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高潮 征爾 院長の独自取材記事

たかしお内科ハートクリニック

(熊本市南区/南熊本駅)

最終更新日:2024/09/04

高潮征爾院長 たかしお内科ハートクリニック main

2024年6月に熊本市南区良町の浜線健康パーク近くに開業した「たかしお内科ハートクリニック」は、循環器疾患および内科一般の総合的な診療を提供するクリニック。周辺には住宅地が広がり、浜線バイパス沿いには商業施設が並ぶ活気のあるエリア。院長の高潮征爾(たかしお・せいじ)先生は、日本循環器学会循環器専門医。長年にわたり循環器内科の医師として心不全を中心に診療や研究を行いながら、後進の指導にも尽力。これまでの研究や臨床で培った知見と、もう一つの専門である日本内科学会総合内科専門医としての知識を地域に還元すべく、地域住民の健康寿命の延伸や心臓血管病の発症予防に努めている。穏やかな口調でわかりやすく丁寧に応対してくれる高潮院長に、開業の経緯やクリニックの特徴、今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2024年7月31日)

患者の人生を支援する全人的医療・多職種チーム医療

医師をめざしたきっかけや循環器を選んだ理由を教えてください。

高潮征爾院長 たかしお内科ハートクリニック1

小さい頃から科学分野の研究に興味があり、「遺伝子を改変しておいしいジャガイモを作りたい」などと考えていました。医師になることを意識し始めたのは高校生の頃で、患者さんの健康を支えることで社会に貢献したい、医学を深く学びたいと思って医師を志しました。循環器を選んだのは、自分の判断がダイレクトに患者さんに影響を与える領域だと思ったからです。胸が痛い、頭が痛い、おなかが痛いなどさまざまな訴えがある中で、特に胸が痛い方は緊急性があり、生命に直結することもあります。自分の発見や治療で症状を改善させる、命を救うということに素晴らしさを感じました。

どのような経緯で開業に至ったのでしょうか?

熊本大学病院循環器内科で、長きにわたり病棟医長や心不全診療のチーフとして後進の指導をしながら、多くの患者さんを診てきました。大学病院は主に「紹介患者さんを診させていただいている側」でした。一方、開業医は病歴や症状などから病気を疑う能力と適切な専門の医師へ紹介して「患者さんを診てもらう側」ですので、広い見識や幅広い人脈が必要だと感じています。特に専門とする心不全の治療には知識と経験が必要で、退院後の外来加療や心不全指導がとても重要です。より良い生活を送るためには外来診療や指導に加えて、本人やご家族の意向をお伺いして個別に治療方針を検討する「寄り添う医療」も求められます。しかし、大学病院では患者さんの「人生」を継続的に診るには限界がある。そこで、今までの経験を生かして全人的医療や多職種チーム医療を提供し、循環器疾患を持ちながらも安心して生活できる地域医療に貢献したいと思い、開業しました。

この地域で開業した理由と地域の印象を教えてください。

高潮征爾院長 たかしお内科ハートクリニック2

この地域は住宅地で、小学生から高齢者まで幅広い層の方が住んでいます。外来心臓リハビリテーションに対応しているクリニックは熊本にはあまりないということもあり、地域の方々にとってアクセスが良く、循環器疾患を扱う基幹病院が近くにある場所が良いと考えました。熊本大学病院や済生会熊本病院に勤めていたため、この辺りには土地勘があり、知っている先生も多く連携が取りやすいのです。いろいろな場所を探した結果、最終的にここに決めました。患者さんは近隣から来る方が多いですが、中には難病を抱えた方や心臓移植を受けた方、私の大学病院時代のことを耳にして来てくださる方、天草や福岡、大分など遠方から来てくださる方もいらっしゃいます。

心臓リハビリテーションで快適な生活をサポート

診療内容や診療方針について教えてください。

高潮征爾院長 たかしお内科ハートクリニック3

診療内容は循環器内科・内科・心臓リハビリテーションの3つです。循環器内科は狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、不整脈、心不全などの診断と治療を行います。循環器専門医が心電図や心エコー検査、迅速採血検査を用いて診断し、専門的な治療・管理を継続することで患者さんが安心して生活できるよう努めています。また、総合内科専門医としても多様な疾患に対応。高血圧症や脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病の管理や予防接種、予防医学、医療介護に関する相談も受けています。また、当院では心不全療養や心臓リハビリテーションの専門知識を持つスタッフが在籍し、患者さんをサポートしています。心臓リハビリテーションは、心臓病の患者さんが体力を回復し、自信を取り戻し、快適な生活に復帰できるようにする総合的な活動プログラム。運動指導や生活指導、心理的サポートを含む個別プログラムを提案し、患者さんの健康づくりをサポートしています。

特に力を入れていることは何ですか?

