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斎藤 力三 院長の独自取材記事

りきぞうクリニック

(さいたま市桜区/南与野駅)

最終更新日:2025/07/25

斎藤力三院長 りきぞうクリニック main

2024年に開業した「りきぞうクリニック」。院長の斎藤力三先生は「患者さんとスタッフがここに来て、”良かったな”と思えるようなクリニックをめざしています」と穏やかに語る。順天堂大学で26年間脳神経外科医として豊富な症例を経験し、越谷市立病院では脳神経外科部長を務めた実績を持ちながら、謙虚で温かい人柄が印象的だ。埼玉県内であまり多くないという脳神経外科の専門医師として、AI機能を搭載したMRI・CTによる即日検査と診断を実現し、紹介状なしでも気軽に相談できる環境を整備。頭痛やめまい、物忘れまで幅広い症状に対応する。「診断が一番大事」と語る斎藤院長の地域医療への思いと診療にかける信念について話を聞いた。

(取材日2025年6月25日)

診断を大切に、地域で必要とされる医療を提供

順天堂大学で長年研鑽を積まれた後、開業を決意されたきっかけを教えてください。

斎藤力三院長 りきぞうクリニック1

体力的な面もありますが、外来診療のほうが自分に向いているのかなと思うようになったことが大きいですね。手術のほうは若い人がどんどん出てきますし、診断が一番大事だと思った時に、自分の能力や経験を社会に還元できるのではないかと考えました。ある程度体力と自信があれば長く続けられるということもあり、いろいろ考えた結果、開業という形が向いているかなと思いましたね。

この地域を選ばれた理由を教えてください。

震災の時から埼玉県にいるのですが、まず脳神経外科が少ないということがあります。他の病院の話を聞いても、やはり脳神経外科が少なく、神経内科も少ない。実際に圧倒的に足りないと感じていますし、足りないことで病院に患者さんが集中しすぎて困っているという状況です。それをある程度、前の段階で予防や診断ができるようになれば、この状況の改善につながるのではないかと思い選びました。この場所はさいたま市全域から患者さんが来られますし、幸手市や鴻巣市からも、JRの関係でアクセスしやすく来られる方も多いです。ウェブで予約が取れてその日に検査ができるということで来られる方も結構いますね。

脳神経外科を専門に選ばれた理由は何だったのでしょうか?

斎藤力三院長 りきぞうクリニック2

内科は幅広い範囲で、全部習得するのは大変だなというのがまずありました。手を使ったりするのが好きだったので、外科系を考えたんですね。その中でも脳神経外科は手術もできるので、一つの科である程度完結する、ある意味独立している分野だと思いました。消化器外科や心臓血管外科のように内科と総合的に対応していくというよりも、泌尿器科や精神科のように、一つの科が全般を診るところが面白そうだと思ったんです。順天堂大学で26年間、関連病院や附属病院など含め症例数の多い病院を回っていたので、来た患者さんをしっかり診させてもらい、経験を積むことができました。

AIを搭載した先進の設備で即日検査・診断を可能に

導入されているMRIやCTの特徴について教えてください。

斎藤力三院長 りきぞうクリニック3

MRIは新型のものを採用していて、撮影時間が7分から10分程度で撮れます。以前より3分の1ぐらいに時間が削減され、AI機能が搭載されているので、短い撮影時間でもキレイな映像が撮れるんです。ディープラーニング(深層学習)といって、コンピューターなどの機器やシステムがいろんなデータを学んで、短い時間でも画像処理をして確認しやすくするという仕組みです。以前は短く撮れても画像がボケてしまうなど確認するには厳しく診療に使えませんでしたが、そこが今は短時間で撮影ができ、画像の精度も担保できるため、閉所恐怖症の人やお子さんでも負担が少なく撮れます。すごく重宝していますね。

どのような症状の患者さんが多く来院されていますか?

本当にいろんな症状の方が来ています。中でも頭痛は多いですね。頭痛、めまい、しびれ、それから物忘れ。最近はお子さんの頭痛も増えています。CTも入れているので、お子さんから高齢の方まで幅広く受け入れています。高血圧や糖尿病といった、脳卒中になりやすい病気の予防的な治療も行っています。脳卒中予防ということでの内科的な治療ですね。あとは認知症、頭部外傷、てんかんなども診ています。

即日検査ができることで、患者さんにはどんなメリットがありますか?

斎藤力三院長 りきぞうクリニック4

その日に撮ってもらえるということでびっくりされる方もいますね。また、CTがあることで、お子さんの頭部外傷が確認できたり、MRIが撮れないお子さんにも対応できます。7歳や10歳、12歳でもMRIが撮れない方、閉所恐怖症でMRIが撮れない方もいらっしゃるので、そういう時はCTに変更ができます。来ていただいて撮れませんでしたということは今のところないので、一定の診断をできる範囲内でつけられるのは強みだと思います。

人と人とのつながりを大切に笑顔のクリニックへ

患者さんと接する上で心がけていることはありますか?

斎藤力三院長 りきぞうクリニック5

患者さんとスタッフがここに来て、どちらも笑顔で良かったなと思えるようなクリニックをめざしています。また、一人ひとりに対して、できるだけ当院で対応できることはして、難しい場合はできるところまでを適切に対応するようにしています。重症で救急が必要な方は救急車で行ったほうがいいこともあるので、その場その場で臨機応変に対応していきます。自分の守備範囲を広げすぎないよう、周りに他のクリニックもたくさんあるので、自分の範囲を超える場合は総合病院や他のクリニックに紹介するスタイルでやっています。

スタッフの皆さんはどのような雰囲気で働かれていますか?

皆さん、患者さんを温かく迎えようという気持ちが強い方が多いので、それが伝染していくのか、いい流れになっています。最終的にそういうのって、帰るときの患者さんの表情に出てくるのではないかなと思うんですよね。もちろんなかなか難しい時もあって、こちらに不手際があることもありますが、そういうのは言葉に出さなくても感じているところがあるので、それぞれが次に生かしていく形にしています。待合室は広めに取って、車いすの方やお子さんが来ることを想定し、基本的には個別の椅子にしたので、そのほうがリラックスできるのかなと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

斎藤力三院長 りきぞうクリニック6

脳神経外科はハードルが高く、敷居が高いように思えるかもしれませんが、そんなことはありません。「来て良かったな」と思えるようなクリニックをめざしていますので、何か気になる症状があれば来ていただければと思います。救急車で行くような病気であれば、危険だと思って救急車を呼ぶと思いますが、そうではない場合は、MRIやCTといった画像を撮影してみないとわからないのが正直なところです。しばらく気になるような症状があったり、ちょっとおかしいなということがあれば、気軽にご相談に来ていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック/2万2000円~

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