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神川 真由子 院長の独自取材記事

用賀いらかみち皮フ科・形成外科

(世田谷区/用賀駅)

最終更新日:2024/08/20

神川真由子院長 用賀いらかみち皮フ科・形成外科 main

東急田園都市線用賀駅から徒歩3分のところに2024年8月に開業した「用賀いらかみち皮フ科・形成外科」。院長を務める神川真由子先生は、もともと美術史を学んでいたが、方向転換をして医師を志しハンガリーのセンメルワイス大学医学部で学んだ経歴の持ち主だ。乳がん治療後の乳房再建に興味を持ったことから形成外科に進み、大学病院や市中病院で研鑽を積む一方、美容皮膚科や美容外科クリニックでレーザーを用いた診療をはじめ、美容手術なども幅広く手がけてきた。形成外科は多くの人の悩みや困り事に寄り添う診療科であることから、患者一人ひとりと向き合った診療を行いたいと開業を決めた。大好きな用賀で、皮膚の疾患やトラブルから、美容の悩みまで幅広く対応したいという神川院長に話を聞いた。

(取材日2024年7月11日/情報更新日2024年8月20日)

用賀駅近くで、皮膚科と形成外科が連携した診療を提供

こちらは皮膚科と形成外科の専門家が在籍されるのですね。

神川真由子院長 用賀いらかみち皮フ科・形成外科1

そうです。皮膚科の貴志有紗先生は聖マリアンナ医科大学での同僚で、とても信頼している医師です。皮膚科と形成外科でうまく連携して多くの症状や悩みにお応えしたいと思います。具体的には、かゆみや湿疹、ニキビなど含む皮膚疾患の診療、ほくろやイボ、粉瘤などの切除、眼瞼下垂などの治療、切り傷ややけどの治療などに対応します。保険診療をしっかりと行った上で、自由診療で質にこだわって、しわやしみといった美容の悩みに応える診療を行いたいと考えています。院内は和のイメージで、木目調やベージュをベースにした落ち着いたデザインになる予定です。特に美容皮膚科では、忙しい現役世代の方々や子育てがひと段落した方などに、男女問わずゆっくりリラックスして自分のための時間を過ごしていただけるような、雰囲気にしたいと思っています。

どうして形成外科の医師を志されたのですか。

もともと文系の大学で美術史を学び、英国留学も経験したのですが、父や兄が医師であることから医学に興味を持ち、ハンガリーのセンメルワイス大学医学部で学びました。夏休み中の日本の病院での実習で、乳房再建の治療を知ったのが、形成外科との最初の出会いでした。そこから、乳がんの治療に関わりたいと考え、乳がん治療、乳房再建手術を多く手がけている聖マリアンナ医科大学病院で初期研修を受けました。いろいろな科で研修を行いましたが、やはり乳房再建の手術に関わりたいと、同大学の形成外科に入局しました。大学病院や関連病院では乳房再建手術だけでなく腫瘍切除や眼瞼下垂、再建手術など体表の皮膚疾患に関わる多様な症例を経験してきました。

形成外科のどのような点に魅力を感じられたのでしょうか。

神川真由子院長 用賀いらかみち皮フ科・形成外科2

生死には関わらないけれど患者さんのQOLを上げるためにはとても大切な医療を提供する点ですね。例えば、顔の目立つほくろの切除を図ったり、先天的な多指症の手術を行ったりすることで、コンプレックスを感じていた子どもがとても明るくなることも望めます。生まれながらにして目が開きづらい小児の先天性の眼瞼下垂の治療を行ったり、乳がん術後の患者さんに乳房再建術を行ったりした際に、患者さん方からとても喜ばれたこともありました。患者さん一人ひとりの悩みに寄り添うことができる、ある意味、今の時代にはとても必要な診療科ではないかと思うのです。

思い描いてきた理想的な場所に出会い、開業を決意

開業の経緯を教えてください。

神川真由子院長 用賀いらかみち皮フ科・形成外科3

大学病院などで形成外科の研鑽を積む一方、非常勤医として美容外科や美容皮膚科のクリニックでレーザーを用いた診療や、美容手術なども経験しました。その中で一人の患者さんと信頼関係をつくりながら、長くお付き合いして、さまざまな悩みに対応することが自分には合っていて、やりがいがあると感じ、開業を考えるようになりました。また長く世田谷に住み用賀の土地柄に魅力を感じていて、この場所を紹介された際、「ここだ」と直感があったのです。駅から続く緑豊かな美しい通りを2、3分歩くとこの建物があって、患者さんにもとても気持ち良く通院していただけそうで、私の思い描くクリニックにぴったりの場所だと思いました。

