アスリートから高齢者まで
患者に合ったリハビリテーションを提供
右近整形外科東大阪リハビリクリニック
(東大阪市/俊徳道駅)
最終更新日:2024/09/13
- 保険診療
体がスムーズに動かせない、痛みがあるといった場合、医療機関で診察やリハビリテーションを受けるのは、なんとなく敷居が高いと感じてしまう。とりあえず身近な整骨院や整体サロンを利用する人も少なくないだろう。しかし、「きちんとした診断に基づいた治療、リハビリが、結局は回復への近道になると思います」と話すのは、「右近整形外科東大阪リハビリクリニック」の右近亮介院長。同院では、院長の診断に基づき、理学療法士による運動器リハビリなども組み合わせて、一人ひとりの患者に適した治療の提供をめざす。リハリビの目的やリハビリを必要とするケース、実際の診療からリハビリの進め方、さらに整体などの施術との違いなどについても、右近院長にわかりやすく解説してもらった。
(取材日2024年8月27日)
目次
運動器の機能回復はもちろん、将来のトラブル予防にも役立つリハビリテーション
- Qリハビリの対象となるのはどのような人ですか?
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A
幅広い世代が対象となり、提供するリハビリの内容も一人ひとり異なります。例えば、足腰の痛みや動きの不具合を訴えるご高齢の方の場合は、不調の回復をめざすとともに、転倒による骨折予防のために筋力や体力の増強も目標にします。病院で骨折の手術を受け、ある程度症状が落ち着いた方が紹介で受診され、再発予防のリハビリを行うことも。一方、スポーツが原因のケガや故障がある方に対しては、症状に合わせたリハビリを行った後、今後のトラブル予防にもリハビリを活用します。スポーツでケガや故障が起きやすい人は、筋肉が固いなどトラブルが起こりやすい要因を抱えていることが多く、それらの改善に役立てるリハビリも行います。
- Qこちらのリハビリの特徴を教えてください。
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A
温める、電気刺激を与える、けん引するなど、さまざまな機械を用いた物理療法に加えて、理学療法士(PT)による運動器リハビリを提供します。1回20分程度の時間をかけて行います。また、ケガや故障がある人は、痛くて体が動かせない場合がほとんどです。物理療法だけでは効果が乏しい方には、理学療法士が徒手的に運動器リハビリテーションを行うことで、患者さんの状態を確認しながら体を動かすことができ、関節の可動域を広げることにもつながります。実際に体を動かすリハビリを導入することで、患者さんの状態改善に役立つだけではなく、医師としても治療の幅が広がります。
- Q理学療法士が大きな役割を担っているのですね。
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A
医師と連携して一人ひとりの患者さんに合わせたリハビリ計画を立て、さらに患者さんと相談しながらリハビリを行います。日常の動作や姿勢についてアドバイスできるのも利点です。さらに、当院では、理学療法士が関節や筋肉の状態などを丁寧に確認しながらリハビリを進めていきます。平行棒を使った歩行訓練などにも対応しており、骨折などの治療後の機能回復や、ケガや故障につながりやすい歩き方の不自然な癖の改善もめざします。当院には、女性の理学療法士も在籍しており、女性患者さんもご利用いただきやすいのではないでしょうか。
- Q整形外科と整骨院や整体サロンの違いを教えてください。
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A
整形外科の大きな特徴は、医師が診察・診断を行い、医学的な根拠に基づき治療を提供できる点です。具体的には、エックス線検査をはじめとする画像検査を行い、トラブルや不調の原因にアプローチし、改善のための治療を提供します。リハビリについても、医師の診断結果に基づいて実践できるのが強みです。きちんとした検査を行えない施設では、どうしても施術者の経験や勘に頼る部分が多くなります。原因に対してきちんとしたアプローチができないことで、かえって症状が悪化したという事態になる陥るリスクも否定できません。疑問を感じながら漫然と施術を続けるよりも、診断に基づいた治療を受けるほうがやはり回復への近道です。
- Qインソール作製にも対応しているそうですね。
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A
スポーツ愛好者で足にトラブルを抱えておられる方、偏平足や外反母趾の方、歩行に困難を伴う足底筋膜炎や変形性膝関節症の方などが対象です。健康保険も適用できます。当院では医師の処方に基づき、当院と連携している義肢装具士が作製を行います。専用の計測器を用いて、足底圧や重心位置の計測を行い、計測したデータをもとに、正しい荷重分布になるように一人ひとりにの悩みに合ったオーダメイドのインソールを作製します。足や膝の痛みがある方やインソールに興味がある方は一度ご相談ください。