對馬弘曜院長の独自取材記事

さくらホワイト歯科・矯正歯科

(佐倉市／佐倉駅)

最終更新日：2024/08/30

佐倉駅南口から徒歩30秒という抜群の立地に位置する「さくらホワイト歯科・矯正歯科」は、2024年7月に開業した地域密着型の歯科医院だ。院長の對馬弘曜先生は、歯科医師の両親に大きな影響を受け、神奈川歯科大学を卒業後、幅広い診療を経験。患者とふれ合っていく中で「それぞれの患者さんに合わせた適切な治療を提供したい」と思うようになり、開業を決意した。同院では患者一人ひとりにしっかりと向き合うために、ユニット数を3台に絞り、じっくりコミュニケーションを取ることを大切にしている。スポーツが趣味で、日に焼けた肌と親しみやすい笑顔が印象的な對馬院長に、診療にかける思いや今後の展望などについて話してもらった。

（取材日2024年7月22日）

徹底した患者ファーストを掲げる地域密着型の歯科医院
患者一人ひとりと信頼関係を構築していきたい
めざすのは「気軽に何でも言える、町の歯科医師」

徹底した患者ファーストを掲げる地域密着型の歯科医院

ご開業おめでとうございます。これまでのご経験を教えてください。

両親ともに歯科医師で、その姿を見て育ちました。両親は現在も地元の静岡県で地域に根差した歯科医療を提供しています。私は神奈川歯科大学を卒業後、一般歯科と矯正歯科を学べる先を探し、千葉市内にある歯科医院で働き始めました。特定の専門分野に特化するのではなく、幅広く診療できるよう研鑽を積んできました。その後、佐倉市にある歯科医院で勤務医として更なるスキルアップに努め、2024年7月に「さくらホワイト歯科・矯正歯科」を開業しました。この場所に決めたきっかけは、駅前から徒歩30秒という立地の良さです。両親同様、私も地域密着型の歯科医院をめざしているので、歯科全般幅広く、しっかりと地域の方々に向き合いたいと考えています。

こちらの特徴について教えていただけますか？

当院は地域密着型の歯科医院であることから、患者さん一人ひとりにしっかりと向き合うため、あえてユニット数を3台に絞っています。ユニット数が多いと患者さん一人に割く時間が減ってしまい、十分な対話や患者さんの生活背景理解が難しくなってしまうためです。また、患者さんの都合に合わせて、時間外診療や診療時間の延長も可能な範囲でなるべく対応しています。初診では60～90分とたっぷり時間をかけて、お口の健康状態をチェックします。その結果を患者さんに詳しく説明し、すべて理解していただいてから治療に進むようにしています。

「徹底した患者ファースト」を掲げて診療を行われていると伺いました。

私は収益以上に、患者さんそれぞれに合った治療を提供することを目的に開業を決意しました。患者さんを次々と診て、不必要に自由診療を勧めたり、高額な治療を優先したりする方針は好みではないからです。また、治療の方針として歯をできるだけ残すことを重視しています。むやみに歯を抜くことは患者さんにとってデメリットが大きいため、できるだけ患者さん自身の歯を残せるよう努力することが私の治療方針です。一人ひとり違う患者さんにとって本当に必要な治療を提供する歯科医院でありたいと思います。

患者一人ひとりと信頼関係を構築していきたい

治療の説明の際に資料やモニター、タブレットなどを使われているそうですね。

当院では先端のデータ管理システムを導入しています。口腔内の状況が視覚的にわかりやすく表示されるので、患者さんと一緒に画像を見ながら説明するようにしています。さらに治療の経過も追うことができるので、患者さんは納得した上で治療を進めることができると考えています。設備としては口腔内スキャナーや矯正歯科用のエックス線検査機材、そして多機能の超音波スケーラーなどを導入しています。これらの機材により、患者さんの口腔内の状態をより詳細に把握し、精密な治療の提供につなげられるようになりました。

患者さんと接する際に大切にしていることは何でしょうか？

患者さんとの信頼関係を築くことを大切にしています。歯科医師には患者さんに対して距離を保つタイプと、生活に密着して親密な関係を築くタイプの二つのパターンがあると思いますが、私は後者をめざしています。仮に患者さんに「先生、ご飯に行きましょう」と誘われたらお付き合いしたいくらいです（笑）。診療では症状だけでなく、患者さんの生活背景も含めてお話を伺います。私は、歯科医師と患者さんの間で生じるトラブルの主な原因は、関係性が構築できていないために起こるのだと考えています。患者さんとしっかり話し合い、理解を深めることで、治療のご提案も前向きに受け止めてもらえるようになると考えます。逆に、関係性が築けていない場合は「あの先生にされた」と不満を感じるのではないでしょうか。コミュニケーションを大切にして、患者さん一人ひとりと良い関係性を築いていきたいですね。

どのような時にやりがいを感じますか？

患者さんのコンプレックスが解消し、自然な笑顔を取り戻せた瞬間が、一番うれしい瞬間です。好きな治療の一つに、白いプラスチックの詰め物を使用するCR治療があります。見た目にも配慮した治療で、例えば黒く穴の開いている歯などに適用します。患者さんが来院された時と、治療を終えた時で、まるで別人のように笑顔になってくれると、そのたびに達成感を味わえますね。

めざすのは「気軽に何でも言える、町の歯科医師」

先生が理想としている歯科医師像をお聞かせください。

「気軽に何でも言える、町の歯医者さん」をめざしています。地域の皆さんから「あそこに行けば安心だ」と言われるような存在になりたいですね。私は子どもが好きなので、小児歯科も積極的に担当しています。ありがたいことに以前の歯科医院で担当していたお子さんが、車で20〜30分かけて当院まで通院してくれています。また、お口の状態が悪い方ほど歯科医院に来にくいものです。中には「しっかり歯を磨きましょう」と注意された経験がある方も多いでしょう。私も完璧な人間ではないので、そういった皆さんの気持ちが痛いほどわかります。予約をしてちゃんと来院するだけでも素晴らしいことです。来てくれるだけで頑張っていると思いますし、その努力をしっかりサポートしたいと思っています。

ソフトボールやフットサルなど、スポーツがお得意だそうですね。

私はスポーツが大好きで、仕事終わりや休日は体を動かしてリフレッシュしています。日曜日は朝6時30分から昼過ぎまでソフトボールの試合に出場。ピッチャー不足のチームが多いため、5つのチームに所属し、時には1日に2試合投げる日もあります。そして月曜日はテニス、火曜日・金曜日・土曜日にはフットサルで汗を流しています。以前より妻は「運動してリフレッシュしてきてね」と応援してくれていたのですが、最近子どもが生まれたため、スポーツは少しセーブしようかなと思っています。趣味を楽しみながら、家族との時間も大切にしていきたいですね。

最後に、今後の目標や地域の方へのメッセージをお願いします。

治療のクオリティーを上げ、患者さんファーストの精神を追求していきたいと考えています。また、利益は患者さんはもちろん、スタッフにも還元したいと思っています。現在、私を除くスタッフは矯正担当の歯科医師1人、歯科衛生士1人、受付1人が在籍しており、今後の状況次第で増えていく想定ですが、このスタッフたちが気持ち良く働けるように、さらに当院を愛してもらえるような環境をつくりたいです。また、地域の皆さんへは「気軽に何でも相談してください！」と、お伝えしたいです。困ったことがあれば、どんなことでも遠慮なくおっしゃってください。当院が、皆さんのお口の健康を支える場所として信頼されるように頑張っていきます。