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高田 和生 院長の独自取材記事

パークイーストクリニック清澄白河

(江東区/清澄白河駅)

最終更新日:2024/07/08

高田和生院長 パークイーストクリニック清澄白河 main

東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線の清澄白河駅から徒歩1分のクリニックモールに2024年5月に開業した「パークイーストクリニック清澄白河」。高田和生(たかだ・かずき)院長は膠原病・リウマチを診るスペシャリスト。アメリカで研鑽した経験もあり、英語での内科、膠原病、リウマチ科の診療にも対応できる。「目の前の患者を自分の家族だと思って診療すること」を大切にする高田院長に、膠原病・リウマチの専門治療はもちろん、患者のQOL向上にかける熱い想いを聞いた。

(取材日2024年6月5日)

大学病院と同等の膠原病・リウマチ治療を提供

開業前は膠原病・リウマチを専門に日米で経験を積まれています。

高田和生院長 パークイーストクリニック清澄白河1

日本の大学を卒業してまもなく渡米し、内科および膠原病内科について学びました。臨床、研究、公衆衛生、医療政策など、将来どんな形で医療に貢献するにしても専門知識を身につけておきたいと考え、アメリカに渡りました。ロールモデルとなる素晴らしい先生方との出会いや、現地でのさまざまな経験が今も私の軸になっています。2002年に帰国した後は大学病院に勤務し、臨床、教育、研究、管理など幅広く携わりました。私は医師人生の目標として「アメリカで体系的に臨床能力をみっちり身につける」「アカデミアで研究・育成に携わる」「診療を通して患者さんに価値を与える」という3つの目標を設定してきました。この度、3つ目の目標であり、自分の原点である臨床に注力する準備が整い、開業が実現しました。

清澄白河を選ばれたのはなぜですか?

慢性疾患である膠原病、関節リウマチは、約2~3ヵ月に1回の受診が長きにわたり続きます。その間、満足のいく生活ができない、自己実現ができないなどの悩みで苦しむ患者さんは少なくありません。時間的な制約がある大学病院では、十分な時間を費やして問題解決に取り組めず、私自身にも葛藤がありました。苦しみと不安を感じている患者さんのために自分のすべての時間を捧げて取り組める外来診療を、と考え場所を検討していた頃、清澄白河駅の近くに医療ビルができると聞きました。勤務先の大学病院には江東区や墨田区などからも多くの患者さんが受診されており、清澄白河周辺に膠原病・リウマチ科を専門とするクリニックがないことを知っていましたので、皆さんが通いやすい場所で、恩返しができればと考えました。子どもがこの地域の学校に通っていることもあり、この地域にはもともと親近感もありました。

主な患者層を教えてください。

高田和生院長 パークイーストクリニック清澄白河2

関節リウマチや膠原病を抱えていらっしゃる方を中心に、短い待ち時間で大学病院と同等の質にこだわった医療を提供しています。私は日本リウマチ学会リウマチ専門医と日本内科学会総合内科専門医でもあり、一般内科から心療内科までボーダーレスにカバーする診療が強みです。膠原病・関節リウマチはもちろん、生活習慣病など慢性疾患を抱える方の健康を包括的にサポートできることも当院の特徴でしょう。また、英語診療にも対応可能です。日本語を母語とされない方におかれましては、英語での診察や満足のいく説明を受けられる医療機関が少なく、苦労されている方が多いのではないかと思います。語学力を生かしリウマチ膠原病疾患だけでなく内科的な問題を持つ外国人の患者さんにも質の高い医療を提供できればと思います。なお、大学病院レベルでフォローされたほうが良いと判断した患者さんは、私が外来診療を担当する大学病院など連携先の病院をご紹介します。

患者の健康を心身両面から包括的にサポート

膠原病、関節リウマチはなぜ長期の治療が必要なのですか?

高田和生院長 パークイーストクリニック清澄白河3

膠原病や関節リウマチは自己免疫疾患の一つで、ウイルスや細菌など本来は外敵と戦うべき免疫が、自身の正常な組織を攻撃することによって引き起こされます。いずれも発症には遺伝的な背景が関わっており、風邪のように治癒する病気ではありません。しかし近年、関節リウマチは治療が飛躍的に進歩しており、健康な方と変わらないような生活ができるケースも増えています。膠原病も治療を通して「寛解(かんかい・症状や異常が軽くなったり消失したりした状態)」をめざすことができます。ただ、治療にはさまざまな副作用を伴い、薬の量も病気の活動性を見ながら慎重な調節が必要なため、医師との信頼関係のもと、患者さんに主体的に意思決定に参加していただく必要があります。まだ解明されていない部分も多く、長期的に患う疾患だからこそ、患者さんの価値観が治療を進める上でも非常に大切です。

なぜ膠原病・リウマチ科を専門にされたのですか?

