尚原 弘治 院長の独自取材記事
しんまつど駅ノ歯科
(松戸市/新松戸駅)
最終更新日:2024/11/19

新松戸駅から徒歩1分の「しんまつど駅ノ歯科」。6月に開業したばかりの真新しい空間は壁一面がガラス窓で駅のホームも見え、さんさんと自然光が降り注いでいる。白を貴重にした明るく清潔な院内で待っていてくれるのは、爽やかな笑顔の尚原弘治院長だ。自衛隊の歯科医官だったというユニークな経験も持つ尚原院長。これまで蓄えてきた知識と技術を、あますことなく近隣住民のために役立てたいとの熱い思いを胸に秘める。さまざまな強みを持つ歯科医師たちとタッグを組み、身近な場所で高度な医療を提供するのが目標だ。「歯科診療全般が好き」と真っすぐな瞳で語る尚原院長に、患者と向き合う際に何を大切にしているのかなど詳しく聞いた。
(取材日2024年7月9日)
誰もが通いやすいよう年中無休で平日20時まで診療
まず、クリニックの特色について教えてください。

乳歯が生え始めた0歳から、もう自分の歯は1本もないけれど「おいしいごはんを食べたい」と悩んでいる高齢の方までを対象とした幅広い歯科診療を行っているのが当院の特色です。どんなライフスタイルで暮らす方のニーズにも応えたかったので、平日の診療時間は昼休診なしの9時から20時までとしました。優しいスタッフたちも「患者さんのご都合が第一」と考えてくれていて、僕たちは予約が途切れたタイミングでお昼休みを取るようにしています。年中無休、駅から徒歩1分という便利な立地にこだわったのも、いつでも誰でも気軽に立ち寄れるようにしたかったからです。6月の開院前に行った内覧会の後、お子さんが「あの歯医者さんにまた行きたい」と言って通ってくださっているご家族もいるのはうれしいですね。
子ども連れでも快適に過ごせるように、どんな工夫をしていますか。
例えば、保育士をスタッフとして迎え、予約の上でキッズスペースでの託児サービスも利用できるようにしました。親御さんはもちろん、きょうだいの治療の際にも活用していただければと思います。お子さんの治療で一番大事なのは保護者のご理解といっても過言ではありません。だからこそ、治療に同席して何をしているのか見ていただきながら、一つ一つしっかりと説明するようにしています。また、お子さん自身にも歯科医院にポジティブなイメージを持ってもらえるよう、スタンプカードやカプセルトイなどのお楽しみも用意しました。子どもの頃に怖い経験をしてクリニックから足が遠のき、口腔内がボロボロになってしまうケースも多々あります。そういう人を1人でもなくしたいですし、すでに抱えている問題には専門的な治療で対処していきたいです。
専門性が高い治療をどのような体制で行っているのですか。

非常勤を含め5〜6人の歯科医師が在籍していて、チーム医療で診療にあたっています。それぞれが矯正、口腔外科、小児歯科、インプラント治療などを強みとし、普段は大学病院などに勤務している頼もしいスペシャリストたちです。難しい症例は大学病院に紹介するというのも一つの方法ですが、より予約を取りやすい環境で専門的な治療を受けられる町のクリニックがあれば便利ですよね。だからこそ、インプラントや親知らずの抜歯などの手術にも対応できる完全個室も作りました。ご希望があれば一般歯科や予防歯科での利用も可能です。ユニットが90度回転して患者さんがモニターと向き合う体勢になるというアトラクション的な機能があるのですが、適切な距離でじっくりと説明できるのが何よりのメリットですね。
日々たゆまずに患者のQOL向上のための努力を重ねる
次に、歯科医師を志したきっかけをお聞かせください。

