右近 亮介 院長の独自取材記事
右近整形外科 東大阪リハビリクリニック
(東大阪市/俊徳道駅)
最終更新日:2025/12/10
2024年9月に、俊徳道駅からすぐの場所に開業した「右近整形外科 東大阪リハビリクリニック」。院長を務めるのは、兵庫医科大学の関連病院で整形外科の医師として研鑽を積んできた右近亮介先生。患者一人ひとりの症状と向き合う姿勢を大切にし、予防医学や健康増進を図る取り組みに加え、スポーツ整形外科の領域にも注力している。また、院内には広々としたリハビリテーションルームを備え、理学療法士と連携したリハビリテーションを実施できる環境を整えている。「地域の皆さんが安心して通えるクリニックをめざしたいです」と意気込む右近院長に、同院の特徴や診療内容について詳しく話を聞いた。
(取材日2024年7月16日/情報更新日2025年9月24日)
地域に根差したクリニックをめざし開業
こちらは八尾市にある「右近整形外科クリニック」の分院だそうですね。

当院は、父が院長を務め、八尾市で長年にわたり地域の皆さんに親しまれている「右近整形外科クリニック」の分院として、2024年9月に開業しました。医師になることを志した時から、いずれは父の後を継ぐか、自分で開業するかを考えていました。父親のように地域の人の力になっていきたいという思いが強かったからです。結果としては、父のクリニックを本院とし、私が新たに分院を担うかたちでスタートすることになりました。この場所を選んだ理由は、本院から近いという立地の良さに加え、以前勤務していた東大阪市の総合病院の周辺と同じように、人柄の温かさや親しみやすさを感じられたからです。
医師になろうと思ったきっかけなどを教えてください。
やはり整形外科の医師である父親の影響が一番大きいですね。ずっと患者さんと向き合う父親の姿を見て育ちましたので、姉や兄と同じように自然と僕も医師の道を選びました。整形外科を専門にしたのは、整形外科の患者さんは外傷があるけれど体調や気持ち的には元気であることが多く、診療を通じて僕自身も元気をもらえると感じたことですね。兵庫医科大学を卒業後、同大学の関連病院にて一般外傷とスポーツ整形外科の領域をメインに診療を行ってきました。症例としては高齢者の骨折、スポーツの事故によるケガや骨折に対する処置、手術などに多く携わってきました。ご高齢の方が元気に帰っていかれたり、学生さんがスポーツに復帰したりする姿を見ることに医師としてのやりがいを感じていましたね。
どのような患者さんがお越しですか?

当院には赤ちゃんからご高齢の方まで、幅広い世代の患者さんが来られています。お子さんは転んだり関節を痛めたり、学生さんは部活やスポーツでのケガ、ご高齢の方は骨折や腰痛、関節の痛みなどさまざまです。患者さんの年齢層が幅広い分、お悩みも多岐にわたりますが、その中でも特に骨粗しょう症の予防には力を入れています。骨密度を精密に測定できるよう先進のDXA装置を導入するなど、環境を整えました。女性は40歳を過ぎると骨密度が下がりやすいため、早めの検査をお勧めしています。また、超音波診断装置も備えており、診療だけでなくリハビリテーションも積極的に活用し、画像を一緒に確認しながら安心して治療を進められるよう心がけています。
予防医学と患者に寄り添うリハビリテーションに注力
リハビリテーションについて詳しく伺います。

