あざ・しみの種類を見極め
施術後の経過もしっかりと確認
渋谷あおぞらクリニック 美容外科・美容皮膚科
(渋谷区/渋谷駅)
最終更新日:2024/12/13
- 保険診療
- 自由診療
ニキビやイボ、あざ、しみにはいくつもの種類があり、「渋谷あおぞらクリニック 美容外科・美容皮膚科」の鶴田優希院長によると、それぞれに原因やアプローチ法が異なるそうだ。また医学的な分類はあるものの、同じ病変でもその濃さや範囲には個人差があり、しみと感じる人もいればあざと感じる人もいる。いずれにしてもその症状が気持ちにまで影響を及ぼすことに違いはない。同院では視診に加えて、特殊な光を用いた分析などでその原因を特定。保険診療のほか、自由診療も視野に入れて、症状に適した治療やケアを提案している。また「受けて終わり」ではなく、その後の経過まできちんと確認するのも鶴田院長のこだわりだ。形成外科の医師として症状を見極める目を養ってきた鶴田院長に、しみやあざに対するアプローチや重視している点について聞いた。
(取材日2024年11月25日)
目次
あざ・しみの原因はそれぞれ。種類を見極め適したアプローチ法を提案し、結果をきちんと確認することが大切
- Qあざやしみにはどのような種類がありますか?
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A
紫外線の影響や加齢、もしくは生まれつきや遺伝性の要因によって、肌に色素が沈着している状態を「あざ」や「しみ」と呼びます。医学的な分類はあるのですが、同じ病変でもその濃さや範囲には個人差があり、しみと感じる方もいればあざと感じる方もいらっしゃいますね。その種類は多く、太田母斑のほか、例えば赤ちゃんに見られる扁平母斑や異所性蒙古斑、遺伝的な要素が影響することの多いそばかす、ケガなどで皮膚に異物が入って生じる外傷性色素沈着などさまざまです。また肝斑や老人性色素斑は加齢に伴って生じることが多いのですが、若い方でも度重なる日焼けから発症することもあるんですよ。
- Qこちらのクリニックでの、初診時の流れを教えてください。
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A
当院は予約制ですので、まずはホームページやメッセージアプリからご予約をお願いします。問診ではあざやしみがいつからあるのか、大きさの変化や出血の有無についても伺い、併せて特殊な光を用いて写真を撮り、皮膚の内部の状態を確認します。しみの多くは紫外線の影響で生じるのですが、肝斑のようにホルモンバランスが大きく関係しているものや、やけどやニキビなどの炎症によるもの、またストレスや生活習慣が原因で発症することもあります。何が原因か、どのようなアプローチ法があるかをご説明し、患者さんのご希望に応じてそのまま治療や施術に移ることも可能です。施術前にお化粧を落とせるよう、院内にメイク落としもご用意しています。
- Qあざやしみに対するアプローチ法について教えてください。
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A
基本は3ステップです。まず飲み薬と塗り薬、次が光治療、それでも難しい場合はレーザー施術を検討します。太田母斑などのあざは特殊な治療が必要な場合もあり、専門の医院をご紹介することもあります。症状によっては初めからレーザー施術や外科手術を選択する場合もありますね。光治療やレーザー施術で痛みが心配な場合には、麻酔クリームや笑気麻酔を用います。当院の看護師たちは一通りの機器を自分の肌でも試しており、痛みの程度を知った上でお声がけを行うようにしているんですよ。また、いちご状血管腫と診断した場合には小児科をご紹介するなど、特殊な治療が必要な症状に関しては、速やかに専門とする診療科におつなぎしています。
- Qレーザー施術を受けた後に、気をつけるべきことはありますか?
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A
最も気をつけてほしいのは日焼けです。患部を避ければ当日のメイクも可能ですが、できるだけ刺激を与えないように気をつけましょう。施術した箇所が落ち着くまで、こすったりマッサージしたりしてはいけません。その後は定期的にご来院いただき、施術前後の比較写真も交えながら経過を確認。患者さんのご希望を伺いながら、必要に応じてその後のプランを考えることもあります。もしご帰宅後に赤みなど心配な症状が出た場合には、写真を添えてメッセージアプリからご連絡ください。メッセージ内容と写真から緊急度を判断し、次回受診のタイミングについてアドバイスをいたします。
- Qあざ・しみの診療で重視していることをお聞かせください。
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A
私が重視しているポイントは3つ。まず1つは、皮膚がんなどの重い病気を見逃さないことです。例えばご高齢の患者さんが「しみが急に大きくなったから治療してほしい」とおっしゃった場合、悪性腫瘍ではないかとも疑って慎重に診察します。実際、そのような例も多く見てきましたし、これまでの経験から見極める目も養えたと自負しています。2つ目は、症状を見極めて適切な方法を提案すること。そして3つ目は、その治療や施術の結果をきちんと確認すること。お肌の状態に少しも改善が見られない状況では受けた意味がありません。また思わぬ合併症を起こす可能性もありますから、当院では定期的な通院をお願いしています。
自由診療費用の目安
自由診療とはしみケア/レーザー施術:1万円~、内服薬:5000円~、塗り薬:5000円~、光治療器でのケア:1万円~