両親が歯科医師で地域の方々のためのクリニックを営んでいたので、幼少期から身近な職業ではありました。医学に興味を持ったこともありましたが、兄の医学部入学までの凄まじい努力を目の当たりにして「自分にできるだろうか?」と尻込みしてしまった部分もありましたね。誰かが実家を継がなければという思いもあって入学した歯学部でしたが、学べば学ぶほど深く引き込まれていきました。実家に帰れば、授業に出てきたばかりの素材や治療のための道具がすぐ目の前にあり、先輩歯科医師でもある父母に疑問はすぐに質問できます。いつの間にか歯学に熱中してあっという間の6年間でした。
卒業後は自衛隊に入隊というユニークな道を選んだ理由は?
自衛官には歯科医官という存在もあると知り、興味を持ったんです。僕が受けた第115回歯科医師国家試験では2000人弱が合格しましたが、その中で歯科医官になったのはわずか3人ほどでした。入隊して2ヵ月は幹部候補生として広島の江田島で射撃訓練、ほふく前進、カッター競技なども経験。その後、自衛隊横須賀病院で2年間過ごしましたが、10代の隊員からリタイアしたOBまであらゆる年齢層の多種多様な症例と向き合う得難い日々でした。災害派遣時の歯科所見によるご遺体の身元確認、トリアージの訓練などもしましたが、日常的には自衛隊といえども特別な歯科診療をしているわけではありません。中心としていたのはあくまでも一般的な保険診療で、より豊かな知識と技術も必要と考え、インプラントや根管治療の外部セミナーを受講させてもらうこともありましたね。
幅広く学んでこられましたが、一番好きな歯科治療は何ですか。

迷うことなく「全部」と答えたいと思います。とにかく、歯科診療全般が好きなんです。子どもから高齢の方まで診たいですし、年代ごとに異なるニーズにもすべて応えたい。だからこそ、もっと知りたいし、もっと学びたいと切望しています。歯科診療の魅力は積み重ねた努力の分だけ患者さんの生活の質を向上させることがめざせること。それで患者さんに笑顔になっていただけたら、歯科医師としてこれ以上の幸せはないと思います。医科で命を救えるか否かの瀬戸際に陥る前に、歯科でなし得ることは少なくないと思います。やはり、口から食べて必要な栄養を摂取するのが、命を維持する基本ですからね。
家族全員のかかりつけ医として地域の健康を支えたい
今後の展望についてお聞かせください。

これからも、患者さんとコミュニケーションをしっかり取って、きちんと納得していただいた後に処置も検査も行っていきたいと思っています。エックス線検査やCT検査も患者さんの同意がなければ無理に実施しないのでご安心ください。口腔内カメラなども活用しながらまずは現状を共有し、メリットだけではなくデメリットも含めて治療の選択肢を提示し、患者さんに選んでいただくという基本方針は今後とも変わりません。一方、設備面では子どもをメインとした個室をもう一つ作っているところです。こちらは天井にモニターを配置して、治療中のお子さんの気が紛れるように工夫しました。その他、入り口を入ってすぐのちょっとレトロな家庭用ゲームと長編漫画のコーナーはさらに充実させていきたいですね。「続きをプレイしたい」「続きを読みたい」と、定期的に予防歯科に通うためのモチベーションアップになればと思っています。
お忙しい毎日ですがリフレッシュ法はありますか。
ジムに通ってトレーニングをするのが気分転換になっています。トレーニングも歯科に似ていて、自分が頑張った分だけ筋肉に反映されるところが面白いですね。体全体、各部位に分けて鍛えていて、胸、肩、腕、足、背中と5部位あるので、週5ペースでマシントレーニングなどに励んでいます。トレーニングを始めたのは大学5年生の頃で、新型コロナウイルス感染症の流行で部活動ができなくなってしまったのがきっかけでした。それまでは、幼少期から続けていた剣道をしていて、歯科学生だけの全国大会では個人戦で2回優勝した経験もあります。でも、この前、2年ぶりに剣道をしたら翌日、手のひらが筋肉痛になったので、もうしないかもしれません(笑)。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

家族全員に頼りにしてもらえるような、地域のかかりつけ医をめざしています。どんな些細なことでも、口の中のお悩みがあるならば、一度拝見させてください。さまざまな専門性を持つ歯科医師がそろっているので、どのような分野であっても何かのお役に立てるはずだと自負しています。電車が見えるほど駅から近く提携駐車場もあり、電車でも車でもアクセスしやすいので、会社帰りや買い物ついでの通院もスムーズです。しばらく歯科医院に行っていない方、治療を途中で放棄してしまい今更戻るのも心苦しいといった方も、すでにたくさんいらしています。お困り事を解決する一助になれたらと思いますので、気軽に足を運んでください。
自由診療費用の目安
自由診療とは【矯正治療】
小児矯正(I期治療)/3万3000円~
成人矯正(II期治療)/38万5000円~
マウスピース型装置を用いた矯正/93万5000円程度
詳細は料金表・ホームページをご参照ください。
【インプラント治療】
インプラント治療/40万円~
治療終了までにかかる総額となります。詳細はホームページをご参照ください。
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。