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堀田 聡 院長の独自取材記事

ほりた歯科・口腔外科 インプラントクリニック

(橿原市/大和八木駅)

最終更新日:2025/01/14

堀田聡院長 ほりた歯科・口腔外科 インプラントクリニック main

近鉄橿原線の大和八木駅から北へ徒歩約10分、大きな公園やマンション、小児科、産科のクリニックがある住宅街の一角に「ほりた歯科・口腔外科インプラントクリニック」がある。バリアフリー設計のクリニックは、院内もゆとりのスペースが確保され、ベビーカーや車いすでも受診しやすい。院長を務める堀田聡先生は、奈良県立医科大学附属病院の口腔外科で21年にわたって診療、後進の教育に携わった後、同院を開業した。大学病院で培った知識と経験に加え、今も熱心に勉強を続け、一人ひとりの患者に合った診療の提供を何よりも大切にしている。「地域の歯科医院として長く患者さんを診ていきたい」と語る堀田院長に、クリニックの診療姿勢や注力している診療、今後の展望などを語ってもらった。

(取材日2024年12月5日)

21年間にわたり大学病院で経験を積む

歯科医師になったきっかけや口腔外科を専門にした理由を教えてください。

堀田聡院長 ほりた歯科・口腔外科 インプラントクリニック1

父が歯科技工士、母が歯科衛生士で、父は家で技工所をやっていました。小さな頃から父の仕事ぶりをそばで見ており、歯科医療が身近なところにあったのは、歯科医師を志す一つのきっかけになったと思います。専門領域については、矯正か口腔外科を考えていたのですが、周りの先生方に「口腔外科は若いうちに経験しておいたほうが良い」とアドバイスを頂き、地元の奈良県立医科大学口腔外科学講座に入りました。

奈良医大には21年間在籍されたそうですね。

当初は、何年か経験を積んだら、開業しようと考えていました。ところが、研修医の2年目の救命救急センターにて救急研修があり、歯科医師と医師との知識の差に大きな衝撃を受けたのです。交通事故、心筋梗塞、脳梗塞、大やけどなどで搬送されてきた患者さんに医科の研修医と一緒に対応するのですが、わからないことがあまりにも多く、早期に開業しようという考えが吹き飛んだのです。その後、医学的知識や経験を増やしたい気持ちから、奈良医大麻酔科で1年間学びました。さまざまな診療科の麻酔に関わり、病棟の患者さんの全身管理に関わりたいという思いもあって、しばらく奈良医大にいようと決めたわけです。

大学病院ではどのような診療を担当していたのですか?

堀田聡院長 ほりた歯科・口腔外科 インプラントクリニック2

口腔外科にはさまざまな領域があり、主に顎顔面外傷、インプラント治療、顎変形症を責任者として携わり、その他の疾患もほとんど経験しました。教育機関なので、研修医・若い先生の指導や、医学部生への実習および大学の授業などにもいろいろな面で関わりました。結局、長年勤務することになり、本当に貴重な経験をたくさん積めたのですが、外来医長、医局長などさまざまな役職に就くことで診療以外の業務が多くなり、自分が考えていた臨床医のイメージから離れてきたと感じていたのも事実です。大学病院の診療では、治療が一段落した後は地域のクリニックで診ていただく場合がほとんどなので、患者さんを長く診る歯科医師でありたいという思いもありました。ちょうどお世話になっていた教授が退官される時期でもあり、思いきって開業することにしたのです。

快適に過ごせそうなクリニックですね。

車いすやベビーカーの方も快適に利用してもらいたいと、バリアフリー設計にして、院内はできるだけ余裕のあるスペースを確保しました。診療室はプライベートに配慮した半個室タイプで、カウンセリング室を設け、インプラント治療に力を入れたいと考えていたので、設備を整えたオペ室にも使用できる完全個室も用意しました。また、患者さんに不安なく診療を受けていただけるように、院内全体にオゾンを使った空気清浄システムを導入しています。

丁寧な診察をもとに適した治療を提案する

どのような患者さんが来られますか?

堀田聡院長 ほりた歯科・口腔外科 インプラントクリニック3

すぐそばに小児科、産科があり、生後半年の赤ちゃんから90代の方まで本当に幅広い患者さんが来られます。受診の理由も、顎関節症やお口の中のできもの、1歳半健診で舌の小帯と呼ばれる筋が短いと指摘されたといった歯科口腔外科で扱う疾患に加え、虫歯や歯周病など多岐にわたり、歯石除去希望や検診で受診される方も多いですね。お口の中の健康に対する意識が高い方が多く、初めての歯が生えたのでケアの仕方を教えてほしいと、赤ちゃん、両親そろって来院されるご家族もいらっしゃいます。

患者さんと接する際に心がけておられることは?

