小森 一輝 院長の独自取材記事
デンタルテラス中之島
(大阪市福島区/福島駅)
最終更新日:2024/09/13

2024年7月にオフィス街の医療モール1階に新しく開院した「デンタルテラス中之島」。大阪環状線福島駅、阪神本線福島駅、京阪中之島線中之島駅など複数の駅から徒歩圏内にあり、アクセス便利な歯科医院だ。小森一輝院長は、歯科医師である父が仕事をする姿にやりがいと憧れをもち、歯科医師を志したと話す。植物が天井やガラス張りになった床に飾られた緑あふれる院内は、一見するとカフェのようで「患者さんに落ち着いた空間を提案したい」と話す小森院長の思いがあふれている。治療にはマイクロスコープを使うことを標準としている同院。「正確で精密、安全な診療」をモットーに虫歯治療から審美歯科まで幅広い診療を行っている。「自分がされたいと思う治療を」と話す小森院長に、診療方針や得意な治療についてじっくり話してもらった。
(取材日2024年8月29日)
癒やしの院内と現役世代も通いやすい診療時間
歯科医師を志されたのはどのようなきっかけですか?

父が歯科医師であることが一番大きなきっかけですね。仕事にも勉強にも熱心だった父は、東京や大阪の講習会に毎週のように参加したり、朝早くから夜遅くまで歯科医院で仕事をしていました。そんな父の姿を見て「やりがいのある仕事なんだな」と感じ、憧れの仕事になった気がします。また、医療系をめざす人が多い中高一貫校に通っていたこともあり、友人たちから刺激を受けたことも大きかったと思います。僕は受験勉強は苦手だったんですが、大学の歯科に関する勉強はすごく楽しかったんですよね。今、歯科医師になり、自分が治療した歯が、患者さんの口の中で機能し続けて、患者さんの生活を助けていると思うとすごくやりがいを感じます。歯科というのは分野も広く専門的な知識も奥が深くゴールがないので、現在もさまざまな勉強会に参加してブラッシュアップをしています。
緑が印象的なすてきなクリニックですね。
院内は、車いすやベビーカーの方も来院しやすいように、バリアフリーで通路を広く作り、トイレはオストメイト対応など、さまざまな人に通いやすい歯科医院だと思います。ユニットは治療用が2台、メンテナンス専用が2台で半個室の作りです。歯科はやはり怖いとか、匂いが嫌いというようなネガティブなイメージを持っていらっしゃる方が多いと思うので、そういう部分を少しでもなくせるように、緑を多く使い落ち着いたカフェのような雰囲気にデザインしてもらいました。最近、アロマディフューザーを設置し、歯科医院独特の薬剤の匂いをなるべく減らし、患者さんが気持ち良く過ごせるような待合室になっています。天井や床と植物が一体化したようなデザインなので、お子さんたちはその様子を楽しんでいるみたいですよ。
患者層と主訴はどのような感じですか?

周りはビジネス街で会社が多いので、いわゆる働き世代の方が多く、仕事の帰りに来院される方も多いです。最近は、周辺に大きなマンションもできていて、若いファミリー層も多くなってきており、ご家族で通ってくださる方もいらっしゃいますし、もちろんご年配の方もいらっしゃいます。現役世代の方は、仕事が忙しくてなかなか歯科医院へ行けないというお話も聞くので、当院は診療終了時間を少し遅めの19時に設定しています。また、土曜日も診療を行っており、平日は忙しい方も通いやすい歯科医院をめざしています。虫歯や詰め物が取れたなどの一般的な歯科治療、歯列矯正、ホワイトニングなどの審美歯科など幅広い診療に対応しています。
マイクロスコープを使った精密な治療を
ところで、どのような経緯でこちらの歯科医院の院長になられたのですか?