運動療法によるリハビリテーションに特に力を入れています。リハビリテーションというと「ケガを治療するため」というイメージがあると思いますが、実際には進行を予防し健康寿命を延ばすためにも大きな意義があります。例えば足腰の痛みや動きに支障がある高齢者の場合は、症状の回復をめざしながら転倒や骨折予防の筋力・体力づくりを、その後は再発防止のリハビリテーションにも取り組んでいただきます。その上で一人ひとりの生活背景に合わせたオーダーメイドのプログラムを作成し、自宅で続けられる自己トレーニングも指導します。自分自身でケアできるようになっていただき、最終的には「クリニックを卒業」していただくことを治療のゴールにしています。
院内設備も充実していますね。
当院のリハビリテーションルームは、約90平方メートルの広さがあるので、ゆったりと過ごしやすいです。リハビリテーションと聞くと「つらそう」「大変そう」と感じる方もいらっしゃると思いますが、運動療法を中心にしつつ、痛みや不安のある方には物理療法も取り入れ、リラックスしながら前向きに取り組めるよう心がけています。最近では拡散型体外衝撃波装置も導入しました。患部に直接刺激を与えて血流改善を図るために使用されています。自由診療となるクリニックもある中、当院ではリハビリテーションの一環として保険の範囲内で活用しています。また、術後リハビリテーションも安心して続けていただける環境を整えており、地域の病院からの紹介だけでなく、周辺の市からも多くの方が来院されています。「ここなら続けられる」と思えるリハビリテーションを、これからも一緒に育んでいきたいと考えています。
スポーツ整形外科で通う患者さんも多いようですね。

アスリートの健康管理やケガの治療、リハビリテーションにも力を入れています。高齢者の場合は主に転倒予防や筋力・体力維持を目的に行うのに対し、アスリートの場合は、ケガの回復に加え、再発防止やパフォーマンスの向上をめざしていきます。例えば、リハビリテーション後に筋肉の硬さや歩き方の癖など、将来トラブルの原因になりそうな部分を改善するために運動を取り入れ、安全に競技に復帰できるようサポートしています。私自身、中学生から大学生までの間バスケットボールをしており、なかなか治らないケガに苦しんだことがあります。そのつらい経験から、選手の気持ちに寄り添いながら診療することを大切にしています。バレーやバスケットボール、サッカーなど競技特性に応じた診療を行っていますが、中でも膝の治療が得意分野です。スポーツに関わることなら何でも気軽に相談してほしいですね。
気軽に立ち寄れる、地域の集会所のような場所に
診療時に心がけていることはありますか?

診療では、難しい言葉を避け、患者さんと同じ立場で丁寧にお話しすることを大切にしています。クリニックはどの世代でも受診しやすい、やわらかい雰囲気が大切でしょう。ですから、患者さんが話をしに来るだけのような、地域にある集会所みたいな雰囲気を大事にしています。それで患者さんが少しでも明るい気持ちになれるなら、それも一種のリハビリテーションではないでしょうか。また、リハビリテーションでは患者さんのモチベーションを保つことが重要です。できている点を見つけて褒め、痛みの出づらい適切な方法でセルフトレーニングを指導します。当院には熱心な理学療法士が多く在籍していますので、わからないことや治療がうまくいかない時も気軽に相談してみてください。
スムーズな診療のために取り組んでいることはありますか?
おかげさまで、たくさんの患者さんにお越しいただいておりますが、整形外科はどうしても待ち時間が長くなりがちです。そこで少しでも患者さんのご負担を減らしたいと考え、ウェブ予約や院内処方を取り入れました。2024年には診療放射線技師を新たに採用し、これまで私が行っていたエックス線撮影を分担できるようになり、待ち時間の緩和にもつながっています。リハビリテーションは、常時6~7人の理学療法士が実施しており、正社員5人を中心に体制も人数的に充実しています。女性スタッフもおりますので、女性の患者さんも安心してお通いいただけると思います。
今後の展望とメッセージをお願いします。

開業当初、私もスタッフも若かったので患者さんが不安にならないか心配していました。ところが、実際には「死ぬまで見てもらえる」なんて冗談を言っていただけるほど温かく迎えていただき、とても安心しました。やはり、一人ひとりの目的や目標に合わせた丁寧な治療を大切にしてきたからこそ、そうした信頼関係が築けたのだと思っています。本院は開業から約30年がたちました。当院も地域に根づいたクリニックとして、「俊徳道の整形外科といえば右近さん」と言っていただけるよう、できる範囲で幅広いご相談に応じたいと考えています。「人生100年時代」ですから、今後は訪問リハビリテーションも始めながら、地域の皆さんに長く愛されるクリニックをめざしていきたいですね。どうぞ、お気軽にご相談ください。

