林大貴院長、中島亮太副院長の独自取材記事

ソラーレ歯科・矯正歯科　そよら横浜高田院

(横浜市港北区／高田駅)

最終更新日：2024/07/19

2024年5月1日に開院した「ソラーレ歯科・矯正歯科　そよら横浜高田院」は、虫歯などの歯科治療から矯正・インプラントまでを一手に引き受け診療する歯科医院だ。都市型ショッピングセンターの2階にあり、ショッピングの前後に訪れる患者も多いことから、祝日以外は毎日診療の体制を取っている。クリニック内はバリアフリーで、キッズスペースを完備。また、口の中を詳細に確認できるマイクロスコープや、矯正の過程をシミュレーションするための口腔内光学スキャナーなど、機材も充実させている。「患者さんの心に寄り添う治療をしたい」と語る林大貴院長と中島亮太副院長に、クリニックの特徴や診療方針などについて話を聞いた。

（取材日2024年6月21日）

ワンストップで対応できる総合歯科をめざして
患者の期待に応え、信頼関係を築いていきたい
コンセプトは「患者一人ひとりの心に寄り添う」こと

ワンストップで対応できる総合歯科をめざして

開業までの経緯をお聞かせください。

【林院長】大学を卒業してから東京都と神奈川県内のクリニックで歯科医師として研鑽を積み、副院長や院長も経験しましたが、5年という区切りを迎えたことを機に開業を決意しました。地域に密着した歯科医療を届けたいと考えていたこと、開業後すぐに多くの患者さんたちに来てもらいたいと思っていたことから、商業施設内の物件を探していました。そして、ちょうどこの場所が決まった頃、大学時代の同級生である中島副院長がそれまで勤めていた歯科医院を辞めることを知ったんです。私は剣道部、彼は弓道部と部活は違いましたが、学生時代から仲は良く、卒業後も数ヵ月に一度は会うほど気心の知れた間柄です。中島副院長は、怒ったところを一度も見たことがないくらい、優しく穏やかな性格です。彼となら、私が理想とするクリニックをともにつくりあげていけるのではないか。そう考えて声をかけました。

中島副院長から見た、林院長はどのような人ですか？

【中島副院長】林院長も思いやりがあって優しい人ですが、その中に秘めた強い信念のようなものがあることは、学生時代から感じていました。実は一緒にやろうと声をかけられた時、他の歯科医院へ行く選択肢もあったんです。しかし、昔からよく知る林院長と新しいクリニックを一からつくりあげていくことに心が動き、副院長という役職を引き受けることにしました。以前勤めていた歯科医院では院長という立場も経験しましたが、同級生が院長である当クリニックに来たことで、自分でも心境の変化を感じます。これから地域の人たちに信頼され長く続けていけるよう、これまで以上に責任感を持って、日々の診療に臨んでいるところです。

クリニックの特徴を教えてください。

【林院長】歯科医師が2人、矯正を担当する歯科医師が1人という体制なので、総合的な歯科として診療できることですね。ちなみに矯正を担当している森川金汰先生も、大学の同級生です。虫歯治療の際にインプラントを提案したり、歯並びが悪いままインプラントをすると持ちが悪くなるので矯正も提案したり、というように、目先の治療だけでなく長期的な視点からさまざまな提案を行うようにしています。予算や都合によって、それを選ぶかどうかは患者さん次第ですが、よほど難しいケースでない限りは、ワンストップで対応できるのが当クリニックの強みです。
【中島副院長】加えて、土日診療であることも当クリニックの特徴です。口の中の隅々まで確認できるマイクロスコープや、矯正の過程をシミュレーションできる口腔内光学スキャナーなどの機材も充実しています。

