ハイブリッド型の矯正にも対応
患者の選択肢を増やす歯列矯正
成増さくら歯科・矯正歯科
(板橋区/成増駅)
最終更新日:2025/04/30


- 自由診療
虫歯治療や予防歯科、口腔外科や矯正歯科など幅広い分野を診察し、口腔内の健康を総合的にケアしていく「成増さくら歯科・矯正歯科」。矯正歯科を専門とする増田真理奈院長は、患者が通院しやすい環境を追求し、診療体制を整えている。例えば矯正の診察日がひと月に2、3日しかない場合、患者の多くはスケジュールの調整を強いられる。しかし同クリニックでは増田院長のほかにも矯正歯科医師が在籍し、平日はもちろん週末にも矯正診察日を設けて小児矯正・成人矯正に対応。院内には歯科用CTや3D口腔内スキャナーなどが設置され、診療体制と先進機材の活用により、スピード感を持って矯正を進行することが可能になった。通院への配慮や歯列矯正における同クリニックの特徴、そして治療へのこだわりについて増田院長に聞いた。
(取材日2025年3月26日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qこちらではどのような矯正に対応していますか?
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A
ワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正、この2つを併用するハイブリッド型の矯正にも対応しています。ワイヤー矯正は、ほとんどのケースに対応できる矯正方法です。見た目が気になる場合は白いワイヤーの使用や、裏側矯正をする選択肢もあります。いずれにせよ歯を磨きにくくなるため、虫歯のリスクが高まる点がデメリットです。その点、マウスピース型装置は取り外しができるので見た目が気にならず、虫歯になりにくいのがメリット。ただし1日20時間以上装着する必要があり、患者さんの自己管理が求められます。また、歯の状態によっては対応できない場合もあるので、ワイヤー矯正とのハイブリッド型をご提案することもあります。
- Q歯列矯正に関して、こちらのクリニックの特徴を教えてください。
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A
矯正を専門とする歯科医師が院長を務めていることと噛み合わせなど歯本来の機能の向上と、長持ちさせることに重きを置いています。矯正は美容ではなく医療ですから、歯並びを整えることが大切です。その上で、患者さんが気になっていることを改善し、希望するゴールへ導けるようにプランを考えていきます。その際には、矯正の選択肢をできる限り多く提示することを意識しています。また、当院は虫歯の治療や抜歯、クリーニングなどにも対応できます。矯正期間中のお口のトラブルには迅速に治療を行い、それによって矯正期間の短縮にもつなげています。
- Q矯正期間中に患者さんに気をつけてほしいことは何ですか?
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A
ワイヤー矯正であれば歯磨きをしっかりしていただくことです。そのために、ワイヤーを装着した日に歯科衛生士がブラッシング指導を行います。ただ、ご自宅のケアだけでは磨き残しが生じることもあるかと思いますので、定期的なクリーニングをお勧めしています。マウスピース型装置を用いた矯正であれば、生活の中で長時間装着することです。もし難しいと感じていたら、モチベーションを上げられるようフォローします。どのような状況でも通院をためらわないでほしいので、矯正診察日を多く設けるなど、相談しやすい雰囲気づくりに努めています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1矯正初診相談
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矯正歯科医師が矯正の種類や流れについて説明し、患者の要望をヒアリングする。スケジュールや費用面、抜歯など治療に関することで疑問点があればこの時に聞いておく。また希望者には、約5分の簡単な検査で矯正後の歯並びのイメージを画像で確認できる簡易シミュレーションも実施。初期相談のあとすぐに精密検査や矯正診断を行い、最短1週間で矯正を開始することも可能。ただ、予約状況や歯の状態によるので要相談だ。
- 2精密検査
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精密検査の要素は、写真撮影・エックス線撮影・口腔内スキャンの3つ。記録用に口腔内と顔の写真撮影を行い、続いて顔の側面から歯や顎の詳細な状態を把握するための頭部エックス線規格写真を撮影。この時、必要があれば歯科用CTも使用する。これらの検査により、対応可能な矯正方法を導き出す。最後は歯の型採り。同クリニックでは型採り時の不快感を軽減し、短時間で完了できるよう3D口腔内スキャナーを用いている。
- 3矯正診断
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精密検査の結果と、それを踏まえた矯正プランの提案が行われる。患者は選択可能な矯正プランについて、治療の流れ、金銭面やスケジュール、使用する装置、口腔内の状況、矯正に伴うリスクなどの説明を受ける。この時、口腔内の状況をイメージしやすいよう、精密検査で撮影した画像も掲示される。印象材での歯型は粘土の色一色だが、スキャンした画像は歯茎や歯の色がそのまま反映されるので現状を把握しやすい。
- 4矯正スタート
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初めて装置を着ける日には、専門のスタッフが装置の取り扱いや日常のケアについてレクチャーを行い、患者は自宅で注意事項を確認できるマニュアルを受け取る。ワイヤー矯正なら毎月、マウスピース型装置を用いた矯正なら1~3ヵ月に1度通院する。
- 5保定期間
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装置の装着期間を終えると、後戻りを防ぐための保定期間に移行する。歯がしっかり固定するまでは以前の形態に戻りやすいため、リテーナーを使用し、そうしたリスクを防ぐ。保定期間の目安は2年で、通院は3ヵ月から半年に1度。リテーナーには取り外しが可能なタイプや固定するタイプがあり、患者の生活スタイルや希望に沿って適したものを選んでいる。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/38万5000円~、表側矯正/全顎:88万円~、部分:33万円~、裏側矯正/132万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/全顎:99万円~、部分:49万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。