野田 大介 院長の独自取材記事
京橋 あゆみ歯科クリニック
(大阪市都島区/京橋駅)
最終更新日:2025/05/26

「あふれる笑顔をすべての人に」をスローガンに、予防と治療の両面から健康な歯のサポートをめざす「京橋 あゆみ歯科クリニック」は、2024年9月開院予定。予防においては顕微鏡検査によって口腔リスクを把握した上でのメンテナンスを実施し、矯正やインプラント治療を組み合わせて虫歯や歯周病になりにくい口腔環境づくりを提案。歯科用CTや口腔内スキャナーなどを活用し、精密な検査・治療を提供するという。院長は大阪大学歯学部を卒業し、同学部附属病院口腔治療・歯周科で研鑽を重ねた野田大介先生。「どんな些細なことでも構いません。違和感などがあれば気軽に相談を」と話す野田院長に、新しいクリニックの特徴や展望などについて話を聞いた。
(取材日2024年7月15日)
予防歯科をベースにずっと笑顔でいられる診療を
9月に開院されると伺いましたが、どのようなクリニックをめざしているのでしょうか?

予防歯科や歯周治療を念頭に置いて、なるべく歯を削らない、なるべく抜かないという治療を推進していきたいと考えています。結果、患者さんの残存歯、残っている歯の数を1本でも多くし、ずっときれいな笑顔でおいしく食事をしていただくためにサポートしていきたいですね。残存歯が多くなれば認知症や誤嚥性肺炎のリスクも低くなるというエビデンスもありますから、診療を通じて京橋の皆さんの健康寿命延伸に寄与できるのではないかと期待しています。また医療法人として、同じ志で京都府八幡・京田辺、大阪府枚方でクリニックを運営してきましたから、これまで培ってきた経験を生かして皆さんに安心いただける診療ができると自負しています。
どんな悩みを持つ患者さんたちに受診していただきたいですか?
歯を大切にしたい、もう歯を失いたくないと思っている方には、ぜひ受診いただきたいと思います。歯はおいしい食事を取るために欠かせませんし、健康に生きるために必要不可欠な要素ですから。また当クリニックでは「ママとこどものはいしゃさん」をテーマとして掲げていますから、30代から40代の女性とそのお子さんにも気軽に受診いただけるクリニックにしていきたいという想いがあります。また審美面も強化していくつもりなので、歯を健康に美しくしたいという方にもご相談いただけるとうれしいですね。
開院に際してクリニックの見学相談会も予定されているそうですね。

開院直前の8月後半から見学相談会を開催する予定です。事前にクリニックの雰囲気を見て感じてもらったり、備えている設備を説明させてもらったりすれば、実際に受診する際にも緊張せずご来院いただけるのではないでしょうか。クリニック内では予防歯科や歯周治療に関する展示も行っていますので、私たちのめざす「あふれる笑顔をすべての人に」を願い提供する診療をご理解いただける機会になると思います。またお子さんの歯並びに関する相談、ホワイトニングの種類や、治療方法に関する相談も受けつけていますので、お時間がある方、興味のある方はぜひご来院ください。
矯正やインプラント治療などを活用し予防を推進
注力していく診療について教えてください。

やはり予防歯科と歯周病治療がベースにはなりますが、矯正治療にも力を入れていきたいと考えています。歯並びが悪いと、そこから虫歯や歯周病が始まってしまい、歯の寿命が短くなってしまいますからね。矯正に関してはマウスピース型装置を用いた矯正はもちろん、従来のワイヤー矯正、小児では顎の拡大を促す床矯正、トレーニングで悪癖を改善して整った歯並びにつなげるための口腔筋機能療法(MFT)と、さまざまなジャンルに対応可能です。常に勉強会に参加するなど日々研鑽を重ねていますので、一人ひとりの症例に合わせた矯正方法をご提案できるはずです。他院で断られたという方も、まずはお問い合わせください。
審美面についても強化されているとのことですが、ホワイトニングについてのお考えを聞かせてください。
ホワイトニングは歯の色をきれいにするためのものだと思われがちですが、ホワイトニングを行う際、クリニックでは口腔内にトラブルがないか事前に必ずチェックしますし、患者さん自身の「きれいな歯を維持したい」という歯への意識も高まり、結果として虫歯や歯周病の予防につながると考えています。また当クリニックで使用する薬剤は、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング問わず安全性に配慮していますので、安心して治療を受けていただけると思います。
予防の面からインプラント治療についても重視されているそうですね。

インプラント治療は歯を失ってしまったところを補い、噛める歯並びをつくる治療だというイメージが強いのですが、インプラント治療自体が予防歯科の一種です。歯を欠損したところをブリッジや入れ歯で補うと、欠損ドミノといって数年ごとに歯を失ってしまう原因になることも。そのためインプラントでしっかりと欠損部分をカバーし、他の歯を守る必要があると考えています。骨がなくなってしまった方など難しい症例であっても対応できますので、お悩みの方はご相談ください。
何歳になってもおいしく食事ができる口腔環境を
クリニックづくりでこだわったポイントはありますか?

内装はカフェ風のリラックスできるデザインにしています。子どもから大人まで幅広い世代に安心して過ごしてもらいたいですからね。それに完全個室の診療室はこだわったところです。パーティションで区切った半個室ではどうしても隣に声が聞こえてしまうため、安心して相談することは難しいもの。カウンセリング室を含め、気兼ねなくご相談いただける環境づくりは大切にしています。また、お子さんに過ごしてもらえるキッズスペース、女性の患者さんが帰る前にメイクを直せるパウダールームも備えていますよ。機器類では歯科用CT、口腔内スキャナー、虫歯や歯周病の原因菌を除去するのに役立つ歯科用レーザー、CAD/CAMシステムでセラミックの補綴物をつくる機器なども導入しています。
診療において大切にしていることを教えてください。
まずはしっかりした診断ですね。エックス線撮影装置や歯科用CT、顕微鏡を含めた先進機器をそろえることで、確実かつ適切な診断を行い、患者さんに丁寧に優しく説明することを心がけていきます。実際に治療を行う際には複数の治療方法を提案し、それぞれのメリット・デメリットをお話しします。その上で判断いただくことが大切ですから。また処置においてはできるだけ痛みを抑え、できるだけ治療回数がかからないようプランニングを行います。それが私たちが求める「赤ちゃんから大人までの徹底した予防歯科」「痛みの少ない安心・納得の治療」の歯科医療につながると考えています。
最後に地域の皆さんや読者にメッセージをお願いします。

きちんと予防に取り組んでいけば、歯を失い困る人生を回避することができます。大人になってできる虫歯も、その原因は12歳までにあるといわれており、12歳で虫歯ゼロを達成できれば虫歯ができにくい口腔環境をつくることが可能だと考えます。子どもの頃から定期的にメンテナンスに通い、フッ素塗布や歯並びチェックなどを受けていけば、虫歯リスクを下げることも難しくはないでしょう。子どもから大人まで予防をサポートし、京橋地区の皆さんが何歳になってもおいしく食事ができ、きれいな歯で過ごせるお手伝いができればうれしいですね。歯のことでわからないこと、気になることがあればぜひ気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/1本25万円、骨造成/GBR法:8万円、スプリットクレスト:1本8万円、ソケットリフト:1本8万円、歯列矯正/第1期治療:40万円~、第2期治療:70万円、歯列矯正調整料:1回の調整につき5500円、アクティビティなし3300円、ホワイトニング/8000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/70万円
※症例によって費用が異なりますので、詳しくは当院までご確認くださいませ。
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。