治療はもちろんですが、マネジメントや接遇なども病院長という立場で勉強したいという思いは以前から持っていました。そういった経験ができる歯科医院を探していたところ、ご縁があり時和会の歯科医院に入職しました。大学の先輩が勤務されていて、安心だったこともありますね。呉本理事長はパッションあふれる人で、話していてもオーラがあり、傍にいると安心感があります。一緒に仕事をしているとエネルギーを感じるんですよね。それから、面接の時に僕の心の中を言い当てられる感じがあり「この人についていけば大丈夫」と思ったことを覚えています。
診療方針についてお聞かせください。
「自分がされたいような治療をする」ことを常に心がけています。そのためには治療計画をしっかり立てることが大事だと考えており、初診時にエックス線写真と口腔内写真、口腔内スキャナーで画像を撮り、2回目以降の診察時にその写真をもとにカウンセリングを行い、今後の治療方針を説明させていただきます。また、僕が治療する時はマイクロスコープでも画像を撮っています。マイクロスコープで撮影すると拡大した写真が撮れ、治療前・治療中・治療後の状態がわかり、患者さん自身が不安なく、納得して治療に取り組むことができるのです。治療計画を綿密に立てることで、無駄が省かれ治療の効率も上がり、短期間で精度の高い治療を行うことにつながります。他にも表面麻酔を利用し、注射針も細いものを使用するなど、痛みの少ない治療に取り組んでいます。痛みに対してのストレスを緩和することで、歯科に苦手意識がある方も負担なく通院していただきたいです。
先生の得意な治療、注力されている治療について教えてください。

先ほどお話ししたように、マイクロスコープを使った治療に注力しています。マイクロスコープは記録がとれるという観点からも、有用な機器だと思います。動画も撮影できるので、治療の過程を患者さんと一緒に見れることで、患者さんも治療に対し主体性を持ってもらえると思います。また、コンポジットレジンやダイレクトボンディングの治療も強化しています。それから、当院の根管治療はラバーダムを使うようにしています。ラバーダムを使うことで、根管内に血液や細菌の混入を防ぐことができ、それによって再発が少なくなるといわれています。いろいろな治療を幅広く行っていますが、広く浅くではなくそのすべてにおいて精度の高い治療を行えるよう、技術を磨いています。
ステップアップをめざし、進化を続ける歯科医院
法人グループの歯科医院であることの強みを教えてください。

難波にある「クレモト歯科なんば診療所」が本院で、僕も以前はそちらで勤務していました。当院では、1つの分野に特化するのではなく、患者さんの幅広いニーズに応えていきたいと考えています。そのためにはさまざまな症例に対し勉強を続ける必要があるので、当グループで行われている院内勉強会に参加もしています。例えば、自費診療の根管治療をされている先生の勉強会や矯正を専門にしている先生が、矯正治療の勉強会を1年間通して行ってくれるなど、さまざまな勉強会があります。治療で他の歯科医師の意見を聞きたいと思ったときに、アドバイスをすぐにもらえる環境であり、とても心強いですね。
スタッフさんも勉強熱心な方が多いそうですね。
開院前から本院で一緒に働いていたスタッフなので、信頼関係もあり1から教えるようなことはほとんどないですね。若いスタッフが多いですが、勉強会にも積極的に参加してくれる意欲的な人ばかりです。ですから治療後の患者さんのメンテナンスも安心して任せることができます。当院では歯科専門のカウンセリングを行うスタッフも在籍しており、初診の問診で患者さんが望む治療を細かくチェックしてくれます。直接歯科医師には伝えにくいような話も聞いてくれ、患者さんと歯科医師をつなぐ役割を担ってくれる頼りになる存在です。また、スタッフには「今だけでなく先を考えて行動を」という話をよくします。
最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

今後は、夜しか来院できないという方のために、診療時間をもう少し遅めにシフトする曜日を作ることを検討しています。また、秋には月に数回ですが日曜日も診療できたらと考えています。また、来年春には、当院隣に認可保育園を設置する予定もあり、園児たちへの歯科教育も行っていければと考えています。「自分がされたいと思う治療を行う」ことモットーに、今後も治療前にはしっかり説明を行うことで、患者さんにより良い選択をしてもらいたいと考えているので、安心して通っていただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは・マウスピース型装置を用いた矯正/37万4000円~
・オフィスホワイトニング/1万6500円、ホームホワイトニング/2万4200円
・根管治療(自由診療の場合)/5万5000円~
・詰め物・かぶせ物
セラミックインレー/7万1500円、エコノミーセラミッククラウン/9万3500円
・インプラント/47万8500円~
※詳細はホームページをご覧ください
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。