2つ理由があります。1つは学生時代に、いまだ解明されていない部分が多い免疫学に強く興味を持った点です。学生の私には、なぜ自分の免疫システムが誤って正常な細胞や組織を攻撃してしまうのか、とても不思議でした。そうした未知の領域を解明して、学問が実際に応用され、治療の改善に大きくつながる可能性が高い膠原病・リウマチ科を極めたいと思ったのです。もう1つは医師になりたての頃に、膠原病の一つである全身性エリテマトーデスを患う若い女性患者さんの死に直面したことです。そのつらい経験を踏まえ、自己免疫疾患の患者さんを救いたい、ADL(日常生活動作)を改善させてあげたいという強い情熱が湧いてきました。

患者さんと接する際に大切にしていることを教えてください。

高田和生院長 パークイーストクリニック清澄白河4

「患者さんが自分の家族だったら何をしてあげるだろう?」と常に考え、当事者意識を持って向き合うことです。これは絶対に譲れないクリニックの理念で、スタッフとも共有しています。特に力を入れているのが、病気と診断された際の最初の説明です。治療しなかった場合にどういうことになるのか、それを避けるための治療の選択肢について、考えられる安全性・有用性・経済的な側面から丁寧に説明し、治療戦略を一緒に立てていきます。これから始まる治療について、しっかり理解していただくために、最初の説明には時間をかけます。病勢の変化によって治療の修正が必要になる場合もありますので、患者さんの価値観も尊重しながら、その時々で患者さんに合った治療を選択できるよう全力でサポートします。

待ち時間・滞在時間は短く、診療時間は最大限確保

3階が受付で4階に診察室があるのですね。

高田和生院長 パークイーストクリニック清澄白河5

ワンフロアでは手狭だったので、2フロア確保しました。待合室や診察室は広いスペースを確保できる反面、3階と4階を患者さんに行き来していただくことになります。患者さんの健康を預かる場所である以上、どこかで体調が急変した際にも受付で察知できるようにカメラやモニターを設置し、安全面への配慮を徹底しました。また、お手伝いが必要な患者さんには、スタッフがスピーディーにサポートする体制を整えています。質の高い医療の提供にはスタッフ間の密なコミュニケーションが欠かせませんから、インカムやチャットによる連携を徹底し、皆さんに安心して受診していただけるようさまざまな工夫を施しています。

患者が通いやすい工夫も見受けられます。

ウェブ予約、ウェブ問診、自動精算機、キャッシュレス決済およびウェブ決済を導入し、待ち時間と院内滞在時間をできる限り短縮できるよう努めています。患者さんは痛みや体調不良などを抱えて受診されますから、予約や支払いなど事務的なことはIT技術を使って簡略化・効率化を図り、最も重要な医療に最大限時間を割けるようにしたいと考えました。ウェブ予約とウェブ問診により、私も事前情報をもとにあらかじめ診療の準備ができますし、クレジットカードを事前登録しウェブ決済を利用される方は、診療後に会計を待たずにお帰りいただけます。また、オンライン診療も実施し、さまざまな患者さんのニーズに柔軟に対応しています。

読者にメッセージをお願いします。

高田和生院長 パークイーストクリニック清澄白河6

膠原病・関節リウマチの患者さんが一番困るのは、発症時に何科に行けばいいかわからないことです。当院は駅からのアクセスも良く、待ち時間もほぼなく、短い滞在時間で診療できる体制を整えています。関節が痛む、腫れる、こわばるなどの症状があり、リウマチや膠原病ではないかと心配な方は、気軽にご相談ください。当院であれば、内科、膠原病・リウマチ科、心療内科まで包括的な治療をワンストップで提供できます。また、英語でも質の高い医療を英語で提供したいと考えております。そうした医療を提供できることが、われわれスタッフ全員の喜びであり、よくなっていく患者さんの笑顔がわれわれのやりがいにつながっています。病気を治すだけでなく、予防も含め、心身両面から皆さまの健康増進に貢献できるクリニックをめざします。

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