横田夏輝院長の独自取材記事

高田馬場歯科・矯正歯科

(新宿区／高田馬場駅)

最終更新日：2025/12/15

東京メトロ東西線・高田馬場駅と直結する「高田馬場歯科・矯正歯科」で2025年10月から院長を務める横田夏輝先生は、複数のクリニックで研鑽を積み、特にインプラント治療の技術習得に情熱を注いできた。「歯科ハミールグループ」の一員として目標を共有しながら、目の前の患者一人ひとりに寄り添う診療を実践。その穏やかな語り口と優しい眼差しも横田院長の魅力の一つだ。「患者さんの話を遮らず、すべて受け入れる姿勢を大切にしています」と、口の中に自信がない人も安心して相談できる温かい雰囲気づくりを心がけているという。今回は、若くして院長という重責を担う横田院長に、これまでの歩みや診療への思い、今後の展望について詳しく話を聞いた。

（取材日2025年11月4日）

働き世代が通いやすい、何でも相談できる歯科をめざす
インプラント治療に注力しつつオールマイティーに対応
悩みを受け入れ、一人ひとりに寄り添った提案を大切に

働き世代が通いやすい、何でも相談できる歯科をめざす

院長に就任されたいきさつを教えてください。

2025年10月に当院の院長として着任しました。「歯科ハミールグループ」の理事長が掲げる目標に共感し、その理想について行こうと決意したんです。もともと自分で開業することも考えていました。しかし、このグループでなら一人で開業するのと同等かそれ以上のレベルまで成長できると感じたのです。この高田馬場院は、駅直結という立地も含め、ビジネスパーソンの方々にとっての通いやすさを特に意識して生まれたクリニックです。働き盛りの世代のかかりつけ医として、自分なりの診療スタイルを確立していきたいですね。まだ着任して間もないですが、患者さんとスタッフの信頼を得られるよう、一日一日を大切に過ごしています。

これまでどのような研鑽を積んできましたか？

日本大学松戸歯学部を卒業後、埼玉の歯科医院でキャリアをスタートしました。その後、より自分が納得できる診療環境を求めて町田の歯科医院へと移り、約1年間、多くの症例を経験できる環境で研鑽を積みました。次に川崎の歯科医院に移ったものの、インプラント治療や親知らずの抜歯などの治療機会をもっと積みたいと考えるように。若いうちにできないことをなくしたいという思いから、三軒茶屋の歯科医院へ移り、インプラント治療や患者さんとの接し方、スタッフの育て方などを学びました。転職を繰り返したように見えるかもしれませんが、今振り返っても、すべて技術を習得するために必要な選択だったと思えます。今も週1回は三軒茶屋のクリニックに行き、経験を重ねています。

高田馬場という立地ですから、若い世代の人が多そうです。

そうですね。患者層は20代から30代の若い世代が中心です。主訴としては「歯が欠けた」「かぶせ物が外れた」といった急なトラブルが多く、日常生活の中で困ったことをすぐに相談できる場所として機能できているのかなと思います。高田馬場在住の方もたくさんおられますし、通勤で駅を利用される方も多く来院されます。東京メトロ東西線・高田馬場駅の4番出口に直結していて、雨に濡れずに来院できるのも大きな利点かな、と。土日も診療しているので、平日お忙しい皆さんも受診しやすいのではないでしょうか。白を基調とした明るく清潔な院内で、立ち寄りやすい雰囲気を大切に患者さんをお迎えしています。

インプラント治療に注力しつつオールマイティーに対応

特に力を入れていきたい診療はありますか？

インプラント治療を当院の強みにしていきたいと考えています。インプラントは「歯を削りたくない」「入れ歯は避けたい」という方にとって有用な選択肢の一つ。私も若い頃から技術習得に励んできました。なるべくできることを増やして、インプラント治療に限らず、患者さんが求める診療をクリニック内で完結できるようにしたいという思いがあったんです。当院では画像を使ったわかりやすい説明を心がけていますので、ご納得いただいた上で治療を選択していただけるかと思います。そうやって、患者さんがしっかり噛めるようになれば、本当にうれしいですね。初めて自分で抜歯からインプラント埋入まですべて行った症例のことは、今でも印象に残っていて、私にとっての診療の原点になっています。

