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宮本 裕紀 院長の独自取材記事

桜台わいわい整形外科

(伊丹市)

最終更新日:2024/07/09

宮本裕紀院長 桜台わいわい整形外科 main

「桜台わいわい整形外科」は、地域の人々が集まり、わいわいとなんでも相談できるクリニック。院内には広々としたリハビリテーションルームを備えており、理学療法士や柔道整復師も常駐。またマンツーマンのリハビリを通して、除痛や身体機能の回復・増強をめざせるのが特徴だ。院長を務める宮本裕紀先生は、日本整形外科学会整形外科専門医として複数の病院で研鑽を積み、その経験を地域医療に還元するべく開業。打撲や捻挫、骨折といった外傷はもちろん、腰痛や肩凝りなど慢性的な整形外科疾患の改善に向けても真摯に取り組んでいる。また、高齢女性に多い骨粗しょう症の早期発見・治療にも注力する同院。開院間もない美しく整った院内で、クリニックの特徴や医療への思いについて詳しく話を聞かせてもらった。

(取材日2024年6月24日)

人が集まる「わいわい」したクリニックをめざす

まずはクリニック名の由来から聞かせてください。

宮本裕紀院長 桜台わいわい整形外科1

クリニック名の「わいわい」は、私と妻のイニシャルがどちらも「Y」であることから発想して名づけました。アルファベットの「YY」ではなくひらがなにしたのは、人がたくさん集まって「わいわい」楽しくしている感じも表現したかったから。優しい雰囲気になったのでとても気に入っています。「桜台」は地名ではないのですが、この辺りは桜が多いからか昔からそう呼ばれているようで、近隣の店舗も桜台店となっているところが多いんです。「地域の方々に親しまれている名前をつけたいな」と思っていましたので「桜台わいわい整形外科」としました。クリニックロゴも整形外科とわかりやすいように骨と桜の木を合わせて妻が作ってくれたんですよ。妻は産休中ではありますが循環器内科医ですので、ハートもついています。

開業を決意したきっかけを教えてください。

開業前は整形外科医として病院で働いていました。そのおかげでたくさんの手術や難しい症例も経験させてもらったのですが、病院勤務だと患者さん一人に割ける時間に限りがあり、ゆっくりと話し合えないこと、患者さんの経過を見続けることができないことを残念だと思っていました。病院は高度な医療を提供する場所であり、深刻な病状に悩む患者さんも多いので仕方がないことではあるのですが、徐々に「きちんと治るまで経過を診ていきたいな」という気持ちが大きくなっていきました。また同時に、高齢化社会が進んでいく中で、人々の健康寿命を延ばすために整形外科医としてできることがたくさんあるなとも感じていました。このまま先進の医療に取り組み続けていく道もあったとは思いますが、もっと患者さんのそばで患者さんのための医療をしようという思いが変わらなくなったので、開業することにしました。

どのような患者さんがいらっしゃっているのですか?

宮本裕紀院長 桜台わいわい整形外科2

小さなお子さんから高齢の方まで、幅広い患者さんにお越しいただいています。打撲や捻挫、骨折といった外傷の他、体の痺れや痛み、動かしにくさの相談が多いです。特に肩や腰、膝の痛みに悩んでいる人は多いですね。当院では丁寧な問診と身体診察に加え、エックス線とエコーを駆使してより精密な診断をめざしています。急性の症状はもちろんですが、慢性的な症状もご相談いただければと思います。また、交通事故やスポーツ障害、関節リウマチなどの患者さんにも対応しています。いずれの場合もただ痛みを取ることをめざすだけでなく、再発予防、QOLの向上もめざしています。当院での治療が難しい場合には、適切な医療機関を紹介しますのでご安心いただければと思います。

リハビリや骨粗しょう症の検査・治療に注力

院内には広いリハビリルームがありますね。

宮本裕紀院長 桜台わいわい整形外科3

「しっかりとした運動器リハビリをしてもらいたい」というのも、私が開業を決意した動機の一つなんです。そこで当院では100平米の広いリハビリ室を準備し、理学療法士や柔道整復師などが常駐しています。リハビリというとマッサージや電気治療、低周波治療などを思い浮かべる方が多いと思いますが、当院のリハビリは運動療法が中心です。横になっているだけのリハビリではないため最初はキツいと感じるかもしれませんが、筋力や関節可動域を改善するためには運動療法は欠かせないと思います。リハビリの目的は一時的な除痛だけでなく、「リハビリして良かった」と感じる日常を過ごしていただくこと。完全予約制なので、リハビリスタッフがマンツーマンで丁寧に指導します。無理のない範囲からのスタートですので、積極的に取り組んでいただければと思います。

