安全性・見える化を重視し
希望に寄り添ったインプラント治療
新宿フロントタワー歯科
(新宿区/西新宿駅)
最終更新日:2024/08/16


- 自由診療
歯を失った際の選択肢の一つとして身近になったインプラント治療。永久歯を失った箇所に安全性に配慮したチタン製の歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法だ。「新宿フロントタワー歯科」の茂木励起院長はインプラント治療の分野において研鑽を重ねてきた専門家。歯科医療技術の進歩と先進的なデジタル機器の登場に、手術の安全性や精密性が期待できるようになったことが治療を希望する人が増えた要因だと話す。また、現在も欠損歯の前後を削りブリッジにしたり、前後の歯にばねをかけて使う入れ歯の選択肢もある。しかし、残っている歯に負担がかかってしまうため、「治療後のトラブル軽減を図る手段としてもインプラント治療は有用です」と茂木院長。そこで、患者と歯科医師、双方の安心が望めるインプラント治療について解説してもらった。
(取材日2023年9月29日)
目次
コンピューターで3次元画像を構築し、シミュレーションどおりに手術を実施するためガイドシステムを採用
- Qインプラント治療の内容について教えてください。
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A
▲インプラント治療のメリットを語る茂木院長
インプラント治療とは、虫歯や歯周病など、何らかの理由で歯を失った箇所にチタン製の人工歯根を埋め込んで、その上に固定式のかぶせ物をし、天然歯に近い役割を果たせるようにするための治療です。歯を失うと、以前は欠損歯の前後を削ってブリッジにしたり、前後の歯にばねを引っかけて入れ歯にすることがほとんどでした。しかし、ブリッジや入れ歯は残っている歯に負担がかかる治療なので、どうしても不具合が生じやすくなります。そのため、今は健康な歯を削らずに済み、欠損歯以外の歯に負担がかかりにくいインプラント治療を選択される方が多くなっています。天然歯に近い状態で噛むことが期待できるのも大きなメリットだと言えるでしょう。
- Qどのような方がインプラント治療を受けるべきなのでしょう。
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A
▲患者の価値観やライフスタイルに合わせて治療方針を決定する
まずインプラント治療というのは、歯を失っていることが大前提。事故、虫歯、歯周病などで歯を欠損した方や、入れ歯やブリッジが痛くて合わないといった方にお勧めする治療法になるため、ご自身が何を優先するかによっても変わってきます。インプラント治療は自由診療になるので、費用面を重視するのであれば保険が適用されるブリッジや入れ歯治療を受けるのが賢明なご判断でしょうし、欠損歯以外の歯への負担軽減や見た目、あと機能面を優先される方はインプラント治療を受けるべきだと言って良いのではないでしょうか。このように、歯を失った際の選択肢は一つではありませんので、歯科医師とご相談の上、選択されると良いでしょう。
- Q歯が欠損した箇所を放置してしまうとどうなるのですか?
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A
▲診療ユニットにモニターを置き、わかりやすい説明を行う
例えば、下の奥歯を失えば、上の奥歯は下がってきますし、逆も同じです。欠損歯部分にスペースができているので、両隣の歯がその方向に倒れてくることもあります。そうなると、歯並びが変わってしまい、虫歯や歯周病になりやすいといった口腔環境の悪化も招く恐れが高まります。また、歯を失い噛み合わせのバランスが崩れると、顔の左右のバランスも変わってくることをご存じの方は意外と少ないかもしれません。それが原因で、肩凝りや頭痛、あと顎関節症になることもあり得ます。このようなことからも、歯がなくなるということは、たとえ1本だけであってもたくさんのリスクがあるということがおわかりいただけるのではないでしょうか。
- Qこちらでインプラント治療を受けるメリットは何でしょう。
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A
▲患者自身も歯並びのシミュレーションを見ることが可能
インプラント治療を受けられるすべての方にガイドシステムを使用していることですね。これは歯科用CTで得られた画像をコンピューターで3次元的に再構築し、シミュレーションどおりにインプラント体の埋入を行うためのシステム。しかし、インプラント治療のめざすゴールは、インプラント体を埋入することではなく、埋入後にかぶせ物をし、適切な噛み合わせに整えることですから、どこに埋入すれば効率良く噛むことが望めるかというのを十分に見極めた上で埋入位置を確定します。その位置を誤らないためにガイドシステムを用いるわけです。それにより、安全性、機能性、精密性、すべてにおいて大きなメリットが見込めると考えています。
- Q具体的なインプラント治療の流れや費用について教えてください。
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A
▲患者のプライバシーに配慮した個室のオペ室
まず、パノラマエックス線や歯科用CTを用いて検査を実施。顎の骨の量など綿密に精査した上で問題なければ、口腔内スキャナーでガイドシステムの設定と、インプラント治療のプランニングに入ります。作成したガイドシステムをもとに埋入位置などシミュレーションを実施。インプラント体の上のかぶせ物も口腔内スキャナーで撮って作るので、以前のように歯型を採る必要がなくなりました。そういった点も患者さんの負担軽減につながっていると思います。手術はインプラント治療専用の無菌的状況の部屋で実施。症例によりますが、短い時間で手術は終了。かぶせ物の素材の種類もいくつかありますが、当院ではすべて一定の費用を設定しています。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/1歯:41万8000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。