先生の努力が、診療の幅広さにも表れているのですね。

一般的な虫歯・歯周病の治療から歯周組織再生療法、セラミック治療やホワイトニングなどの審美歯科、マウスピース型装置を用いた矯正などの矯正歯科、親知らずの抜歯まで幅広く対応しています。特に親知らずの抜歯については、通常クリニックなら紹介状を書くような難しいケースでも院内で対応することができます。人によっては得意不得意があるものですが、私はどの治療も好きなんです。オールマイティーな歯科医師としてすべての治療に妥協せず取り組み、患者さんのニーズに応えていきたい。そのために日々研鑽を続けています。

診療で心がけていることは何ですか？

しっかり患者さんの話を聞くことを最も大切にしています。目を見て、話を遮らず最後まで聞き、基本的にすべて受け入れる姿勢で臨んでいます。微妙な呼吸の間合いで共感を示すことも心がけていますね。患者さんは皆さん不安を抱えて来院されますから、その気持ちに寄り添えるように、という思いがあります。時には「こうなったのは自分が悪い」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、重要なのは、歯科医師から見て理想的な治療と患者さんが満足する治療をすり合わせること。そしてこちらの意見を押しつけることなく、患者さんの希望に沿えるよう柔軟に対応することです。和やかな空間づくりも意識し、安心して通える歯科医院でありたいと思っています。

悩みを受け入れ、一人ひとりに寄り添った提案を大切に

スタッフさんについて教えてください。

現在は複数の常勤・非常勤の歯科医師と、常勤の歯科衛生士3人で診療にあたっています。チームづくりで大切にしているのは、失敗を責めない空気づくりです。何か起きた時は「誰がやったか」ではなく「次どうするか」を話し合います。失敗は誰でもするものですからね。スタッフが最大限の能力を発揮できるよう、私自身が模範となることも意識しています。患者さんに対して誠実に接している姿勢を見せ、それによってスタッフにも「この院長のためなら」と思ってもらえるような関係を築いていきたい。まだ着任したばかりなので、これから着実にお互いを支え合える温かいチームをつくっていきたいと考えています。

これから院長として、どんなクリニックをつくっていきたいですか？

大学時代の恩師から「患者さんのためにしっかりやっていれば、結果はおのずとついてくる」と教わりました。「誠実に診療していればスタッフも患者さんもついて来てくれる」と。この教えを胸に、目の前の患者さんを大事にすることを第一歩として日々診療しています。歯科医師の技術的な満足、そして患者さんの満足が一致できれば、それが一番うれしいですね。自分が満足できる治療ができて、患者さんが笑顔になってくれる。そんな瞬間に、きっとやりがいを感じることでしょう。理事長の目標と恩師の教えを両立させながら、地域に親しまれる歯科医院として成長していきたいと考えています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

お口の中に自信がない方も、どうか安心してご相談ください。「虫歯がたくさんあって怒られるかも……」と心配される方もいらっしゃるでしょう。ですが、私はそういう方こそしっかり寄り添って治療を提案したいと思っています。セカンドオピニオンも歓迎です。まずはお話をしにくるだけでも構いません。これまで歯科医師になかなか本音を言えなかった方、症状について詳しく知りたい方も遠慮なくいらしてください。わからないことがあれば、丁寧にご説明します。駅直結の立地ですから、アクセスという意味でも、気軽にお越しいただけるのではないでしょうか。患者さんが心から安心して通える場所になれるよう、スタッフ一同、温かくお迎えしたいと思っています。