に歯科医院を展開する法人グループに入職。インプラント治療や根管治療の研鑽を積み、2025年4月に院長に就任。患者の思いに寄り添った診療姿勢で、日々幅広い歯科診療に取り組んでいる。気さくな語り口で、何でも相談しやすい雰囲気も印象的だ。そんな榎本院長に同院の特徴や患者への思いを聞いた。
(取材日2025年9月8日)
葛西駅前で、一般歯科からインプラントまで幅広く対応
まず、こちらの特徴を教えてください。

小さなお子さんから高齢の方まで幅広い年代の患者さんに来ていただいており、多様な治療を行っております。中でも、インプラント治療に力を入れているのが特徴です。歯が欠損している方や、歯を残せないという方も少なくないので、私もかなりインプラント治療を行っています。また、僕は千葉県でも診療を経験してきたのですが、都内の方はよりストレスが多いのかなと感じています。というのも、お口の中にストレスの影響が現れていて、明らかに顎に不具合を抱えている方が多く、その影響で歯に負荷がかかって歯が割れている方も目立つのです。また、お子さんの場合は、比較的、虫歯が多いなと感じています。当院は、小児専用診療室でモニターを見ながら、楽しく予防処置や治療を受けられるのでお子さんの患者さんも多く、僕もスタッフもお子さんの扱いに慣れているので、安心して受診していただければと思います。
インプラント治療に注力されていると聞きました。
当院には、インプラント治療の経験の豊富な歯科医師が在籍しており、歯科用CTで撮影した詳細なデータをもとに、治療計画とシミュレーションを行い、治療の各段階の安全性と精密さを追求できるのが特徴です。インプラント治療には、怖いとか、痛いとかマイナスのイメージを持たれる方が少なくないと思います。僕自身、歯科医師になる前には、実は、あまり良いイメージはありませんでした。しかし、実際に治療する側となって、インプラント治療でないと、噛み合わせの再建が見込めないこともあるなど、インプラント治療のメリットを実感するようになりました。単に歯の欠損を補うことが見込めるだけでなく、しっかり噛める状態をめざし、残った歯を守ることも期待できる有用な治療だと思います。当院ではインプラント相談も行っていますので、気軽にご相談いただきたいですね。
マウスピース型装置を用いた矯正も手がけられているそうですね。

そうです。僕もマウスピース型装置を用いた矯正の研鑽を積んでいるのですが、他の治療の患者さんが多いので、正直、手が回らないのが現状です。しかし、当院には矯正歯科医が在籍しており、ワイヤーを用いた矯正にも、マウスピース型装置を用いた矯正にも対応していますので、安心してご相談いただきたいと思います。また、お子さんの矯正についても、小児矯正の経験が豊富な歯科医師が担当しており、お子さんの将来までを見据えた矯正をご提案しますので、お子さんの歯並びや噛み合わせが気になる場合もご相談ください。
歯科が苦手な人にも寄り添い安心して受診できる環境に
患者さんと接する際、どのようなことを心がけられていますか。

新しい歯科医院ということもあり、初診の患者さんには「しばらく歯医者さんに行ってないんです」というような方、歯科医院が苦手な方が目立ちます。そんな患者さんの気持ちをほぐして、どこが気になるのか、どうして歯科医院が嫌なのか、話をじっくりお聞きすることを心がけています。もう一つ、中途半端な治療はしないということも重視しています。医学的に残せないと考えられる歯を頑張って残すよりは、「次のステップに行きましょう」とお勧めする診療方針ですね。そして、悪いところの治療をするだけでなく、原因を見極め、できるだけお口全体の環境を良くするための対応も大切にしています。原因を除去しておかないと、せっかく治療しても再治療ということになります。できるだけ再治療は避けたいので、悪いところだけでなく、全体的に診させていただいて原因の除去もご提案するようにしています。
院長に就任されるまでの経緯や専門分野についても教えてください。
出身は島根県で、歯科医師の父の背中を見て育ち、自然に歯科医師を志すようになりました。長崎大学歯学部卒業後、地元の口腔外科での臨床研修を経て、山口県の歯科医院で勤務し、そろそろステップアップしたいと考えていた頃、当法人に在籍していた大学の同級生を通じて誘いを受け、思い切ってチャレンジしようと2022年に入職、津田沼や北習志野の歯科医院に勤務して、今年4月に院長に就任しました。専門としては、口腔外科で研修を受けたこともあり、抜歯やインプラント治療が得意分野です。加えて、こちらの法人に入職してから根管治療を学ぶ機会があり、最近は、根管治療も積極的に手がけるようになりました。
院長としては、どのような思いがありますか。