診療をする上で、どのようなことを大切にされていますか。

やはり、患者さんが自分の家族だったら、と思いながら診療することですね。治療の選択肢がある時も、医師にとってこちらのほうが楽だからとか、時間が短縮できるというような理由では妥協せず、多少時間がかかってもその時できる限りのより良い診療を行ってきたつもりです。妥協をすると何よりも自分が後悔するので力を尽くしたいと考えています。また形成外科はケガをした時によく接する診療科ですから、子どもの患者さんの場合など、治療が難しいこともあるのですが、あくまでお子さんの将来を考えた治療を心がけています。

具体的にはどのようなことでしょうか。

神川真由子院長 用賀いらかみち皮フ科・形成外科4

ケガをした子どもはそれだけで怖い思いをしているものですが、私たちは必要な治療をしなければならないわけです。場合によっては、押さえつけて縫合することもあります。親御さんがそばで応援したいと言われることも多いのですが、「両親に治療を受けさせられた」というトラウマになってしまうこともあるので、あえて医療者だけで治療を行うことが多いですね。私たちが悪者になるイメージです。その時点では子どもにとって優しい対応とはいえないかもしれませんが、傷痕を残したくないので、嫌がられてもできる限りの治療を行います。治療してこその形成外科だと思っているので、そこにはこだわっています。特に子どもはこれからの人生が長いですからね。妥協ない診療で多様な悩みに対応し、生活の質の向上がめざせたらと考えています。

妥協ない診療で多様な悩みに対応し、生活の質の向上を

どういう場合に、こちらの形成外科を受診すれば良いのでしょうか。

神川真由子院長 用賀いらかみち皮フ科・形成外科5

例えば、湿疹やかゆみ、さまざまな皮膚の疾患はもちろんですが、ほくろやイボ、粉瘤といった、気になるけれどわざわざ大きな病院に行くのはおっくう。手術は怖いというような場合に来ていただければ、しっかり調べて、きれいに取り除くための治療を行います。包丁で手を切ったり、ちょっとしたやけどをしたりした時にも、できるだけ痕が残らないように治療します。診察時の所見によっては保険適用にならない場合もありますので、患者さんとよく相談して、必要に応じて自由診療も行うなど、幅広く患者さんの困り事に対応したいと考えています。もちろん、悪性の腫瘍などが見つかった場合は、大学病院に紹介して連携を取りながら対応します。ほくろがだんだん大きくなってきたので取ってほしいと来られた患者さんを診察したら、がんだったというケースも考えられますからね。自分で判断しないで、受診していただきたいです。

開院に向けて、展望を聞かせてください。

自分自身が受診したい皮膚科であり、形成外科であり、美容皮膚科でありたいと考えていて、少しずつ自分の理想に近づいていければいいなと思います。特に、美容皮膚科では、忙しい毎日の隙間時間にちょっと来ていただいて、ホッとくつろいで、自分のための時間を過ごしていただく、心の満足度も大切にしたいと思っています。施術を押しつけるようなことはせず、患者さんのご希望に沿って、必要なものをきちんと提供できるクリニックにしたいと考えています。当院には皮膚科と形成外科がありますから、体表のことで気になることや困ることがあれば、とにかく来ていただいて、適切に判断して診療を行います。いつでも安心して受診していただける通いやすいクリニックをめざしています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

神川真由子院長 用賀いらかみち皮フ科・形成外科6

私自身自然に恵まれた世田谷区で暮らし、子育てができているのは幸運だなと感じています。縁あって、用賀という歴史のある街、多くの方から愛される街で開業させていただくことになり、できる限り皆さんに信頼され、親しんでいただけるような医療を提供したいと考えています。地域に根差して患者さんの悩みや困り事に寄り添い、一緒に解決していく診療が理想です。保険診療、自由診療に関わらず、患者さん一人ひとりとずっと向き合っていく診療をずっとこの地で末長く行いたいのです。患者さんとの信頼関係を育み、一人でも多くの方に当院の診療に満足していただき、生活の質の向上に導き、幸せな人生のお手伝いがしたいと考えています。どうぞなんでも気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみに対するレーザー/9000円~、ほくろ・イボの除去/4300円~、しわのケア/2万900円~

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