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齋藤 善光 院長の独自取材記事

美しが丘さいとう耳鼻咽喉科

(横浜市青葉区/たまプラーザ駅)

最終更新日:2025/07/04

齋藤善光院長 美しが丘さいとう耳鼻咽喉科 main

たまプラーザ駅から徒歩3分の「美しが丘さいとう耳鼻咽喉科」。齋藤善光院長は聖マリアンナ医科大学病院で副鼻腔とアレルギー疾患を専門に研鑽を積み、2024年5月に開業した。4児の父として地域で暮らす中で、医療を通じた地域貢献への思いを強くしたことが、開業を決意した大きな理由だという。豊富な診療経験をもとに、専門性を生かした高度な診療を強みにする一方、地域のかかりつけ医として幅広い疾患へ対応。「医師の前に来ると緊張してしまう方も多いので、そういった壁を感じさせないようにお話を伺うことが理想です」と、親しみやすい診療を心がける。キッズスペースを備え、ファミリー層への配慮も怠らない。そんな齋藤院長に、地域医療への思いや、専門性を生かした診療の特徴などについて話を聞いた。

(取材日2025年5月27日)

医療を通じて地域へ恩返しをしたいという思いから開業

2024年5月に開業されました。どのような思いからこの地での開業を決められたのでしょうか?

齋藤善光院長 美しが丘さいとう耳鼻咽喉科1

大学病院では紹介された患者さんを診ることがメインで、地域の方々と近い距離で接する機会が多くありませんでした。私には子どもが4人いて、地域にお住まいのお父さん、お母さんやご家族との接点が多くなってきた中で、医療を通じて貢献できればという思いが強くなっていきました。私の生活圏もこの辺りと重なるので、普段から私生活の中で接している方々への医療提供ができればと思い、この地での開業を決めました。自分がここで開業すれば責任を持って診療を続けられると考えたことも大きいですね。実際に知り合いから相談を受ける機会もたくさんあり、やりがいを感じています。この場所は駅から近く、幅広い地域の方々に通院していただきやすいというのも決め手になりました。

先生のご専門である副鼻腔やアレルギー疾患について、どのような診療をされているのですか?

もともと大学でアレルギー性鼻炎と副鼻腔炎を専門に研鑽を積んでいましたので、当院でも高度な医療を提供できるよう設備を整えています。一方で一般診療に関しても幅広く経験を積んできましたので、しっかりと診させていただいています。患者さんは、赤ちゃんから90代くらいの方まで幅広く受診していただいています。昔から鼻詰まりや鼻水の症状が日常的にあるけれど、こういうものだと様子を見ている方も多いのではないでしょうか。けれど、そうした症状は生活の質(QOL)を下げることにもつながります。少しでも症状がある場合には、一度来院していただき、いろいろな面からチェックを受けていただくことをお勧めします。適切な治療や処方を通じて症状が緩和されれば、生活の質の向上も期待できるでしょう。

院内の環境づくりでこだわった点について教えてください。

齋藤善光院長 美しが丘さいとう耳鼻咽喉科2

お子さんから怖いイメージを持たれたくないというのもあって、淡い優しい色合いを使って親しみやすい雰囲気にしました。妻とも相談しながらキッズスペースも設けて、お子さんが飽きないような環境を整えています。また、一般的に耳鼻咽喉科では順番予約制が多いと思うのですが、当院は時間予約制にしています。基本的にはその時間の中で診る努力をしていますし、予約なしの患者さんも受けつけています。待ち時間にはお子さんと一緒に、近くの百貨店や公園で時間をつぶされる方もいらっしゃるようです。

先進の設備と多様な治療法で専門性の高い診療を提供

アレルギー性鼻炎や花粉症に対しては、どのような治療を行っていますか?

齋藤善光院長 美しが丘さいとう耳鼻咽喉科3

根治を図るための舌下免疫療法はもちろん、大人の方には炭酸ガスレーザーで粘膜を焼いて鼻の通りを良くすることをめざす治療も行っています。花粉の時期には生物学的製剤という比較的新しい治療のニーズも高いですね。また、難治性の副鼻腔炎に対しても、生物学的製剤を用いています。これらは好酸球性副鼻腔炎という慢性副鼻腔炎の一種に効果が見込める治療法なんです。お子さん向けには、手軽な検査で40項目以上がチェックできるアレルギー検査も行っています。指先から少量の血液を採取するだけなので、小さなお子さんでも安心して受けていただけると思います。患者さんの年齢や症状、ご希望に応じて、幅広い選択肢の中から適切なものを相談してご提案するようにしています。

耳鼻咽喉科用CTを導入されているそうですが、どのようなメリットがありますか?