私はこれまで心不全を中心に診療や研究を行ってきました。当院では心不全の診断および治療経過を把握するためにBNPという血液検査を院内で実施可能で、心機能や心不全の原因を評価するために必要な心エコーを実施できる体制を整えています。近年心臓のCT検査では冠動脈という心臓の栄養血管の狭窄の有無だけではなく、心臓の筋肉(心筋)の障害についても評価が可能となってきており熊本大学病院などの先進のCT機械を有している医療機関に検査を依頼して正確な診断・治療をめざしています。また、内服薬や食生活、その方に合った運動などの生活指導も、スタッフ全員でサポートしています。心臓病は心臓以外の疾患とも多く関わっているため、循環器内科医には単一臓器を超えて、全身を診るスキルが必要です。循環器内科医であると同時に常に「内科医」であることを意識して患者さんに接しています。

設備や内装などでこだわっている点はありますか?

高潮征爾院長 たかしお内科ハートクリニック4

まず、院内の待合室は開放的で光が入って明るくなるように吹き抜けにしています。車で来院された方が安心して駐車できるように駐車場を広く取り、車いすで来院されてもゆとりを持てるスペースを確保しています。また、感染症の患者さん用には別の動線をつくり、入り口を分けています。ご高齢の心臓病の方も来院するので、感染症対策には特に注意を払っています。設備や機材に関しては、心エコーをはじめ、心不全や心筋梗塞の検査・診断を迅速に実施できる機器を導入しており、循環器内科を標榜している病院と同程度の検査が可能な体制を取っています。

自分の経験や診断、治療、研究を世の中のために

診療の際に心がけていることを教えてください。

高潮征爾院長 たかしお内科ハートクリニック5

最適な治療ができるよう領域を問わず最新の医療について学びを継続し、専門の先生と連携を取りながら治療に進めていくよう心がけています。その際、やはり大事なのは誰に紹介するかを的確に判断すること。患者さんの問題点をピックアップして、経過やデータを見つつ原因を究明し、可能性を探っていきます。また、スタッフには患者さんに対して優しさを持ってこまかな配慮や温かい声かけをするようにお願いしています。内服指導やリハビリテーションなども全員で勉強するようにしたいと思いますし、患者さんの生活状況や困っていることをスタッフ全員でうまく拾い上げ、お手伝いできるようにしたいです。

休日はどんな過ごし方をされていますか?

私自身、学生時代はハンドボールやソフトテニスに熱中していました。医師になってからは、正直に言うと、自分でも「仕事が趣味」というほど医療の世界にどっぷりと浸かっています。医師の仕事には臨床や研究、教育などさまざまな面がありますが、自分の経験や診断、治療、研究が世の中の困っている方の助けになり、後進の医師を育成し、巡り巡って「感謝」というかたちで還元されることにたいへんやりがいを感じています。また、論文発表やガイドライン作成において自分の足跡を残すという意味でも大きなやりがいがあります。今後は健康のためにも、何か体を動かす趣味を始めたいなと思っています。

今後の展望と、読者へのメッセージ をお願いします。

高潮征爾院長 たかしお内科ハートクリニック6

循環器と内科の専門家として、病気のときだけでなく、日頃から体の不調など気になることがあればなんでも相談に来ていただきたいと思っています。超高齢社会により、今後ますます心不全が増加するでしょう。診療所だけで対処するのは難しい部分もあるので、地域の枠組みの中でどう管理していくかが鍵となります。地域の介護問題などを少しでも解決できるように、介護事業所などとも連携していきたいです。地域の皆さんが健康で自分らしい生活を安心して送れるように、たとえ心臓病などの病気を抱えていたとしても、循環器医療の専門的な対応ができる身近なクリニックとして気軽に相談していただけたらうれしいです。人生を一緒に歩んでいくパートナーとして、ぜひ頼っていただけたらと思います。

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