僕が院長に就任した頃から、患者さんがとても増え、とても忙しい毎日を送っています。治療そのものは院長になっても変わりはないですが、院長としては自分の治療だけでなく、他の先生・スタッフの動きや、物品管理など細かいこともいろいろ考える必要があります。院長としてはまだまだだと感じていて、日々、勉強しているところです。スタッフには、例えば予約が急にキャンセルになって時間ができたときにも、自分で仕事を探すような積極性を持ってほしいと思っています。幸い、当院のスタッフは患者さんへの接遇なども行き届いていますし、仕事もしやすく、恵まれているなと感じています。
法人グループのスケールメリットも生かして地域に貢献
ところで、首都圏での生活はいかがですか。

地方は車社会でしたが、首都圏は電車社会で、最初はちょっと戸惑いましたが、今は慣れて便利に暮らしています(笑)。もともと両親が島根県出身ではなく標準語で育ったので、方言を直す苦労はなかったですね。東京も千葉もいろいろなお店があるので楽しくて、休みの日は食に時間を使っています(笑)。また法人にはさまざまな専門分野を持つ先生が在籍されているので、難しい症例や困った場合にも相談することができるのがメリットだと感じています。当院は他院とは少し離れていますが、場合によっては患者さんの紹介をすることもあります。法人の良さも生かして、この地域の皆さんにお役に立っていきたいですね。
今後に向けた展望について、聞かせてください。
やはりインプラント治療については、専門性の高い、かなり高度な治療を追求している先生も在籍しているので、他院では断られるような難症例を含めて力を入れていきたいですね。インプラントは1本の欠損に対しても有用な治療ですが、強い固定を得られるという点で、奥歯の多くが悪いといった全顎的な症例の場合にも、とても有用な治療法です。全顎的に悩みがあって、全体的にどうにかしたいというニーズは潜在的にあると思います。歯科医院に相談しても、「インプラントは無理」と言われるなど、なかなか満足のいく対応をされず、歯科から足が遠のいて、さらにお口の状態が悪くなってしまう方もいらっしゃると思います。そういう方たちに、一度当院に足を運んでいただいて、しっかり診察させていただいて、当院の診療方針について説明させていただければと思っています。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

当院は、駅の近くにあり、とても見つけやすく、通勤通学など駅を利用するついでに来ていただきやすい歯科医院だと思います。「歯科が苦手」「なんとなく行きにくい」と思われる方も多いかと思うのですが、歯科治療も進化しています。従来ならば原因がわからないといわれた悩みも、歯科用CTによる3次元画像で確認すればわかることもあります。一人で悩まずに、とにかく当院に足を運んでいただければと思います。また、当院は、インプラント治療や矯正だけでなく、保険診療の一般歯科や小児歯科にもしっかり対応しています。歯を守っていくためには、初期治療というのはとても大切ですから、小さいことでも相談してください。できれば、大人の方もお子さんも、何か起こってからではなく、痛みやトラブルが起こる前から、予防として受診していただければと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とは成人のワイヤー矯正/77万円~、小児矯正/39万6000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/36万3000円~、インプラント/17万6000円~
                ※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
                マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。
              

 
             
             
             
             
            
 
                 
                 
                