鼻の症状がある方の場合、カメラや肉眼で見ただけでは鼻の空間を適切に把握できないことが多く、画像評価が必要になるケースが多々あるんです。当院には耳鼻咽喉科用CTがありますので、他の病院に紹介せずとも診療の流れの中でスムーズに画像を撮って、その日のうちに結果も説明できるという利点があります。迅速で適切な診療につながるため、個人的には副鼻腔炎を診療するためには必須のアイテムだと思っています。被ばく量が非常に少ないというのも特徴の一つです。画質は医科用CTより劣る部分もありますが、鼻を診るだけであれば十分有用です。精密な診断により、症状の原因を迅速に把握し、適切な治療につなげることができるのが最大のメリットです。

実際にはどのような症状の患者さんが多く来院されていますか?

齋藤善光院長 美しが丘さいとう耳鼻咽喉科4

鼻水が出る、喉が痛い、咳が出るといった一般的な風邪症状の方がメインです。その他、耳鼻咽喉科特有の症状としては、めまいや難聴の方もいらっしゃいます。私が鼻を専門にしているということもあって、インターネットで検索して遠方からも診てほしいと来院される方も少なくありません。また、ご高齢の方の難聴の相談も多く受けています。多少聞こえが悪くても年齢を重ねているから仕方がないものだと思い、そのままにしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。けれど、難聴を放置すると認知症のリスクも上がってしまいます。ご家族の方も、ご両親の様子を見る中で、難聴がひどそうだなと思ったらぜひ一緒にご来院ください。

患者との壁をなくし気軽に相談できるクリニックへ

診療の際に心がけていることは何ですか?

齋藤善光院長 美しが丘さいとう耳鼻咽喉科5

一番は話しやすい環境をつくるということですね。医師の前だと話しづらいという方も少なくないと思いますので、そうならないよう温かな雰囲気でお話をじっくり伺うことができれば理想的だと思っています。ただ、ありがたいことに患者さんの数が多く混雑している時に、どこまで実践できるかというと、理想と現実にギャップがあるのも事実です。それでも可能な範囲で、患者さんのお話をよく聞けるような診療を心がけています。説明する際は、紙の資料や模型、モニターでの画像など、視覚的にもわかりやすいよう意識してお話をするようにしています。お子さんに対しては、当院に来るのが嫌だと思われないような優しい対応を心がけていますね。子育て経験のあるスタッフも多いので、治療を怖がって暴れてしまうような子がいても皆で協力して対応しています。

今後の展望について教えてください。

まだまだ地域の皆さんへの認知が足りていないところもあるので、より当院について知っていただけるようにしていきたいです。ホームページや看板もいいのですが、それ以上にやっぱり人づてですよね。最初にお子さんが受診して、その後お母さんやお父さんにも診てもらおうかなと思っていただく。後は、ママ友同士で「ここがいいよ」なんてお話ししていただけるように、患者さん一人ひとりにきちんと向き合って診療を続けていきたいです。また、今後は院内でも簡単な手術を行いたいと考えています。例えば鼻のポリープがたくさんあり、入院しての本格的な手術は負担が大きいので、当院でできる限り対応してほしいという方には、局所麻酔でできる簡単な手術で対応していければと思っています。もちろん症例を見極めて、大学病院などで行うべきものは適切に紹介をさせていただきます。

読者へのメッセージをお願いします。

齋藤善光院長 美しが丘さいとう耳鼻咽喉科6

専門である鼻やアレルギーの相談はもちろん、それ以外の一般的な耳鼻咽喉科の問題は何でも診させていただきます。特に鼻が昔から詰まっているですとか、他の病院に行ったけど全然治らないからもう諦めているというような人でも、もしかしたら治す手立てがあるかもしれませんので、ぜひ一度当院にお越しいただければと思います。皆さんの生活の質を向上させるべく、サポートさせていただきたいと考えておりますので、気軽に相談に来てほしいです。

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