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顎の骨が少なくても諦めない
現代の進化したインプラント治療

くりさき歯科

(福岡市早良区/室見駅)

最終更新日:2024/09/13

くりさき歯科 顎の骨が少なくても諦めない 現代の進化したインプラント治療 くりさき歯科 顎の骨が少なくても諦めない 現代の進化したインプラント治療
  • 自由診療

歯を失った際の選択肢の一つとなるインプラント治療。顎の骨に人工歯根のインプラント体を埋入し、セラミックなどの人工歯を装着することで、自然に近い見た目と噛めるようにするのが目的だ。しかし、インプラント体を埋入するには、しっかりと固定できるだけの十分な顎の骨量が必要。「くりさき歯科」の操崎永士(くりさき・えいじ)院長は、顎骨が足りないケースでも、サイナスリフトやソケットリフト、GBR法(骨誘導再生法)といった骨造成を施し、治療が受けられるよう努めている。このように、顎骨が少ないために諦めていた人も、諦めずに済む時代となったものの、まだすべての歯科医院で対応しているわけではない。そこで、改めてインプラント治療の基礎知識から難症例に至るまで、現代のインプラント治療について、専門家に話を聞いた。

(取材日2024年9月2日)

進化し続ける歯科医療技術、顎の骨が少なくてもインプラント治療を諦めずに済む時代に

Qインプラント治療とはどのような治療ですか?
A
くりさき歯科 丁寧な診察とわかりやすい説明を心がける

▲丁寧な診察とわかりやすい説明を心がける

インプラント治療とは、虫歯、歯周病、不慮の事故などの理由によって歯を失った際に、顎骨にチタンのインプラント体を埋入し、その上にセラミックなどの人工の歯を取りつける歯科治療です。簡単に言うと、失った歯の機能を取り戻すための治療法の一つ。治療の流れに関しては、歯を失うと抜けた歯の箇所には大きな穴が開きますので、そこに自然と骨ができるまでまずは待ちます。十分な骨ができたことを確認した後、適切なインプラント体を埋入。骨とインプラント体が生着したら、その上に人工の歯を装着するというのが、基本的な流れになります。一般的な治療期間の目安は半年前後ですが、歯茎の状態によってはさらに長くなることもあります。

Qインプラント治療のメリット・デメリットを教えてください。
A
くりさき歯科 治療法のメリット・デメリットを明確に伝えることに努めている

▲治療法のメリット・デメリットを明確に伝えることに努めている

大きなメリットは、歯を失った箇所に独立した人工歯を入れるので、周囲の健康の歯を削ることはほぼなく、周囲の歯を守ることができる点です。歯を失った際の選択肢は大きく分けると4つあります。ブリッジ、入れ歯、インプラント、そして何もしないの4つ。中でもブリッジは、欠損歯の両隣にある歯を削った後、橋のように連なった冠をかぶせるため、治療後も他の歯に負担がかかってしまいますが、インプラントではそれを回避できます。また、咀嚼能力がほかの方法と比べ高いこと、見た目への配慮、顎骨が痩せるのを防げるといったことも期待できます。一方デメリットは、保険適用外、治療期間が長い、手術を伴うことによるリスクなどがあります。

Q誰でもインプラント治療を受けられるのでしょうか?
A
くりさき歯科 先進機器を活用し、精密な診断と治療を提供

▲先進機器を活用し、精密な診断と治療を提供

未成年は顎の成長が止まっていない可能性があるため、当院では原則20歳以上としています。一度埋入したインプラントは、顎の成長や歯列の変化に合わせて動かすことはできません。リスクを考慮し、顎の成長が落ち着いてから治療されることをお勧めしています。あとは、糖尿病の方や血液をサラサラにするためのお薬を長く飲んでいる方など、生活習慣病をはじめとする全身疾患を持っている方は実施できない場合も。そしてヘビースモーカーの方。傷の治りを悪くするなど、治療を妨げる原因になったり、歯周炎のリスクが高まるからです。また、顎骨が少なく諦めている方もいますが、骨造成により治療が可能になることが見込める場合も多々あります。

Q顎の骨が少なくてもインプラント治療が可能になるのですか?
A
くりさき歯科 豊富な治療経験を生かして骨造成も行う

▲豊富な治療経験を生かして骨造成も行う

インプラント治療は顎骨の厚みが8mmほど必要ですが、その可否は歯科医師が骨を増やすための治療に対応しているか否かで変化します。当院では、骨造成の手技であるサイナスリフトやGBR法(骨誘導再生法)を実施。上顎には上顎洞という空洞があるため、骨の量が足りなくなることが多いです。その場合にサイナスリフトという手法を使い、骨の生成を図ります。骨の再生が小規模で済む場合は、ソケットリフトという手法を取ることもあります。また、GBR法は上下関係なく骨が足りない部位に骨補填材などを入れ骨の再生を促す治療法になります。その他、状況によりショートインプラントやさまざまな選択肢がございますので、ご相談ください。

Qインプラントの寿命やメンテナンスについても教えてください。
A
くりさき歯科 治療後も定期的な通院が必要

▲治療後も定期的な通院が必要

インプラントは長持ちすると耳にされる方も多いでしょう。しかし、インプラントの寿命は、メンテナンスと相互関係があります。そもそもインプラントの寿命というのは、顎の骨と結合するためのインプラント体が外れるなど不具合が起きた時。40年以上持つ場合もあれば、10年前後の場合もあります。その差は、メンテナンスをしっかり行っているか否か。定期的なメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎になるリスクが上昇します。また、喫煙者は歯周病になりやすく、インプラント体の寿命が短くなる傾向にあることも留意いただきたい点ですね。上部構造はやり替えが利きますが、インプラント体は埋め直すしかなくなってしまいます。

ドクターからのメッセージ

操崎 永士院長

今ではインプラントの適応にならなかったケースも手術できたり、その日のうちに噛めるようになることも望める1Dayインプラントも選択できるようになりました。しかし、インプラントは人工物なので虫歯にはなりませんが、口内には歯を失う原因でもある細菌がたくさんいて、インプラントの上物と歯茎の間から侵入し、骨が溶けてしまうリスクがあります。トラブルを防ぎ、長持ちさせるには、細菌を取り除くことが重要。定期受診することも大切ですが、口腔内の環境維持には日々の自己管理も必要です。今は素材も技術も進化し、研究も重ねられていることから、インプラント治療は他の方法と比較しても寿命の長い治療であるといえると思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/27万5000円、ショートインプラント/27万5000円~、サイナスリフト/11万円、ソケットリフト/5万5000円、GBR法/5万5000円~11万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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