患者の期待に応え、信頼関係を築いていきたい

林院長と中島副院長の得意分野について教えてください。

【林院長】私が得意なのはマウスピース型装置を用いた矯正です。歯並びを整えるには針金を用いる方法と透明のマウスピース型装置を用いる方法があります。マウスピース型装置を使う矯正であれば、マスクを外して人と話したり笑ったりしても目立ちにくいんです。矯正に対する心理的なハードルが下がることもあって、近年注目されている方法です。
【中島副院長】私は強いていえば、親知らずの埋伏抜歯でしょうか。歯が横向きに生えているケースや歯茎に埋まった状態の歯を処置するのが得意なのは、もともと外科志望だったことも影響しているかもしれません。林院長と私がそれぞれ異なる得意分野があることも、幅広いニーズに対応できる一つの理由だと思います。

商業施設内のクリニックなので、やはり子ども連れの人が多いのでしょうか。

【林院長】まだ開業して1ヵ月半ほどですが、大半の患者さんは女性で、小さな子どものいるお母さんが多いですね。受付の前にキッズスペースを設けているので、子どもが遊んでいる間に親御さんの治療をすることもできますし、目の離せない年齢の子どもの場合は半個室の診療室に小さな椅子を持ち込んで、声をかけながら親御さんの治療をすることもあります。
【中島副院長】主訴は虫歯治療が中心で、他には定期検診やクリーニング、ホワイトニング、矯正などが多い印象です。

診療の際、どのようなことを心がけていますか？

【林院長】開院して間もないこともあり、現状は初診の患者さんがほとんどですが、まずはきちんとお話を聞いて、悩みを適切に把握するようにしています。その上で適切な方法を提案し、期待に沿った治療をする。そうして信頼関係を築いていけたらと考えています。
【中島副院長】私が大事にしているのも、患者さんとのコミュニケーションですね。歯科医院で事前に詳しい説明をされずに治療を受けた経験がある人は多いのではないでしょうか。治療に入る前に丁寧に言葉を尽くし、不安を取り除くこと。そして患者さんご自身が納得してから治療に移ることが大切だと、改めて実感しているところです。

コンセプトは「患者一人ひとりの心に寄り添う」こと

林院長は剣道、中島副院長は弓道をなさっていたそうですが、経験が歯科医療に生きていると感じることは？

【中島副院長】弓道に限らず武道全般にいえることですが、人に対する礼儀は厳しくたたき込まれました。そのことが患者さんと接する際の姿勢や心配りに役立っていると思います。
【林院長】剣道は同じ素振りを何度も、何年も繰り返すことで、ようやく美しい一本が打てるようになります。歯科治療も患者さんの痛みに配慮した麻酔や削り方などをコツコツと繰り返すことによって、腕が磨かれるという点では通じるところがあるでしょう。どのスポーツでも基礎練習の大切さに変わりはないと思いますが、私が剣道を続けて一番良かったと思うのは、諦めない心を学べたことです。特に難しい治療を行う際に、剣道で培った心構えが生きていると感じています。

今後、どのようなクリニックをめざしたいとお考えでしょうか。

【林院長】小さな子どもが大人になるまで、ずっと長く通えるような歯科医院にしていきたいと考えています。私の父は岐阜県で歯科医師をしているのですが、小学校で校医を務めるなど、地元の人たちから信頼されている姿を幼い頃から見てきました。「お父さんに診てもらったよ」と声をかけられるたびに、子ども心に「歯医者さんって、かっこいいな」と思ったものです。そうした経験から私も自然と歯科医師の道を進んで今に至るのですが、父のように地域の人たちに信頼される歯科医院になれるよう、努力していきたいと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

【林院長】歯科医院に行く日は、重く暗い気持ちになる人が多いでしょう。それを例えるなら、どんよりとした曇り空か、もしかして真っ黒な雨雲かもしれません。クリニック名にイタリア語で太陽という意味の「ソラーレ」を入れたのは、そんな沈みがちな気持ちを少しでも明るくしたいと考えたから。開院時に掲げた「患者さんの心に寄り添う」というコンセプトにいつでも立ち返りながら、満足していただける治療を提供することで、これから地域の人たちとの信頼関係を築いていきたいと思います。
【中島副院長】最近はインターネットの情報を見て自己判断してしまい、医療機関に行かない人がいるようですが、早めに受診すれば適切なアドバイスや治療を受けられるので安心につながると思います。痛みや違和感など気になることがあれば、私たちに気軽に相談してください。