かかりつけの耳鼻咽喉科を見つけ
親子で鼻・耳・喉症状の改善へ
たまえ耳鼻咽喉科
(宗像市/東郷駅)
最終更新日:2024/12/06


- 保険診療
子どもが体調を崩したとき、小児科と耳鼻咽喉科、どちらに行くべきか──。これは、特に1人目子育て中の保護者の多くが持つ悩みだろう。しかし、小児科と耳鼻咽喉科では専門とする領域が異なるため、適切に使い分けができれば、症状が長引いたりするケースも少なくなるのではないか。そんな疑問に対し、「首から上の症状は耳鼻咽喉科、腹痛や喘息であれば小児科と使い分けるといいですよ」とわかりやすく答えてくれたのは、「たまえ耳鼻咽喉科」の玉江昭裕院長。総合病院に長く勤務したベテラン医師である玉江院長に、両科の使い分けの詳しい内容や、同院で受けられる検査、子どものために取り組んでいること、導入しているウェブ予約システムなど、同院が取り組む「親子で通いやすい」ための工夫について話を聞いた。
(取材日2024年11月6日)
目次
安全性に配慮し、症状をできるだけ早く取るための治療を提案。ワクチン接種や乳幼児の聴力検査にも対応
- Q子どもに多く見られる耳鼻咽喉科の症状は何でしょうか?
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A
▲整った設備と豊富な経験を生かし、患者の幅広いニーズに応える
鼻水が止まらない、耳や喉に痛みがあるなど、鼻炎や中耳炎、アレルギー反応が考えられるような症状や、風邪をひいたというようなわかりやすい症状がやはり多いですね。耳の聞こえが悪い場合ももちろん対応します。また耳掃除や鼻吸いなどの処置も可能なので、まだ子育てに慣れていなかったり、お子さんが嫌がって掃除しづらかったりする場合もあると思いますから、遠慮なく相談してほしいと思います。また当院では歪成分耳音響放射検査も可能です。これは自分で聴力検査のボタンを押せない年齢のお子さんでも受けられる聴力検査で、小児難聴の早期発見や、心因性難聴の診断に役立ちます。
- Q子どもは何歳から診てもらえるのでしょうか?
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A
▲乳幼児からの聴力検査も可能
0歳から連れて来ていただいて問題ありません。お子さんには内視鏡など大きな機器を使うことはそうありませんが、耳の顕微鏡を使って耳掃除をしたり、吸入器(ネブライザー)を用いて鼻詰まりや鼻汁、鼻腔粘膜の腫れなどの症状にアプローチしたりできるのは耳鼻咽喉科ならではでしょう。また、2〜3歳になってから、言葉の遅れや呼びかけに気づかないことがわかり、初めて難聴を疑い始めるケースもあります。前述した歪成分耳音響放射検査は、数十秒で検査が終了します。赤ちゃんであればベッドで寝ころんだ状態で検査ができます。気になる方は遠慮なくご質問ください。
- Q耳鼻咽喉科か小児科か、迷ったときはどうすればよいでしょう。
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A
▲キッズスペースも完備。子ども連れでも安心して通うことができる
「首から上の症状は耳鼻咽喉科、腹痛や喘息であれば小児科」と考えるとわかりやすいかもしれませんね。インフルエンザワクチンの接種も可能です。注射ではなく鼻にスプレーするタイプのワクチンを当院でも扱っていて、12歳以下のこどもさんでも1回の接種で済みますから通院の手間も軽減できます。また、当院ではアレルギー性鼻炎の患者さんに花粉や動物などのアレルギー検査を行った上でより精密な診断をすることも可能です。一方、給食が始まる前に食物アレルギーの有無を調べたい場合や、赤ちゃんの定期予防接種、子宮頸がんワクチンの相談などがあれば小児科をお勧めします。適切に使い分けてお子さんの健康を守っていく意識が大切です。
- Q子どもがおとなしく受診できるか不安な保護者も多いのでは?
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A
▲相談しやすい環境づくりを心がける
当院にはキッズスペースがあり、お子さんがよく見るアニメを流しています。耳鼻咽喉科は幅広い年齢の方が来られるので、お子さんが自由に過ごしたい場合はぜひキッズスペースを活用してください。また、診察が不安なのは、どのお子さんも親御さんも同じこと。当院にいるのは子育て経験があるスタッフやお子さん慣れしているスタッフばかりなので、困ったことや不安なことがあればいつでも相談してくださいね。診察時は「お耳を見ていい?」「見せてくれてありがとう」などとお声がけしながらお子さんの緊張を解き、同時にお子さんの安全も最優先に考えて処置を行います。2、3歳だと親御さんが抱っこして一緒にチェアに座ることもありますよ。
- Qこちらでは親子で一緒に診てもらうことも可能ですか?
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A
▲誰もが通いやすい耳鼻咽喉科をめざす
もちろんです。きょうだいやご家族で一緒に診察するケースはよくありますし、こちらとしてもごく当たり前のことだと捉えています。ついお子さん優先になるのはわかりますが、親御さんご自身が風邪や花粉などの症状でお困りでしたら、遠慮なく一緒に診察をしてください。当院ではウェブ予約機能を導入していて、予約をすると外出先でも「自分の前に何人待っている」というのがわかります。お仕事中に予約をしてお迎えを先にしてから来院されても良いですし、待ち人数が多い場合は先にお買い物などを済まされても良いでしょう。今後もより良いシステムを導入しながら、皆さんが通いやすく相談しやすい環境を構築していくつもりです。