痛みがあるなど急ぎの治療を要する場合は、まずその治療を行いますが、当院では1回目の診療の際に1時間かけて診るようにしています。丁寧にお話を聞いて、必要な場合はエックス線撮影も行って、患者さんの状態を詳しく把握した上で診断を行います。さらに、診断に基づいて一人ひとりどの治療法が適しているのかを考えて、治療方針を説明します。当院で対応するのか、大学病院などに紹介するのか、診断に基づいてしっかり判断できるのは当院の強みではないでしょうか。紹介する場合も、単に「うちでは治療できないから紹介します」ではなく、なぜその医療機関での治療が必要なのかをきちんと説明し、治療に適した時期に最適な医療機関、信頼してお任せできる先生に紹介します。

注力されている診療について教えてください。

堀田聡院長 ほりた歯科・口腔外科 インプラントクリニック4

口腔外科が専門で、大学病院で長年にわたって難症例といわれる患者さんに対応してきた経験があるので、顎関節症やお口の中のできもの、歯茎に埋まってしまっている親知らずの抜歯など、口腔外科の領域については自信を持っています。しつこい口内炎だと勘違いしていたできものが、実は口腔がんだったというケースもあるので、気になる場合やいつもと違うかもと感じる場合は、早めにご相談いただきたいですね。

インプラント治療にも力を入れておられますね。

大学病院には、一般の歯科医院では治療が難しい患者さんが多く受診され、10代から80代まで幅広い患者さんのインプラント治療を経験しています。インプラント体を埋め込む顎の骨の厚みや幅が足りないという方には、骨を増やすための骨造成と呼ばれる治療で対応可能なケースもあります。また、外科手術に対して緊張感や恐怖感を持つ方に向けて、半分眠ったような状態で手術を受けてもらうための静脈内鎮静も取り入れています。私自身、麻酔科でさまざまなケースに対応した経験がありますが、鎮静の際は、歯科麻酔を専門とする歯科医師にも来てもらい、2人体制で手術を行います。

自分たちにできることを増やしていく

現在はどのような体制で診療していますか。

堀田聡院長 ほりた歯科・口腔外科 インプラントクリニック5

私の他、常勤スタッフが4人在籍しています。今後、診療室を増やすなど、規模を拡大する際には、非常勤のスタッフにも参加していただくと思いますが、しっかりとした体制でスタートしたいという思いがあり、常勤スタッフのみで始めました。各スタッフには、患者さんが「来て良かった」「ここならまた受診できる」と思っていただける診療や接遇の提供を心がけるようお願いしています。ただ、丁寧に対応するばかりに、時間が押してしまうこともありますので、もう少し円滑に進められるよう工夫しているところです。

ご自身やスタッフの教育にも熱心に取り組んでいるそうですね。

私自身、現在も休診日の木曜日に奈良医大や関連病院で週に1回診療を担当しており、後輩から診療のことだけではなく、勉強会での発表などについて相談を受けることも少なくありません。私も勉強会へ積極的に参加しており、勉強会に出席するため、今月は2回の休診日を設けたくらいです。歯科衛生士も知識のアップデートに努めており、参加費の補助など、サポート体制も整えています。みんな勉強熱心で、自主的に学んでくれるので、歯科衛生士業務について私が逆に教えてもらうこともあるくらいです(笑)。

今後の展望や目標を聞かせてください。

堀田聡院長 ほりた歯科・口腔外科 インプラントクリニック6

お昼ご飯も一緒に食べるなどスタッフの仲が良く、その温かな雰囲気が、患者さんにとっても心地良いクリニックづくりにつながっています。スタッフのご家族も通院してくれており、みんなが当院に愛情を持ってくれていると実感でき、うれしい限りです。今後は、歯科医師、歯科医院として自分たちができることを増やしていきたいと考えています。例えば、難しい矯正治療は専門の歯科医師へ紹介しているのですが、もっとしっかり学びたいと考えていますし、審美・美容についても知識を深めて、従来の歯科の範囲にとどまらない、幅のある診療を提供したいですね。そのために、自分自身はもちろん、スタッフの知識や技術を向上させ、必要な人や設備を充実させるとともに、みんなが同じ目標に向かって進んでいければと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/47万5000円~、骨造成/5万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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