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石田 健 院長の独自取材記事

いしだ歯科クリニック

(大和市/中央林間駅)

最終更新日:2022/11/07

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中央林間駅から徒歩5分のビル1階にある「いしだ歯科クリニック」。長年地域で暮らしてきた人に加え、近年は子育て世代が増えており、地域密着型クリニックとして幅広い年齢層の患者が信頼を寄せる。開院以来10年以上、かかりつけ歯科として保険診療を軸に診療を続けてきた石田健院長。開院当初から通う患者と向き合う中で、継続的な定期受診の重要性を再認識しているという。子育て中の患者や子ども、持病がある患者など、誰もが安心して通えるクリニックづくりに努め、通院が困難になった患者を対象に訪問診療も行う。今回は、継続的な受診の重要性、診療において大切にしていることなど、じっくり語ってもらった。

(取材日2022年9月20日)

継続的な受診が口腔の健康維持につながる

この場所に開院された理由や、10年以上診療を続けてきて感じていることをお聞かせください。

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私自身が近隣地域で暮らしており、この町の雰囲気を気に入っていたのがここに開院した大きな理由です。便利でありながら自然にも恵まれ、家族そろって通っていただける、地域密着型クリニックをめざしていた私にはぴったりの場所でした。患者さんは大和市内や隣接する町田市、相模原市などにお住まいの方が中心です。定期的に通われる方が多く、歯の健康への意識の高さがうかがえます。勤務医時代は同じ患者さんを長期間継続して診る機会がなく、継続的な定期受診の重要性を頭では理解していたものの、なかなか実感できずにいました。しかし開院から10年以上経過し、長年通ってくださる患者さんを診る中で、継続して受診されていると急激な悪化が起こりにくく、比較的状態が安定している方が多いと感じています。

歯を守るには継続的な定期受診が重要なのですね。

そうですね。当院では、特に歯周病の継続的な管理に力を入れています。歯周病安定期治療・重症化予防治療などにより、自覚症状が出る前の管理・治療を重視しています。そのためには、患者さんにご自身の口腔内の状態を正しく理解していただく必要があります。当院では、各種検査結果や口腔内の写真、関連のパンフレットなどをお渡しし、前向きに治療に取り組んでいただけるよう努めています。また、市の歯科健診、妊婦歯科健診にも対応していますので、お口の健康管理にご活用いただければと思います。

通いやすいクリニックであるためにどのような工夫をされていますか。

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治療用の器材は痛みを軽減できるもの、治療時間を短縮できるものなど、患者さんの負担軽減につながるものを積極的に導入しています。また、麻酔については痛みが出ないよう細心の注意を払っています。患者さんから最近の麻酔は針を使わないのかと感じてもらえるくらいまで、痛みのない麻酔を目標にしています。歯科には「痛そう」「何をされているのかわからない」「待ち時間が長そう」「高額な費用がかかりそう」といった不安がつきものですが、当院では可能な限りこのようなマイナス面を解決し、プラス面を実感していただけるよう努めています。生涯お口のことで困ることなく快適な生活を送るために、継続的に通いやすいクリニックでありたいですね。

誰もが安心して通えるクリニックをめざして

お子さんや、子ども連れで受診される方のために心がけていることはありますか。

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キッズスペースは開院当初よりもスペースを拡大しています。新型コロナウイルス感染症の流行により、おもちゃなどは撤去しましたが、DVDを見られるようにしています。お子さんに当院を楽しい場所だと認識してもらえればうれしいですね。親御さんがご自身の治療のため、お子さん連れで通院される際にもご安心いただけるのではないでしょうか。また、院内はバリアフリーとまではいかないものの、ベビーカーや車いすのまま診察室に入れるようにしています。多少段差もあるため、力が必要なときには私やスタッフもお手伝いします。お子さんが小さいから、あるいは車いすだから受診しにくいといったことがないよう心がけています。

