専門領域にとらわれず全身を総合的に診る総合内科専門医。体調不良は気軽に相談を。

Q先生が考える「かかりつけ医」とはどのような存在でしょうか？

A

▲窓から明るい光が差し込み落ち着いた空間の待合室

かかりつけ医とは、患者さんにとって健康に関することをなんでも相談できる場所であり、患者さんの全身の状態や現在行っている治療について十分に把握している身近な医療機関のことかなと思います。風邪をひいた時、熱が出た時、下痢や便秘の時、なんとなく体調が悪い時、大きな病気をした時など、必要な時に遠慮せず相談できて検査や治療ができる場所があれば、安心して暮らせますよね？　地域の皆さんのそんな安心を支えるのが、かかりつけ医です。病気のたびにいろいろな医療機関を受診するのも良いですが、かかりつけ医がいれば医師が患者さんの変化を把握しやすくなるため、病気の予防や早期発見という点でも良いのではないかと思います。

Q総合内科専門医の先生に診てもらうメリットはありますか？

A

▲患者の意思を大切にし、丁寧な説明を心がけている

総合内科専門医は、内科領域において専門領域にとらわれず、患者の全身を総合的に診ながら診断・治療ができると認定された内科医のことです。現代は医学の発展に伴って、医療が非常に細分化されている時代。しかしだからこそ、日々の体調不良で「何科を受診したらいいのだろう？」と迷われている患者さんが多いのではないかと思います。そんな時にぜひ頼ってほしいのが総合内科専門医。病気ではなく「その人そのものを診る」という意識で診療を行っていますので「体調が悪く、検査を受けたもののはっきりした原因がわからない」といった場合でも、安心してご相談ください。もちろん必要に応じて、各専門科へと紹介することも可能です。

Q生活習慣病治療についても積極的に取り組んでいると伺いました。

A

▲投薬はもちろん、食生活や運動に関するアドバイスも行っている

私は糖尿病診療を中心に研鑽を積んできましたが、同時に高血圧症、脂質異常症（高脂血症）といった生活習慣病に対する診療にも積極的に取り組んできました。これらの疾患は併発していることも多く、かなり進行するまで自覚症状がほとんど現れないという共通点があります。そのせいか検査で異常値を指摘されても予防や治療を行わず放置している人が少なくありません。しかし、治療せずに放置すれば、脳卒中や心筋梗塞など深刻な病気を引き起こす原因になることも。大切なのは現状を把握し、適切なアプローチを続けること。投薬はもちろんですが、食生活や運動に関するアドバイスも行っていますので、要検査と出た場合は早めにご相談ください。

Q発熱の外来について教えてください。

A

▲安心して来院できるよう発熱の外来用の部屋も設置

発熱の外来では、発熱や咳・痰、のどの痛み、鼻水や嘔吐・下痢といった感染症症状のある患者さんの診療を行っています。通常の診察室とは別に、発熱の患者さん用の部屋を設けており、インフルエンザや新型コロナウイルスの検査なども行っています。もちろん、発熱の外来はどなたでも受診いただけます。当院のかかりつけではない方でも遠慮はいりません。体調が悪い時に受診できる病院を探すのは大変だと思いますので、急な発熱や風邪、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症が疑われる場合でも気軽にご相談ください。事前に予約やお電話をいただければありがたいですが、急な体調不良にもできる範囲で対応していきたいと思っています。

Qかなり幅広く診療いただけるのですね。

A

▲「何科を受診したら良いのかわからない時こそ出番」と話す院長

私たちのクリニックの役目は地域の皆さんが医療を必要としている時に、気軽にアクセスできる場所であることだと思います。糖尿病の専門的な治療はもちろん、日々の体調不良での受診や検査結果に関する相談だけでも構いませんし、生活習慣病の管理も患者さんの希望を取り入れながら進めていきたいと思っています。「この検査結果は治療を始めたほうがいいの？」といった相談も大歓迎です。また、花粉症やアレルギー性鼻炎だけでの通院でも構いませんので気軽にお越しください。「医療機関は苦手」という方も多いと思いますが、そんな方にもリラックスして笑顔になっていただけるような身近で頼れるクリニックをめざしたいと思います。