骨粗しょう症の検査・治療にも積極的に取り組んでいるそうですね。

骨粗しょう症は高齢者や閉経後の女性に多く見られる、骨密度の低下によって骨が脆くなる病気です。自覚症状がない病気なのでいつの間にか進んでしまい、骨折するまで気がつかないことも少なくありません。「骨折するだけなら治るじゃないか」と思うかもしれませんが、高齢になって腰や大腿など体を支える部分を骨折してしまうと、寝たきりになるリスクが非常に高くなります。いくつになっても自由に動ける体を維持するためにも、当院では定期的な骨密度検査で早期発見・早期治療を行うことをお勧めしています。当院ではDEXA法を採用していますので、腰椎や大腿骨など体を支える骨の骨密度を測定して全身の骨密度を総合的に判断できます。骨密度の検査は負担が少なく事前の準備も必要ありません。検査経験のない40代以上の女性には、ぜひ一度検査を受けていただきたいと思います。

骨粗しょう症の予防にもリハビリは有用だそうですね。

宮本裕紀院長 桜台わいわい整形外科4

骨粗しょう症の予防には運動・食事・日光浴が重要です。運動すると骨に刺激が入り、骨の再構築が促進されます。また定期的な運動で筋力を維持すれば、転倒防止にも有用です。激しい運動をする必要はなく、ウォーキングや適切な負荷の筋力トレーニングを続けていけば、骨折や寝たきりのリスク軽減につながります。また、食事に関するアドバイスも積極的に行っています。骨を丈夫にするにはカルシウムが必要だと多くの人が知るところですが、カルシウムだけでは不十分。ビタミンDなどその他の栄養素も不可欠です。何をどのくらい食べるのか、どんな工夫をすれば効率良く栄養を摂取できるのか、生活習慣病など全身の状態も考えながら丁寧にアドバイスするようにしています。

スタッフが連携して地域医療への貢献を

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

宮本裕紀院長 桜台わいわい整形外科5

当たり前ですが、患者さんのお話をよく聞くことが基本だと思っています。例えばエックス線やエコーでこれといった原因が見つからなかったとしても、患者さんが痛みを感じているのなら痛いんです。それなのに「病気じゃない」「けがじゃない」「痛いはずがない」と医師が言うのは間違いだと思います。医療にはエビデンスが大切ですが、データだけがすべてではない。その人が痛みを感じている原因を、患者さんの心に寄り添いながら丁寧に探せる医師でありたいです。

スタッフの皆さんとの連携も大切にしているそうですね。

私一人では良いクリニックはつくれないし、良い治療、良いリハビリもできません。患者さんの言葉にならない声を拾い上げるためにも、スタッフ全員が連携して患者さんを包み込むことが大切だと思っています。例えばリハビリ室には2つのドアがあり、いずれも診察室につながっています。扉を開ければ、いつでも私とリハビリスタッフは話すことができる。「後で相談しよう」じゃなくて、気になったことはすぐに共有し、お互いに意見を交わすことが患者さんのためになるはず。私も余裕ができればリハビリの様子を見に行って、患者さんも交えてみんなで治療について話し合ったりするようにしています。患者さんも含め、みんなで同じ目標に向かって進んでいけたらと思います。

それでは最後に、地域の皆さんへのメッセージをお願いします。

宮本裕紀院長 桜台わいわい整形外科6

当院は一人でも多くの方の悩みに寄り添い、一人でも多くの方に元気になっていただきたいと思っています。長く体の痛みや動かしづらさを抱えていても「リハビリは意味がない」と我慢している人は多いもの。そんな人たちにこそ運動療法を実施していただき、必要な筋肉をつけて元気に歩いたり、好きな運動を楽しんだりできるようになっていただきたいと思っています。一人で悩んでいる人、不安になっている人も、当院に来ていただければスタッフみんなでフォローいたします。リハビリや診療を通して、地域の皆さんの健康に貢献できればうれしいです。けがや足腰などの痛み、関節の変形、術後のリハビリなど、どんなことでもまずはお気軽にご相談ください。

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