土曜日、日曜日の診療も続けられていますね。

虫歯の痛みを訴えて歯科にかかる方もいますが、近年は、良い状態を維持するために継続して受診することが大切であるとの意識が一般に高まっています。それなのに、クリニックが土日に休みで通いにくくては矛盾していますよね。当院では火曜日のみお休みとさせていただき、そのほかの平日と土曜日は18時まで、日曜日は13時まで診療を行っています。インターネットで24時間いつでも予約できる体制を整えていますのでご利用ください。当日予約や訪問診療については電話で承っています。

訪問診療は長年行っているのですね。

開院が2011年で、院内での診療が少し落ち着いてきたところで準備を始め、2013年頃に開始しました。当院開院前に勤務していたクリニックでも訪問診療に携わってきて、高齢で通院が難しくなっても継続して口腔内の健康を診ていくには必須であると考えていたんです。もともと当院に通われていた方やそのご家族のほか、高齢者施設や訪問看護師さんからのご依頼、近隣の病院から入院患者さんの治療のご依頼を受けて訪問するケースもあります。

来院される患者さんの中には、持病がある方もいらっしゃると思います。

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昨今はお元気な高齢者が増えていますが、何の病気もない、何の薬も服用していない方は少ないでしょう。有病者歯科医療に関する知識は、歯科医療には欠かせないものだと考えます。患者さんの状況により歯科治療の際に注意すべき点は異なるため、当院では必要に応じて医科の主治医の先生と連絡を取り合い、確認しています。また、全身管理が必要な方には大学病院などを紹介し、安全に治療を受けていただけるよう配慮しています。また、受診された際に、ご自身では自覚されていない病気の兆候が見つかるようなこともあります。例えば、糖尿病などの影響で口の中が乾きやすくなり、口腔内乾燥症が進行しているといったケースです。このため、診療においては全身の病気がある方の治療をどうするかという視点に加え、全身の病気が口の中にどのような影響をもたらすかという視点も重要だと考えています。

おいしく食べられるという人生の喜びを失わないために

歯の健康を守るには、毎日のブラッシングも大切ですね。

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そうですね。当院の歯科衛生士は、患者さんの歯磨きの癖や磨き残しが多い箇所を把握し、個々に合ったブラッシング指導を行っています。また、歯ブラシや歯磨き粉、その他のケアグッズもご自身に適したものを使っていただけるよう、機能性重視でご紹介しています。ドラッグストアなどの歯磨きコーナーには多くの商品が並び、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。年齢や症状、目的に合った歯ブラシや歯磨きグッズのご提案も治療の一環として力を入れています。

今後のクリニックや先生ご自身の展望をお聞かせください。

歯の健康への意識が高い方が増えてきたとはいえ、一般的には痛くなってから受診される方が多いのが現実です。今ある痛みを取り除く治療も大切ですが、そこまで症状が進んだのには必ず理由があり、そこを改善しなければ同じことを繰り返し、そのたびに状態は厳しくなっていきます。お口の中の状態や治療の内容についてはもちろん、病気を繰り返さないために注意すべきポイントも丁寧に伝えていきたいと考えています。また、当院では地域の皆さんの健康づくりに貢献すべく、歯科医師会の会員としても歯科健診事業や口腔がん検診、歯科に関する啓発活動にも力を注いでいます。そのほか、地域の皆さんともつながりを持ち、地域のイベントにも参加しています。歯科医療だけでなく地域活動にも積極的に関わり、魅力ある街づくりにも貢献できればうれしいですね。

最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

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虫歯治療のため歯を削ったり、歯周病などにより歯を失ったりすると、今の歯科医療の技術では元に戻すことができません。歯はかけがえのないものなのです。歯の健康は長寿につながり、認知症予防のためにも大切ですが、もっと単純に、おいしく食べられるという人生の喜びに直結するものだと私は考えます。健康な状態を長く維持し、快適な生活を送れるよう、歯科医院を上手に利用してください。長年診療に携わる中で、「もう少し早く受診してくれたら、この歯を残せたかもしれない」と思ったことが何度もあります。歯の健康を守るため、継続的な受診を心がけていただきたいですね。

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